上の写真は福岡市西区にある九州大学伊都キャンパスの桜です。もう満開で、一部葉桜になっていて驚きました。とはいうものの開花している桜の樹は2本だけです。九大伊都キャンパスには桜の樹が、どれくらいあるか、数えきれないほどありますが、ほとんどの樹は下の写真のように芽がでたばかりという様子です。この場所は福岡市の西の郊外にあって、市中心部より気温が少し低く一般に開花は遅いのですが・・・
ところで今日は昨年1月4日に享年85歳でこの世を去った父の87回目の誕生日でした。そして3月10日は、10万人の東京都民(その2年前の昭和18年7月1日に東京は「府」から「都」に変わっていました)を死に追いやった東京大空襲の日でもあります。父から聞いたのですが、東京大空襲のその日(または近い日)に、私の実家のある埼玉県旧大宮市も空襲を受けたのだそうです。おそらく大宮駅に隣接した鉄道工場が狙われたのだろうという話でした。私の実家は当時は大宮駅の直ぐ目の前にあったので、あっという間に焼け落ちたのだそうです。父は着の身着のまま避難するしかなかったと聞きました。その頃祖父は華北の戦地にいて不在でした。祖母と兄とで父も心細かったことと思います。もっと父の話を聞いておけばよかったと思います。