年末にニノ主演で放送されたドラマの原作本。
先に読みたかったので、録画したまま置いてあった。
基本的には「師匠(イエモト)」である故立川談志のお話。
この本に出てくる論理的な談志の考え方は共感持ちまくりなんだけど、
噺家としての立川談志が全く好きになれなかったのは、
談志が全く「面白くなかった」からである。
これは腐している訳ではない。
立川志の輔がまくらで言ってるように、
東京ローカル落語、いや正確には立川流の落語は伝統芸能であり、
「お笑いに入れるな!」と宣言しているのである。
人形浄瑠璃を見てゲラゲラ笑えないのと同じレベルである。
これが、「笑い」と言う物を徹底的に論理的に追及した、
「爆笑落語」桂枝雀落語が現在でもトレンドである上方落語と根本的に違うところ、
関西からみると、講談のイメージに近い。
それでもまだ立川志の輔は笑う場所があるんだけど、
談春の落語はまくらも殆どなく(少なくともCDやDVDでは)
笑い処ナッシングである。
上方落語と、東京ローカル落語では共通のネタも多いんだけど、
現在は余りに違う物となっている。
三代目志ん朝なんぞは残されてる音源を聴いたら、充分面白く、笑い処満載なんだけどなあ。
25年くらい前、生前の志ん朝の落語を浅草で生で聴いた事あるんだけど、
粋で、それでいて面白くて随分感動したもんだけど、
「今一番チケットが取れない」と言われる談春の落語会を聴きに行ったら、
きっどさんたぶん怒って帰って来てしまいそう。
これは単純に相性の問題で、お笑いファンには立川流の落語は向いてないだけである。
ただこの本にも書かれてる、
最晩年の米朝師匠に稽古を付けて貰いに行った
(実際には聴いて貰うのもしんどい状態だったみたいだけど)
談春の「除夜の雪」は一度聴いてみたい。
先に読みたかったので、録画したまま置いてあった。
基本的には「師匠(イエモト)」である故立川談志のお話。
この本に出てくる論理的な談志の考え方は共感持ちまくりなんだけど、
噺家としての立川談志が全く好きになれなかったのは、
談志が全く「面白くなかった」からである。
これは腐している訳ではない。
立川志の輔がまくらで言ってるように、
東京ローカル落語、いや正確には立川流の落語は伝統芸能であり、
「お笑いに入れるな!」と宣言しているのである。
人形浄瑠璃を見てゲラゲラ笑えないのと同じレベルである。
これが、「笑い」と言う物を徹底的に論理的に追及した、
「爆笑落語」桂枝雀落語が現在でもトレンドである上方落語と根本的に違うところ、
関西からみると、講談のイメージに近い。
それでもまだ立川志の輔は笑う場所があるんだけど、
談春の落語はまくらも殆どなく(少なくともCDやDVDでは)
笑い処ナッシングである。
上方落語と、東京ローカル落語では共通のネタも多いんだけど、
現在は余りに違う物となっている。
三代目志ん朝なんぞは残されてる音源を聴いたら、充分面白く、笑い処満載なんだけどなあ。
25年くらい前、生前の志ん朝の落語を浅草で生で聴いた事あるんだけど、
粋で、それでいて面白くて随分感動したもんだけど、
「今一番チケットが取れない」と言われる談春の落語会を聴きに行ったら、
きっどさんたぶん怒って帰って来てしまいそう。
これは単純に相性の問題で、お笑いファンには立川流の落語は向いてないだけである。
ただこの本にも書かれてる、
最晩年の米朝師匠に稽古を付けて貰いに行った
(実際には聴いて貰うのもしんどい状態だったみたいだけど)
談春の「除夜の雪」は一度聴いてみたい。