きゃりーぱみゅぱみゅが、新曲「ふりそでーしょん」のMV対して
『
イッキ飲み防止連絡協議会』が
「アルコールを一気飲みしているような場面がある」といちゃもんをつけた。
この石谷師子氏が代表を務める
『イッキ飲み防止連絡協議会』
の設立趣旨や、HP内での主張については、きっどさんは大いに賛同する。
きっどさん達は散々「アルハラ」を受けてきた世代で
特に証券マンだった頃は
「酒も飲めない奴は仕事も出来ない」やら
「(上司から)わしの酒が飲めんのか」やら
お酒が決して強くないきっどさんは相当苦しめられてきた。
新入社員研修のカリキュラムとして
「ビール一気飲み競争」なんてのがあったくらいだもんな。
だから飲酒を強要する「アルハラ防止」については全面賛同ではあるが
自己責任で、自分の判断で「イッキ飲み」をする事に対して
「ええかげんに、やめとけよ~」と注意する事は可としても
絶対禁止!とこの団体が強要する事は
それもまた「アルハラ」である。
日本国憲法
第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
ましてや、自己の判断で、自己の意思で「イッキ飲み」する事を取り締まる法令はきっどさんの知る限り存在しない。
(地方条例にはあるかも?)
それ以前に、この『イッキ飲み防止連絡協議会』
は「イッキ飲み」の定義を提示していない。
アルコール濃度何%の飲料を、
毎秒何ml以上の速度で、
合計何リットル飲料した場合、とか。
それでも体格によるし、その人が持ってるアルコール分解酵素にもよるし
何よりも体調による。
例えば、お酒が強くないきっどさんでも
夏の暑い日、ビヤガーデンへ行った最初の一杯
生中をぐ~っとグラス半分くらいは一気に飲んでしまう。
これもこの団体が指摘する「イッキ飲み」にあたるのだろうか?
きっどさんはいけない行動をとっているのだろうか?
また、女の子にフラれた時、仕事につまづいた時、
身体に悪い事を承知で酔っ払って忘れる、憂さを晴らす、
なんてのも良くあるケース。
確かにこれも長期に繰り返せばアル中や、肝臓をいわす事につながるけど、
ひと晩だけなら、翌日は強烈な二日酔いに悩まされながらも
精神的には救われた、なんて経験は誰もが持っている筈。
これも『イッキ飲み防止連絡協議会』
は「うつ」「自殺」に繋がると指摘している。
酒で憂さを晴らせずに、悶々して自殺する奴がおったらどうしてくれんねん??
それよりも、なによりも
きゃりーぱみゅぱみゅがツイッター上で表明した
『イッキ飲みは演出です。酔っ払った世界観をPVで表現しているだけです。みんなで頑張って作り上げた作品に消去以来が来てるなんて悲し過ぎる…。もっと自由にいろんな事やりたいのに。。。』
これに尽きる。
今回の『イッキ飲み防止連絡協議会』がとった削除要請は
完全なるクレーマー、
じゃあテレビドラマで殺人シーンも全部削除ですな。
会の主な活動は
・毎年春の「イッキ飲み防止キャンペーン」
・ホームページ、iモードによる情報提供 ・遺族による講演活動
・イッキ飲みシーンを放映したテレビ番組や、誤った見解に基づく報道・表現に関する抗議、情報提供活動
・マスコミ取材対応
酒の絡んだ失恋ソングに対する「言葉狩り」の懸念を持たずに居られない。
特に演歌はかなりヤバイぞ!
♪飲みたいよ、浴びるほど、眠りつくまで~
と唄う吉幾三の「酒よ」なんて完全にアウトですな。
きっどさん達の18番「最後のHoly Night」
♪光るシャンペングラス左手に踊ったね~
飲酒しながらの運動は急性アルコール中毒の恐れがあり危険!
と指摘されて、もう今年のクリスマスからは唄えなくなるかも??
『イッキ飲み防止連絡協議会』
は「イッキ飲ませで子どもを失った親が中心になって設立した市民団体」
であり、冒頭で書いたように趣旨には大いに賛同する。
ただ過ぎた行動は表現の自由を侵害する、
いや、もっと判りやすく
「勘違いすんなよ!何様のつもりやねん!!」