今回、世界文化遺産に推薦する国内候補の「暫定リスト」に追加されたのは
富士山
富岡製糸場と絹産業遺産群
飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群
長崎の教会群とキリスト教関連遺産
の4件、とは言え実際に「世界遺産」に登録されるには
すでに暫定リスト入りしている4件を含めた中から
国内候補を1件、ユネスコ世界遺産委員会に推薦し
更に世界遺産委員会会議で本登録の可否が決まる。
ここで一つ注目が「富士山」が
知床や屋久島のような「自然遺産」ではなく
「文化遺産」の方で立候補したという事。
「富士山が姫路城と同じような文化遺産?」
と何か違和感を感じるが、
これは富士山は「自然遺産」に立候補するには
余りにゴミが多過ぎるからなのだ!
大型ゴミの不法投棄が後を絶たず、中には自動車なんかも・・・
「世界一美しい山」と言われた富士山であるが
これでは、、、
もうひとつ、筆者的に大きな懸念が。
我々が小さな頃は「富士山は休火山」と教えられたが
今や立派に「活火山」に分類される。
つまり、いつ噴火しても不思議でないのだ。
という事は「文化遺産」としての宗教施設等は
いつ溶岩や火山灰の下に埋まってしまうか解らない。
既に世界遺産の法隆寺や京都・奈良の寺社だっている地震で倒壊するかも知れないが、
こりゃ、ちょっと心配。
追記:
今回、残念ながら暫定リスト入りならず継続審査となったものの中に
「四国八十八カ所霊場と遍路道」
というのがある。
独特の「お遍路さん」システムは世界的にもユニークだと思うし、
是非この後も頑張って世界遺産入り目指して欲しい。
追記の追記:
暫定リスト入りどころか、継続審査もされず
というか勝手に大阪府が声を挙げている物に
「上町台地」がある。
確かに、歴史的にも意味があり、由緒ある寺社も多いが
ラブホ多過ぎですから。。。
でも「口縄坂」は隠れた素敵スポット!
桜の季節の夜にお訪ねあれ