【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

想い出:最初に構築?したシステムは書院のマクロ(3)

2012-11-28 20:36:58 | IT土方(マジメ)
で、その「システム」もどきは無事完成して、確か記憶では、プレゼンもなくいきなり見せたんだよね、塾長に。

「できました」ってわけでもなく。だって、前書いたけど、つくれといわれたわけでもなかったから。

とある生徒が●●高校のボーダーライン上にいるが、強く●●高校を希望しているんだが、実際合格可能性は? みたいな。そういうディスカッションをしていたんだよ。

数値的には、過去の重要なテストの点数だの内申だのをさ、紙資料ひっくりかえして集めてきて、その場その場で資料を見比べてうんうん判断してた。で、インスタントにまとめて、親との面談にのぞむ、と。
今まではそういうアナログなやり方だったんだけど、オイラがいきなり見せたんだ。「過去の内申がよかったのでいけるかもしれません」と、オイラなりの分析結果もつけて、ね。

オレのシステムには、過去の卒業生のデータも数年分、しこしこと入れてたから。1年前はどうだった、2年前は、とか。過去の似たような子の結果はどうだったか、とか、そういう分析ができるわけ。

それをみて、塾長とそのとりまきは、絶句してたね。「なにこれ?」みたいな。

たぶん、これこそ塾長が求めていたシステムだったと思うんだ。で、オイラはそう確信していたから、冷たい周りの目にもめげず、しこしことつくっていたわけで(無給で!)

それ以降オイラのつくったシステムは即採用され(笑)、オレは塾講の仕事、つまり授業以外にも、ある意味ひっぱりだこになった。
まったく給料は上がらなかったが。。そりゃそうだよね。

特に、ボーダーラインにいる子が上の高校を受験するか、やめるか、滑り止めはどうするか、という判断をするときにそのシステムはとても役に立ったし、ほとんど外れはなかった。
なぜなら、そのマクロはね、ただいくつかの数値に対して一定の係数をかけて、その結果をわかりやすく表示させたものにすぎないから。そこに恣意的な要素は入らないんだよ。その子が先生に好かれてるか嫌われているとか、そういうのはね。

受験ってのは100%じゃないけどね。なぜなら、試験当日の体調っていうのもあるから。


ただ、大変残念なことに(笑)、そのシステムはつくったのもメンテするのも、データ入力するのも、すべてオイラしかできないシステムであり、数年してオイラがその職場を離れたら終了。。
「引き継ぐ」という考え方すらなかったから。


と、書いてきたんだけど、未来の自分、つまり今のオイラを暗示していたような気もする。

システムを自力でつくりあげ、かつそれをたくさんの人に使ってもらい、役に立ち、そして感謝されると、すごく嬉しい。その「嬉しい」という感情は、お金には替えられないものがある。

それから何年かして、いわゆる本当の「マクロ」(excelの)に出会ったのだが、「あーこれ書院でやったヤツじゃん!」と。敷居は低かった。

でも、とにかく、ワープロのおかげでブラインドタッチができるようになったのは、大きかったなあ。

書院が面白くなって、結局自宅でもなけなしのお金をはたいてポータブルなタイプのワープロを買った。まだPCの時代ではなかった。オイラがマッキントッシュを買って、パソ通にハマったのはさらにまた数年後。。

自宅でワープロを持つようになって、日記と、家計簿をワープロでつけるようになった。だって、そういう習慣がないと、せっかく買ってももったいないからねえ。

もちろん、論文にもワープロが大活躍。

オイラの生活習慣のベースが、すでにできていたってことかな。

とにかくオイラの人生は書院(シャープ)さまさまだったってことだ。




想い出:最初に構築?したシステムは書院のマクロ(2)

2012-11-27 20:13:25 | IT土方(マジメ)
でなんだっけ。

塾講のバイトだったのだが、書院の画面に向かってアソんでるのが楽しくなってきちゃったんだよ。

オレ的には遊んでるわけじゃなくて、とある「システム」をつくってたわけさ。子供らのデータを一元管理できるような、ね。
塾長や他の先生方が、こういうふうにまとめられたらいいよね、ってあちこちでいってるのを、一気に解決できます!みたいなさ。

まぁ具体的にいうと、それぞれの生徒のとある高校への合格可能性を割り出す、みたいな。そんな感じの。

それをね、1ヶ月ぐらいかかって、つくってたの。もう、完全にただ働きでね。だって、それをつくるのが楽しくてしょうがなかったわけよ。

たとえば日曜当番のときにね、オレが最後、カギ当番になるんだけれども、現場で独りになったらタイムカード押してさ、あとは深夜までつくってた。

あとはバグとりだのテストだの。。さあできあがるぞ、ぐらいのときにね、とある仲のよかった女のジムの人にいわれたんだ。「●●くん、いつもなにやってんの?」って。ストレートに。

PC、というか、ワープロの画面に向かって仕事する、なんてワークスタイルは、それまでまったくなかったんだよ。今じゃそれがアタリマエなんだけど。
オレはその期間、時間さえあればずーっと画面に向かってたから、みんな不審に思ってたんだよね。

でオレ、新しいシステムをつくってるとか、そういうこともいえず。。(だってさ、それを求められてたわけじゃなかったから)確か、ワープロをおぼえてましたとか、ワープロであそんでましたとか、フザけたこといってしまったんだよ。。
「仕事してる」と回答する選択肢は、あの頃なかった。画面とにらめっこしているイコール仕事している、という状況は、当時市民権を得ていなかったから。

そしたら怒られるというよりは呆れられてね。バイトくんが勤務時間帯に何もいわれないのをいいことに、アソんでるわけ? みたいな。
その人は、かなりオレの印象悪くなったようだった。

でもそのジムの人以外は、なんとなくわかってたと思うよ。オレがアソびで画面とにらめっこしていたわけではない、と。


つづく

想い出:最初に構築?したシステムは書院のマクロ

2012-11-26 20:03:10 | IT土方(マジメ)
1991年ぐらいだったと思うけど。

塾講のバイトでさ、教えるコマじゃない時間に、生徒のテストの点数を入力する仕事やってたんだよね。
(今考えるとものすげえ個人情報だな。。)

職員室に、でっかい「書院」(シャープの)が2台あってね。。1台は塾長専用、1台は共用、みたいな感じで。

まだほとんどの先生、講師の方は、手書きでテストつくってたと思う。塾長は、なんかしらんけどワープロが好きでね、あれやこれやいじってた。

で、テストの点数を入力するのは単調だったんだけど、塾長に書院のマクロを教わったんだ。たぶん「マクロ」って言葉ではなかったと思うが。

入力したら、その右の列に計算して結果をアウトプットし、どこかまでいったら罫線を引き、みたいな。。
データを入力するのはいかんせん、単調作業から抜けられないのだが、そこから資料を作成するところまでは独自で自動化した。

マクロおぼえたら、書院(ワープロ)が楽しくなってね。。
ちょうど、塾長に頼まれて豆テストつくったりしてるうちに、手がブラインドタッチ的になってきたこともあり。

たぶん、周りに「おー」とかいわれてたんだろうな。キーを早く打てるだけで周りから「すげー」みたいにいわれる時代だったから。

関係ないけど、かわいそうにさ、あのころメーカー毎に共通仕様がほとんどなくて、ウチの塾にきても書院しかないから、他の富士通だのなんだののワープロのマスターがきても、ぜんぜん太刀打ちできないというか。
ああいうのってかなりもったいなかった。でも、ウチの塾でやっていくために一から書院をおぼえなければならない、みたいな。

一太郎とWORDがしのぎを削っていたころも、同じような議論があったな。


つづく。。

セキュリティとプライバシー

2012-09-23 19:48:49 | IT土方(マジメ)
何回か書いてることなんだろうけど。。未だに根に持ってるから。

15年ぐらい前、WindowsのノートPCを初めて買ったとき(その前はMac)ユーザを分けたんだよね。オイラと家内と。

オイラにとっては、それはすごく自然なことだったんだけど(仕事で、PC立ち上げたら「ログイン」するのがアタリマエでしょ)家内にはその意図が「まったく」伝わらなかった。

なんでパスワードかけるんだ、浮気してんのか? みたいなね。
それ以前は、確か、メールボックスも一緒だった、かな? つまり二人で1つのメールアドレスだった。

違うんだよ! それがアタリマエなんだって! といったって、ITにおける「常識」の尺度がまったく違うんだから、もうどうしようもない。

デスクトップは、論理空間における「個室」なんだって。それは、物理的に個室を与えられないこの国の住宅事情においても、論理上の「個室」は保障されなければならないんだよ。
セキュリティなんだよ! なんて、その時代にITで「セキュリティ」という言葉は出てきていなかった。

その「アタリマエ」が、その5年後ぐらいにやっとエンドユーザの「アタリマエ」になった。おっせーんだよヴォケ!!

ケータイも、FOMA買ったときにパスコードでなくて指紋認証にしたら、このときも家内はブーブーいいやがった。「なんでそんなことする必要あるの?」と。
もううんざりだったが。。あったま悪りーなーって。

そして現在。
スマホでパスコード入力なんて、アタリマエでしょ? 落としたらどうすんのって。

オマエオレの話きいとけよ、たぶん将来的には正しいから! と、声高に主張したい。

オレは家内のケータイの中身とか、PCのデスクトップとか、とんと興味ない。それが、「プライバシーの尊重」だと思ってるから。かなり昔から、ブレてないよ。

韓国のFTAと日本のTPP

2011-12-10 20:04:37 | IT土方(マジメ)
結局、韓国の動きをみてるとわかるよね。

属国根性としての開き直り。
統治をされるばかりで、したことがない。日本や亜米利加(あるいは中国)はの傘に守られながら反抗期している中学生。

文句をいってるだけの体質。

当の韓国人は自分らの国民気質(属国根性)に気付いていないのだろうか?

日本のほうがまだいい。日本は小国ながらロシア、亜米利加、列強と「対峙」してきた。清はいいように蹂躙され、朝鮮はムカシから支那にいいようにやられ。

歴史を知らねば、もっと。


いまさらインターネット論(シェアの精神)

2010-02-18 05:27:02 | IT土方(マジメ)
インターネットの世界っていうのはさ、まあオイラみたいなIT土方がエラソーにいうのもなんだけど、インターネット黎明期にオイラが解釈していたのは、それは"share"のスピリットだということ。

世界中のネットにつながる人間たちが、ネットの世界では(せめて)平等に、それぞれの叡智をシェアして、あえてサヨク的にいっちゃえば理想の社会をつくりましょう、と。

理想の社会ってのはね、ヴァーチャルリアリティの中に構築するんじゃなくて、みんなが「つながる」ことによってリアルワールドがよくなればいいな、っていうこと。

それぞれがほんの少し叡智をシェアすることにより、wikipediaみたいな一大勢力が生まれてくる。そしてgoogleやyahooはネチズン(死語?)の検索という叡智をすべて飲み込んでしまい、公開してるフリして隠している(フザけている。。)

インターネットのインパクトってのは、すごかった(過去形)し、主に先進国のヒトたち、特に為政者は恐怖すら感じたのだと思う。こりゃやっべーな、ぐらいに。

叡智をシェアするとこんなすごいメディアになりやがるのか、と。。


で、今問題になっているらしいのは、そもそもネットのインフラが整備されていないところはどうすんだよ、と。ますます先進国とそうでない国との格差がひろまっちゃうじゃ~ん、みたいなさ。

このハナシは僕にはデカすぎるし、先進国に生きていて十分にネットというインフラを享受している我々が語ったところで高飛車にすぎないので、省略。

あとね、僕がパーソナルなところで問題だなあと思ってんのは、なーんか、カンチガイしてるヤツがふえたなあ、と。。 そのへんの問題。

おおざっぱにいえば、ヴァーチャルな世界でしか「自分の実力」とやらを発揮できないヤツが増えたということ。

もっと具体的にいうと、皆が皆ほんの少しずつ叡智をシェアするんじゃなくて、ネットの世界を、居心地がいいもんだから「主戦場」にしちゃおう! と、ヴァーチャル移民するヤツらが増えてきている。これはね、ブロードバンドというインフラが整備されるのとあわせて一時期、爆発的に増え、マスコミにも取り上げられ、沈静化しているように見えるけどじわりじわりと次の世代がフォロワーになってきている。
(テレホーダイのころはそれほど爆発的にはふえなかった。。)

どっぷりのめりこみすぎってこと。ただの幻想にすぎないのに。。

インターネットの世界って、かつてのキ●●イたちが逃避していた幻想の世界を、キ●●イではなかったけれどもそれに近いところにいた技術者たちが見事に具現化した世界というかね。。
「幻想を現実のものにした」っていうと定義矛盾してるかもしれないけど。。

この世界を生んだヤツらにとっては逃避先だったんだと思うよ。でも、その後に、shareという理念を広めていったエヴァンジェリストたちには、「逃避」などというネガティブな考えはなかった。


そして、インターネットというのはビジネスに呑み込まれてゆくわけだが。。
僕はこのギョーカイにどっぷりなはずなのに、そのへんからようわからなくなってきている。少なくともIBMが"e-business"とかホザきはじめたころには、なんだかもう、巨大なモノになってきていたように思う。

もう、遠いムカシの記憶で、あんましおぼえていないんだけれども。

ネット上のふるまい

2009-09-28 06:09:26 | IT土方(マジメ)
そもそもネット上の他人の文章(ブログとか)を読み込んで、理解する気なんてオイラは毛頭ないし、時間もないし。

他人の文章なんて、ざっとながめるだけだよ。他人の文章をじっくり読むなんて、ヒマじゃない?

たまにネット上で、2ch系とかコメントが炎上してるときとか相手の文章読解能力(のなさ)にキレてるヤツがいるんだけど、(「ぜんぜんオレの書いたこと理解してねーだろ」みたいな憤り)ふつー読まないって。理解までいかないって。

イメージだけでコメントしたり攻撃したりするんだからさ。。ネチズンは。(「ネチズン」って死語かな?)
このネット上ってのはそういうところでしょ、そもそも。

自分は、発信するだけ。。発信するためのツールとして活用している。
コメントもロクに読みません。読む義務はないから。


でも自分はビジネスではそうはならないようにしてるつもりなんだけど。。
ビジネスにおいても、取引先からのメールに対してふだんのネットでのふるまいと同じように、ロクに読み込みもせずに反射的にクレーム返信するヤツ多いよなあ。
そういうとこで、ビジネスとプライベートを混同しているヤツ。確かにツールとしては似たようなもんだから。でも、ビジネスとプライベートでのネットの使い方は、まったく違うべきだ。


ビジネス(組織)でもブログを活用しようとかいう動きが活発になってきてるけど、イントラ内のブログで同じようにフレーミングしてたら、ダメだよねえ。
だから、一方通行にしかならないんだけどさ。
社内システムにおいては、匿名にしたところで、ログで誰が投稿したかバレバレだから。という意味では社内ブログとかそういう、社内における投稿の活用っていうのは、偽善的だよなあ。

非正規雇用が増えるのは賛成だ

2009-09-21 07:46:15 | IT土方(マジメ)
オイラもCNETに週一でブログ書いてますが、この生島さんという方、よいこと書かれてます

書かれてるとおりで、解雇はもっと自由にできるようにすべきだ。
でも政権が変わっちゃったからムリだろな。。

ぶっちゃけ、雇用の流動性が高まるとオイラみたいなIT土方が潜り込めるニッチがますます増えるからね。。

会社組織の中に非正規雇用が増えてゆくのは、賛成。

でもその代わり、正規雇用はもう徹底的に抱えちゃって、家族のように扱って、非正規雇用との差別化をしてほしいんだよね。。
少数精鋭にして、その人材を育てるのにカネをかけて、エリート化してほしい。

会社側が、「誠意をもって抱え込む」という意志を社員側に明確に示せれば、そしてそのとおりに実践すれば、社員も研修を受けるだけ受けてトンズラ、ってことも、なくなってくると思うんだけどなあ。
才能があって「わかってる」人材ってのは、会社が居心地がよいところであるとわかったら、もっと実力を発揮するような気がするのね、今の時代は。

社員を差別化しないと、社員とそうでない人間とのボーダーがホント、わかりずらくなっちゃって。。
そもそもハケンのねーちゃんのほうが事務処理能力高いし、BP(外注)のほうがスキルあるし、で、社員がプライドもなく、なりふり構わず外の人間に頼りすぎになってきてるような気がしてならない。

社員さんの「管理能力」の低下は、目もあてられない。特に、外注だのハケンを使う立場の人間って、会社組織でいえば下っ端なわけで。
そういうヒトたちの「器」がね、ちょっと。。(「ゆとり」化?)

親戚の話その1 ナビ依存

2009-09-03 06:17:32 | IT土方(マジメ)
親戚が田舎から車で東京に観光にきたときのハナシ。。

道がわからないからもう、カンゼンにナビに依存してるんだよね。
ナビってものすごく便利なんだけど、カンゼン依存してしまってるからオソロしいな、と。。

ナビ(ただの機械)に、文句ばっかいってるわけよ。融通がきかねえとかすぐ間違うとか。。
カンゼン依存してるから。


「キカイのくせに!」って、見下してるのにカンゼン依存している状況って、そういうのって人間関係でもたまにみられるけど、醜いよね。

エンジニアとPCとの関係も同じだ。。
昨今の現代社会とITとの関係も、結局は同じ。ITを見下してるけどカンゼンに依存せざるをえない社会。だから人間の側にストレスがたまってゆく。


でも、ナビのない時代、地方のヒトが東京の道を走るのは、どうしてたんだろうか。。
第六感までフルに働かせて、わきにはマップルの地図をおき、気合いれて運転してたんじゃなかろうか。

ナビの普及によりその、運転における「研ぎ澄まされた感覚」みたいなものはなくなっちまったんだろうなあ、と。


それにしても、オイラが助手席でナビしてあげられたらいちばんいいんだけどさ、オイラ自転車目線の道しか知らないからなあ。。