【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

スピード社

2008-10-30 05:40:12 | IT土方(マジメ)
「レーザー・レーサーはオープン・イノベーションの典型例だ」

①自社の外に自社の人間より優れた人たちがいる
②客の言うことを聞いていてはイノベーションは起こらない
③イノベーションのキーは専門知識ではない

このギョーカイの管理職は、わかってるのだろうか? このことを。

図書館予約システム、とか

2008-10-27 05:51:01 | IT土方(マジメ)
ビジネスと関係あるかどうかわからんのだけど。。関係あると思うんだが。

図書館というのは、返却してから別のヒトに貸すでしょ。
そんなんアタリマエだろ! というかもしれないけどさ、今借りてるヒトと、予約してそれを待ってるヒトが実は隣同士なのかもしれないじゃん。
それでも、借りてるヒトはいったんわざわざ図書館に返却する必要がある。
そして、返却された図書は一旦書庫に入る。そしてまた即受付カウンターに戻される。

予約していたヒトはわざわざ図書館に行ってその本を借りる必要がある。

その手間がもったいない! と思う観点はもしかしたらビジネスチャンスかもしれない。確かに。

借りてるヒトと予約しているヒトが、登録情報により近所だということがわかったら、もう図書館を介さずに、読み終わったら渡してしまう。
ということは可能なのだろうか?

おそらくRFIDタグをもってすれば実現可能だとは思うのだが。


この、例をあげた各論に特化した議論をしたいわけではないのだ。
じゃあなんだっけ?

たとえば、その往復のムダがいいんじゃない? とか、そういう議論もあるだろうし、一旦書庫に返さないと収集がつかなくなる! という意見もあるだろう。

でも、結論としては、必ずしも図書館を介さない仕組みをつくったとしても、この時代ではまだ中途半端になる。
なんでも効率化すりゃいい、という考えと、現代において確立されているシステムには、非効率な点も認められるが、利点があるのだから生き残っているのだ、という考え方がぶつかってしまうからだ。

そのへんの落とし所が、ムズカしい。

TSUTAYAのディスカスシステムを構築したヒトにでもヒアリングすりゃ、もっともっとすばらしい意見が出てくるのかもしれない。


でも、Amazonと楽天と、図書館検索・予約システムはオイラの人生を劇的に変えた。そして、ネット上の各種のグルメガイド、口コミガイドの類もそう。
大多数が、こうなればいいのに、と思っている不便な仕組みは、まだまだありそうだ。
でも、非効率で、スローなんだけど、このまま変わらなくともよいと思われている仕組みも、ある。
そしてなんだか、後者のほうにどんどんメスが入ってゆくような気がすんだよね。

うまくいえないけど。。

売れないものも必要

2008-10-23 05:32:56 | IT土方(マジメ)
-イトイ新聞
--社長に学べ!
---株式会社ロフト 安森健
[第十五回]
糸井
だから、ロフトというお店の性格も安森さんと、似てきてるんでしょうね。
安森
うーん‥‥そうなのかな?
糸井
だって、こういうおしゃべりの時間も含めて「ムダ」ってキライじゃないでしょう?
安森
それは、そうかもね。
糸井
ロフトだって、同じだと思うんです。
たとえば、そんなには売れない商品を、ムダだといって引っ込めてたら、ロフトという店には、ならないわけで。
安森
ああ、それは、そうだ。
糸井
でしょう。
安森
ただね、仮に経常利益が「3分の1」になったとしたら‥‥?
「ムダなものは、外せ」って指示が出ますよ、いくらロフトといえども。
糸井
はい、はい。
安森
でもね、そうするとね、もっとダメなんです。
つまり「売れないもの」も、必要なんです。
糸井
お店というものには。
安森
ええ、売れない商品を外していくとどこへ行っても置いてある商品しか残らない。
それがね、結果として、ロフトという店の魅力を削いでいくんです。
糸井
他の店と同じになっていくんだ。
安森
そう、おもしろみが、まったくなくなる。
フシギなものでね。
糸井
一人の消費者として想像してみても、「売れてる商品しか置いてない店」って、ちょっと、息が詰まりそうですね。
安森
とはいえ、ビジネスでやっているわけですから、いくら「おもしろみ」とはいえ
まったく売れないものをずーっと置いておくわけにもいかない。
そのあたりの「さじかげん」を、現場がどこまで的確にやれるか。
そしてそれは、「どれだけ、お客さまを見てるか」ってことにかかわってくるんだと思うんです。

道案内システム

2008-09-12 05:07:38 | IT土方(マジメ)
交番で道を聞いても、「三番目の信号を左に曲がって○○の角を右に曲がって。。」って長くなってゆくとぜんぜんおぼえられないから、紙に書いてプリントアウトして渡すシステムがあればいいのに。

よく聞かれるスポットだったらデフォルトで100枚ぐらい準備しといてよ。

まァ誰かはとっくに考えついているアイディアなんだろうけど、少なくとも家の近所の交番では実現されてない。

枝葉末節の方法論

2008-08-24 05:17:09 | IT土方(マジメ)
ちょっとしたシェルスクリプトの組み方で延々と議論する、っていうインフラレイヤの「こだわり」が大キライでねえ。。

PGでもねえのに、ハンパに。

そういうのにウンザリし続けてきた、っていうのは正直、ある。

それは「技術」じゃねーだろ?

ところで、「技術」ってナンだと思う?
って、そういう枝葉末節のところで延々と議論しているヒトに聞いてみたい。

いや、かつては聞いていたこともある。

技術とは何か? の回答を、年代別に集計とってみると面白いだろうね。


サイアクなヤツは、そういう質問したときに、「もちょっと具体的な質問に落してもらえませんか」とかいうんだよ。

そういうヤツが増えているし、それはビジネスマンの素養にかかわる根幹の問題なんだよなあ。


技術は何か? という問いに対して各自が持っている答えが、いってみればこのギョーカイで仕事してゆくにあたっての「ポリシー」のようなものだから。

もしそれを持っていないのだとすれば、そのヒトは単なるワーカーにすぎない。


ハナシ戻すと、技術とは何か? という問いに対して、「それはシェルスクリプトを美しく組むことである」という確固たる思いがあるのであれば、それでいいんだよ。

オイラの思いとは相反するだけのハナシで、その思いに揺らぎがなければ、評価する。
オイラの評価基準は、いかに同じベクトルを向いているか、似た者同士か、じゃないから。違うベクトルであっても、そっち方面で突出していたり、こつこつと結果を出していたり、信念を曲げなかったり、そういうのっていいと思う。

ところで余談だけど、何が信念を貫いたりする際に「やさしさ」ってのは必要だと思う。ただの頑固モノではダメ。
「やさしさ」があれば評価される。「やさしさ」がないと「出る杭」として打たれて、負けてしまうことがある。

CUIで技術者を気取る

2008-08-01 05:08:58 | IT土方(マジメ)
好きキライは関係なく、UNIXのコマンドだとかルータのコンフィグだとか、CUIは未だにインフラレイヤのデフォルトの「プロトコル」だし、これからもしばらくはそうあり続けるだろう。
でもだいぶ先の未来ではそうはなくなるかもしれんよ。それは、過去の経緯をながめてみればわかる。

PCの世界だってWin95以前は10~15年(?)の黎明期があって、その間われわれはコマンドに強制的に慣れ親しんできたわけだから。(ATコマンドとか。。)

それが今ではどうだ。最近の東京が、街の「暗部」がみえなくなってきているのと同じように、Vistaを起動したところでDOSの名残なんてどこにも見当たらなくなってきている。
コマンドプロンプトをヒッシに隠している。


オイラたちの「サーバ管理楽したい!」「CUIなんてイヤだ!」という思いがますます強くなれば、世界は変わってゆくかもしれない。

と、いうのは(ユーザインタフェースなんざ)表層のところであって。。

かつては、PCに詳しいだけでいっぱしの技術者気取りができた。でもそれは、できなくなった。それはなぜかというと、ただPCを好きなだけのオタクに技術者気取り「させてなるものか」という勢力がゼッタイにいて、そういうヤツらが、PCを一般的なものに(易しく)し、世の中に普及させていったんだよ。

同じように、今はまだ、CUIにある程度精通しているだけでインフラエンジニアを気取れるけれども、「それだけでエンジニア面すんなよ!」と眉をひそめている「層」が存在する。そいつらは、オイラたちが「エンジニア」であり続けると困る。なぜなら、「技術料」を払わなければならないからだ。

その「層」はオイラたちにサラリーマンになってくれと切に願っている。そういうヤツらが先導して、技術革新が進み、世界は変わってゆく。

技術革新とはつまり、面倒くさいところがブラックボックス化してゆくということだ。

サーバだってきっとそうなる。現にNW系のアプライアンス製品なんざ、ヒッシこいて自らが単なるへっぽこBSDマシンだということを隠そうとしている。(けっこう、HWスペックも低い)
画面操作はほぼ90%GUIで、なんか使い勝手悪いからシェルつくってcronに登録しよっかなーとか考えるんだけど「OSをいじったらメーカサポート外です」なんていわれちゃう。
なんか、ムカシ聞いたようなセリフ。

移動交通費の件

2008-07-07 05:09:24 | IT土方(マジメ)
そういえばムカシ、契約のとき、移動交通費はでません! って断言しやがった営業がたくさんいた。

あのな~ オイラたちは、現場に「指示」されて、客先とかに打合せとか作業で行くんだぞ? オイラたちが「主体的に」利益のために打合せをコーディネートしてるわけじゃねんだよ。

それを自腹で、っていうか? ふつう。
「ハケンじゃないんだから」って、上から目線で言い訳するんだよなあ。ホント、アタマわりーなーこの営業、って思ったなあ。

移動交通費が、現場つまり契約先から出ないから、オマエにも出さない! 一見、正論に見えるが。。よくよく考えたら「フザケんな」だろ?
(なんで「フザケんな」なのかすらわからないヒトも多いのだろうか。。)

移動交通費自腹と胸を張ってのたまう営業の会社とは、その後一切付き合いはない。

コーディングという呪縛

2008-07-01 05:09:40 | IT土方(マジメ)
ここ数年でね、インフラの地位が亀の歩みで上がっているなあ、と思うのは。。
コーディングできねーヤツが増えてきたことだね。
それを揶揄する勢力も減った。

なぜなら、オイラが実際棲息しているこの現場では、しこしことディスプレイに向かってコーディングしたところで全く、なんの役にも立たないからだよ。

そんなヒマあるんだったら調整にまわらなきゃならない。ステイクホルダ相手に調整する能力、部下を統率する能力のほうが、コーディングより大事なんだよ。

つまり、ズバリここはシステムエンジニアリングの現場じゃねんだよ。。(自嘲気味。。)

でもまあ運用のスクリプトぐらいはかけないとね。

帝国

2008-06-20 05:12:33 | IT土方(マジメ)
google帝国は、確かに帝国なんだけど、なんとなくムカシのAppleのかほりがするんだ。
どうもMSとは違うような。

なんだろうね、この差は。っていうハナシは、たくさんのヒトが議論してるんだろうからそれに任すとして、
そういえばAppleもいまや「帝国」だよな。

ネットワークインフラ

2008-05-28 05:21:11 | IT土方(マジメ)
同じギョーカイの知人とハナシをしていて、初めて!わかったことがある。
それはね、自分がかつて運用管理をやってた、いわゆる「インターネット系サーバ」と当時呼んでいたFWだのDNSだのIDSだのPROXYだのリバースPROXYだのロードバランサだの、そういうのってみーーんな、「ネットワーク」なんだっていうこと。つまり「ネットワークインフラ」の一部。
オイラは古い時代の人間なのかもしれないけど、「ネットワーク」っつったらルータ、スイッチ、ハブ、ケーブル、物理層。ネットワークといえばルータのコンフィグ。ネットワークデザインといえばOSPF! みたいな。そんなイメージのままだったから。

となると、ADとかドメインコントローラとか、DHCPとか、そういうのもすべて「ネットワーク」なんだろうか。なんか違うような気がするが。。
もしかして「ファイルサーバ」までもネットワーク?
つまり業務サーバ、webサーバ、DBサーバ、そういう、ホントのサーバ以外はすべて「ネットワークインフラ」なのかな。

そうだとしたら昨今の「ネットワークエンジニア」ってタイヘンだよね。ムカシはCCNAで「お~」といわれる時代もあったけど、今はサーバ、というかサーバOS(ほとんどunix)のスキルもふつうにないとダメなのね。確かにbindとかapacheとかのスキルは必要なような気はする。(ふるい?)

10~15年前「ネットワークエンジニアになりたい」と、小僧たちが言うとき、イメージしていたのはゼッタイCiscoルータだった。そこにサーバのイメージはなかったはずだ。

考え方をかえれば、当時、NW機器しかしらねーようなヤツでも重宝されていたのだろう。今の時代はどうなんだろうね。
スキルは細分化されてゆくのかと思いきやNW系に関してはそうではないのかな。