【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

フリーは空いてる期間は休暇ではないのです。

2016-01-19 19:11:15 | IT土方(マジメ)
営業活動が功を奏して、通年で仕事をいただけるのならまだいいですが、結果、1年に3か月だけ働いて他の9か月は仕事をいただけず、その3か月はプロフェッショナルとして120万*3か月=360万。これがまんま年収となり、結果的には困窮、なんてことになります。

実力があっても年収的にはふつうのエンジニアより劣っていたりします。

そして、空いてる9か月というのは休暇ではないのです。仕事がなくて悶々としている時期なのです。なかなかつらいものがあります。そして翌年も仕事がある保証はありません。

焦って副業を探したりしちゃったりして、自然な流れとして?投機だの投資だのに手を出してしまいドツボにはまったり。投機だの投資は数字がすべてなところがあるので、SEと親和性が高いんですよね。九分九厘失敗しますが…

最終的には家族会議をして妥協して年収480万で中小企業(アンダーのSIer)に転職して落ち着いちゃったりします。

いや、落ち着きはしないですね。結局転職を繰り返すことになるのですが… ただ、転職することが常態であるこの業界というのは、他の状態と比べて健全だと思います。



なので結局落ち着くところに落ち着くというか… スキルのあるベテランSEもSE調達市場ではだいぶ買い叩かれ、本来の実力より若干安い単価で契約することになります。

つまり、SE市場はまず先方が出せる単価ありきなのです。あたりまえっちゃあたりまえなのですが… ひとりのスーパーSEに対して2人分の給料を払ってもいいけど2人分働いてくれるんだよね? ひとり切れるんだよね?とお客が思うのは当然ですが、実際そうはなりません。なぜならスーパーSEは「作業」をしない(できない)からです。人員配置の問題で、単価の安いSEもPJには必要なのです。