-写経はできるけど物語は書けない(20070813)
コドモの頃ピアノを習っていたのですが、課題曲を弾くのはなんとかできても、作曲がニガテでした。
まったくもって、自由な創造力をもって曲を作り上げるということができない。コドモのくせに何か「型」のようなものを気にしてしまうのですね。気にしてしまうともう、曲のイメージすら湧いてこない。とにかく、私の「ココロ」みたいなものは、当時すごい頑なで、ピアノを弾くのは上手といわれたことがありますが、一曲たりとも曲を創造することはありませんでした。
これと、同じように、自分は、物語を紡ぎだすことはできないんだろうなあ、と、思います。
村上春樹さんの長編などを読んでいると、その「物語」という存在そのものに圧倒されるというか。。
まァ、非常に俗っぽくいえば「オレにはムリだわ。。」と。
「回路」がもう、違うんですね。
でも、物語を紡ぎだすことができなくても、このように、「書き出す」ことはできる。
コドモの頃は、作曲はできなかったけど、課題曲をなぞって上手に弾くことはできた。
進歩がないというか、変らないというか。。
ですから、そっちを自分の長所と考えて割り切るしかないんですよ。