【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

面談でイヤな気にさせるという善意

2007-12-20 06:17:28 | IT土方(若いヒトたちに伝えたいコト)
二次請けの会社と契約して、プロジェクトに入ると、暗黙のうちに、プロジェクトにその二次請け会社が増員されるために画策することを望まれる。

つまり、プロジェクトで「活躍」して、会社の印象をよくしておけ、と。そうすれば、欠員が出たときとか、テストフェーズでヒトが必要なときとか、「イキのいいの5人入れて」とかオーダーが入る。

オイラは、そういうのに対しては「軽く無視」のスタンスでやってきた。完全に無視するわけではないけれど、まァ我ながらプロジェクトに投入されれば、一生懸命活躍しようとするし、それでも、PMやPLと人間的に合わなければ評価はされない。こっちもイヤになるから契約期間満了で引き上げておしまい。

たまにすごく気に入られて、それが理由か知らないけど自分が契約した会社の人間がどんどん増員がかかるときがある。
そういうときは営業も機嫌がいい。

でも、オイラにしてみれば、増員がかかるのもそれはそれで面倒くさい。なぜなら、その増員ってのはその二次請け会社プロパではなくて、オイラのようにどこぞのウマのホネを零細SIerから拾ってきて、エンジニアに見せかけてピンハネして投入するわけだから。。

要は、先に入っているオイラたちが、教育しなきゃならんのよ。
それもプレッシャーなわけね。教育しないと、現場で傍若無人なふるまいをしたあげくマネージャの逆鱗に増えて即引き上げ(しかも全員)、なんてこともありうるし。。
そしたらオイラもおまんまの食い上げだ。

零細SIerの「若造」が現場で「暴れる」と、なぜか先に現場に入っているオイラたちが教育をちゃんとしないせいだ、という空気になってくる。(フザけんな、と)

そもそも増員で入ってくるヤツらなんてオイラとはもともと何らつながりはないんだから。たまたま同じ会社の偽名刺を持たされてるだけでしょ。
なんでオイラが小僧たちに「社会人とは」から教えなきゃならねんだよ、と、不満が蓄積してくる。
で、そういう現場はいずれ辞めるわけね。余計な心労が増えてくるしな。


ところで本題だけど、先に現場に入っている人間、ということで紹介されて、増員予定の若造タチの面談をすることがあるわけね。現場のリーダ面談の前にね。

そういうときは、現場がいかに働きずらいか、をこんこんと説明して、「お帰りいただく」ことにしている。きてもらってもメンドくさいだけだから。

見込みがありそうなヤツだったら引っ張りたいところだが。。 見込みありそうなヤツなんて増員の要員の面談なんてこないから。。


いかに働きずらいか、を説明するのに格好なのが、「プロパからの指示なんてないよ」「放置プレイだよ」「コミュニケーションなんて、ないよ」というネガティブさの強調だよね。

「自分で動かなきゃならないよ(オイラもあんまり構ってらんないから!)」と。

そういう説明をすれば、まずこないから。
でも、昨今の現場っておおかたそんなもんだ。


営業はさ、「だったら○○さん(オイラ)がとりまとめて指示を投げてくれれば。。」とか言うんだけど、それもフザケンナだよね。営業にしてみりゃそれが狙いなんだろうけどさ。。

オイラはアンタの会社のプロパじゃないんだから、なんでそういう管理業務を少しずつ丸投げしようとするのかなあ! ってブチキレてみる。テメーんとこのプロパSE出し惜しみしないで投入しろよ、と。

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