サラリーマンはニュートラルな視座を持てない。

それなりに大きな会社の管理職研修とかでさ、けっこう厳しく、かつ充実したカリキュラムを経て、まあそれなりに優秀な方々のマインドセットが強固になっていく様子。。いわゆる「愛社精神」も醸成されていくんだが、アタマのいい若い子らは、もうわかってんのよ。愛社精神「とやら」をもって仕事にあたったほうが仕事ってのはやりやすくなるんだな、と。だから、ツールとしてそれを持ってるにすぎないのね。年寄りにはそれがわかってない。「おーよしよし」なんて細い目で見てやがる。モーロクしてるよな。

あ、いきなり脱線しちゃった。。

で俺はね、昔は、そういう座学と演習を経て、若いリーマンの子らが目にみえて成長していくのをみてさ、肯定的だったのよ。軽くうらやましかったってのも、あるしね。

でも最近はどうも違う。あれは、どう考えても一種の「洗脳」だしね。
研修の目的ってどうとりつくったところで、若手リーマンを「洗脳」して企業にますます従順な人材を育てるところに力点がおかれるから。
ああいう研修しとかないと。。彼らのまさに近い将来経験する「管理職」ってほぼ企業の奴隷だから。

俺はそういうのをまったく！受けないままこの歳まで生きてきたわけだけど、なんとかこのビジネス・シーンで食ってこれたし（当然管理職ではない）、洗脳されてないから人間的にも悪くないと思ってる。それよりも何よりも、俺のアピールポイントだけれど、洗脳されてないからニュートラルな視座を持ち合わせている。それってね、企業の奴隷に対する対立軸ではないんだよ。共存共栄していけるわけ。
つーか俺自身がそれを証明しながら生きてきたというか。。

もちろん俺みたいなニュートラルな逸材がどっぷり正社員として企業にはいっちまうと、ダメなんだ。内側にいちゃダメなの。だってニュートラルであるがゆえにまったく反論できない正論吐いちゃうから。なんの屈託もなく、ね（笑

そう、リーマンって正面きって正論吐いちゃいけないんだよ。だから俺「あの社会」キライなの。組織に属している個々がキライっていってるわけじゃないのよ。

「官僚」っていう集団は、そういうのの権化らしいんだけども、俺は直接絡むことはないから、ま、なんでもいいんじゃないのって思ってる。


でね、ちょっと言葉を選ばずにいうけど（笑）21世紀の中盤に求められるリーマン像ってさ、まさにこの俺みたいな人材だと思うのね。一企業組織に洗脳され【済】な人材って、どんなにアタマよくてもダメなのね。

さっき書いた「ニュートラルな視座」を持ち続けられる人材。だから、たかが一企業がその逸材をツブしちゃダメなんだよ。放牧して育てていかなきゃならんのだけど、企業組織自体がそういう「器」を持ち合わせていないから、「洗脳して管理」しちゃうのね。

企業組織って「洗脳して管理」を甘い砂糖でコーティングしてあたかも洗脳もしてないし管理もしてない、みたいに装うための手法については研究してきたらしいし、それには長けてるんだけどさ、俺が言いたいのは、そんな姑息な手段使うんじゃなくてこの国の本当に有望な人材を預かってんだから洗脳も管理もすんなよボケが、と言いたいのよ。オマエら何様？と。