スキル、センス(2)
前回さらっと、ファッションの業界について書きましたが、ファッションだろうが、ひいてはどの業界であっても、おそらく同じなのだろうと思います。同時代的に、そしてビジネス・シーン全体で「全人的存在」が求められるようになってきている。
「と、考えておいたほうがよい」ということですね。そう考えるも考えないも個々の自由に委ねられますが、「全人的存在」を目指すほうが食いっぱぐれが少ないのは間違いないです。
そしてもうひとつ間違いないのは、「全人的存在」を目指すほうが大変だということです。少なくとも今まで自分が「努力」と思っていた努力はやすやすと超えてゆかなければならないのですから。
そのモチベーションを「収入」に求めてもよいでしょう。より高い収入を得るためによりいっそう努力する、というのは筋が通っています。
◆
手前みそながら自分はこの、求められる人材のパラダイム・シフトというか。。これから「全人的存在」がさらにハゲしく求められてくるということにかなり早くから気付いていましたし、着々と準備を進めてきたという自負を持っています。
とはいっても、多くの人たちもだいぶ前から、うっすらと気付いていたとは思います。僕は早い時期から、「うっすら」から「明確に認識」して、一歩を踏み出せたような気がしています。
まだまだ、「一歩」を踏み出したもん勝ちの時期のような気がします。十分に間に合います。
その「一歩」ってなんだよ!具体的にどうすればいいんだよ!わかんねーよ! と逆切れするような方、なんでもかんでも教えてもらわないと次に進めない人たちにはキツい時代になってくるのだと思います。
◆
全人的存在を全人的存在たらしめるためには、ある程度の裁量を与えてあげなければならないと思っています。
ある程度の自由と責任が常に与え続けられなければ「存在」が伸びていかなくなり、退行してしまいます。
今の時代、大卒で会社に入れば採用数削減等の事情もあり、「ワーカー」「(完全なる)組織の歯車」ではもはやいられないわけで、強制的に自由と責任は付与されます。あふれんばかりに。という意味では(という意味でのみ)、現代とは恵まれた時代であると思います。
◆
「全人的存在」として優れるか劣るかというのは常に、不断のメンテナンスが必要で。。受け身になってしまったり受け身にさせてしまうような環境だとすぐに退行してしまいます。まぁ上述した「なんでもかんでも教えてもらわないと次に進めない人たち」は最初からこのステップに進むことすらできないのですが。
ただし、楽観的でよいと思いますのは、ある程度のステージまで上がった人は自分で自分をメンテナンスできます。自分で自分を追い込むことができます。自分で自由を選択し、責任を引き受けます。なぜなら、そのステージにのぼった人はそれが当然だからです。それ以外の選択がないのです。
上昇気流に乗ることを義務付けられた人たち。。一般ピープルとの差は広がるばかりです。
◆
「~な感じで」というのが流行り言葉みたいで、いちいち詳細まで説明しなくとも漠然としたイメージの説明で「あとはよしなにやってくれよ」みたいな依頼が多くなってきたような気がするのです。客がワガママになってきた、という言い方もできるかもしれませんね。
僕もここ数年、顧客のそういう依頼ばかりを相手にしているような気がしてなりません。咀嚼してフィードバックするのがメインの仕事になってくる、みたいな。。
これも、「信頼」だと思うのですよね。あいつにぶつければわかってくれる、と。「そうそう、私はそういうことがいいたかったんだよ!」というアウトプットを出してくれる。それどころか、ちょっとプラスして知的好奇心を満たしてくれるような。
僕自身はまだまだそこまで至っていませんが、こういう仕事は一種の修行だと思っています。(けっこう楽しいんですけど)様々なタイプの顧客あるいは取引先がいますから、全方向的に対応するには、自分の理解力レベルを飛躍的に上げていかなければなりません。そのためには、普段の生活から仕事を意識して、(この方面での)スキルアップを図っていかなければならないのです。
これがひとつの、全人的存在をアゲてゆくというたとえです。
おそらくただのゼネラリストでは、全方向的に硬軟織り交ぜてさばいていくこと(余裕のスマイルで!)、および、それぞれに対してある程度の結果を出し続けることは難しい。
前回さらっと、ファッションの業界について書きましたが、ファッションだろうが、ひいてはどの業界であっても、おそらく同じなのだろうと思います。同時代的に、そしてビジネス・シーン全体で「全人的存在」が求められるようになってきている。
「と、考えておいたほうがよい」ということですね。そう考えるも考えないも個々の自由に委ねられますが、「全人的存在」を目指すほうが食いっぱぐれが少ないのは間違いないです。
そしてもうひとつ間違いないのは、「全人的存在」を目指すほうが大変だということです。少なくとも今まで自分が「努力」と思っていた努力はやすやすと超えてゆかなければならないのですから。
そのモチベーションを「収入」に求めてもよいでしょう。より高い収入を得るためによりいっそう努力する、というのは筋が通っています。
◆
手前みそながら自分はこの、求められる人材のパラダイム・シフトというか。。これから「全人的存在」がさらにハゲしく求められてくるということにかなり早くから気付いていましたし、着々と準備を進めてきたという自負を持っています。
とはいっても、多くの人たちもだいぶ前から、うっすらと気付いていたとは思います。僕は早い時期から、「うっすら」から「明確に認識」して、一歩を踏み出せたような気がしています。
まだまだ、「一歩」を踏み出したもん勝ちの時期のような気がします。十分に間に合います。
その「一歩」ってなんだよ!具体的にどうすればいいんだよ!わかんねーよ! と逆切れするような方、なんでもかんでも教えてもらわないと次に進めない人たちにはキツい時代になってくるのだと思います。
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全人的存在を全人的存在たらしめるためには、ある程度の裁量を与えてあげなければならないと思っています。
ある程度の自由と責任が常に与え続けられなければ「存在」が伸びていかなくなり、退行してしまいます。
今の時代、大卒で会社に入れば採用数削減等の事情もあり、「ワーカー」「(完全なる)組織の歯車」ではもはやいられないわけで、強制的に自由と責任は付与されます。あふれんばかりに。という意味では(という意味でのみ)、現代とは恵まれた時代であると思います。
◆
「全人的存在」として優れるか劣るかというのは常に、不断のメンテナンスが必要で。。受け身になってしまったり受け身にさせてしまうような環境だとすぐに退行してしまいます。まぁ上述した「なんでもかんでも教えてもらわないと次に進めない人たち」は最初からこのステップに進むことすらできないのですが。
ただし、楽観的でよいと思いますのは、ある程度のステージまで上がった人は自分で自分をメンテナンスできます。自分で自分を追い込むことができます。自分で自由を選択し、責任を引き受けます。なぜなら、そのステージにのぼった人はそれが当然だからです。それ以外の選択がないのです。
上昇気流に乗ることを義務付けられた人たち。。一般ピープルとの差は広がるばかりです。
◆
「~な感じで」というのが流行り言葉みたいで、いちいち詳細まで説明しなくとも漠然としたイメージの説明で「あとはよしなにやってくれよ」みたいな依頼が多くなってきたような気がするのです。客がワガママになってきた、という言い方もできるかもしれませんね。
僕もここ数年、顧客のそういう依頼ばかりを相手にしているような気がしてなりません。咀嚼してフィードバックするのがメインの仕事になってくる、みたいな。。
これも、「信頼」だと思うのですよね。あいつにぶつければわかってくれる、と。「そうそう、私はそういうことがいいたかったんだよ!」というアウトプットを出してくれる。それどころか、ちょっとプラスして知的好奇心を満たしてくれるような。
僕自身はまだまだそこまで至っていませんが、こういう仕事は一種の修行だと思っています。(けっこう楽しいんですけど)様々なタイプの顧客あるいは取引先がいますから、全方向的に対応するには、自分の理解力レベルを飛躍的に上げていかなければなりません。そのためには、普段の生活から仕事を意識して、(この方面での)スキルアップを図っていかなければならないのです。
これがひとつの、全人的存在をアゲてゆくというたとえです。
おそらくただのゼネラリストでは、全方向的に硬軟織り交ぜてさばいていくこと(余裕のスマイルで!)、および、それぞれに対してある程度の結果を出し続けることは難しい。