マイケル・ジャクソンの1周忌に思うこと。ジャクソン5の頃から彼の音楽はリアルタイムで聞いてきた。決して熱烈なファンではなかったが、確かに彼は天才だったと思う。しかし「This Is It」という映画には失望した。メイキングは本編あってのこと。この映画は本編のないメイキング。見終わった後にはカタルシスどころかフラストレーションしか残らなかった。「ヒール・ザ・ワールド」のビデオ・クリップだけで充分だった。彼にはやはりどうしても完成されたものを求めてしまう。彼の音楽の魅力はそこにあると思うから。
ファン心理はわからないでもないが、完成作品以外の部分でも商品になる強烈なキャラクターが彼の栄光をサポートし悲劇も生み出してきた。まさにキング・オブ・“ポップ”
最後にボブ・ディランのシニカルな言葉 「ファンというのは消費者なんだよ」
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