絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

目標の立て方

2009-08-22 | 画家の独り事
以前よく生徒に話したことに、目標の立て方という話があった。

思い出して書いてみたい。

輪投げという遊びがある。買ってきて美術室で生徒と一緒に遊んだ。
輪は、針金で手作りで、いろいろな大きさのものを作って遊んだ。
それで、思いついたのだが、楽しく遊ぶにはそれなりのやり方がある。

極端な話、手の届く範囲で、フラフープみたいな大きな輪でやれば、百発百中で面白くない。逆に、10メートルも離して、指輪みたいな大きさでは、絶対に入らない。これも面白くない。
面白く遊ぶには、入ったり入らなかったりする距離でやるのがいい。
しかも、上手にやらないとなかなか入らないという距離がいい。

これは、誰にでもわかる。
要するに、ちょっと難しいけれど、努力すると入るという距離が丁度いい。

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私は、この目標を県展という展覧会に設定した。

これが、本庄第一高校の美術部の目標だった。
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普通は、高校生には県展は難しい。しかし、努力すると入ることがある。
そういう位置にある目標だったのである。
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しかし、そうは言っても、いきなり県展レベルは、ちょっと高すぎるという考えもあった。

それで、それより低いハードルも見つけて、階段を上がるように目標設定をしていった。

それが、麓原展であり、県北展であり、群馬県展であった。
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人によって、レベルの差があるため、ちょっと難しいと思われる目標が人によって違う。

まずは、麓原展の入選、次は県北展の入選、次は群馬県展の入選、次は麓原展の特選。
この麓原展の特選が埼玉県展の入選と同じくらいのレベル、その次が県北展の特選、次が群馬県展の特選という具合である。

埼玉県展の特選までいけなかったのが、残念であるが、特選の候補までは、何人も行った。

このように、段々と階段を上るように、目標をクリアーしていった。

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自分にとって、どのあたりを、目標にするといいのかを考えながら、頑張れば実現できる範囲の目標を設定して、取り組むと、面白い挑戦ができると思う。

私の目標設定の考え方を紹介しました。
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