<震災救援所運営連絡会の皆さまへ>
日ごろより地域の防災、災害時のための取り組みにご尽力いただき
心より感謝申し上げます。
発災時、杉並区では原則、ペット同行避難です。
被災して自宅に住めなくなった住民がペットを連れて
救援所に避難して来ます。
迷子ペットも届けられます。
ペット受入れの準備はお済みでしょうか?
過去の災害では、ペットがいるため避難所に入れてもらえず、
危ない家にとどまり続けたり、
救援に向かった人が二次災害に遭うなどしました。
ペットを飼っている高齢のお1人暮らしや、ご夫婦だけの家庭もあり、
ペットは大切な家族であるとともに、生きがいにもなっています。
ペットを家に残して避難するのは心を引き裂かれるようにつらいことです。
災害弱者への支援という視点から、1人でも多くの命を救うため、
ペット同行避難の受入れ体制を整えていただきますようお願い申し上げます。
「そう言われても、発災時は人の受入れや対応で手いっぱい!」
「運営の人手が足りない中、ペットのことまでは出来ない!」
というお声も耳にしますが、発災時に手が回らないからこそ、
平時に備えておけば、事故や混乱、トラブルを未然に回避できます😊
★備えは簡単!
ペットの飼育場所を決め、設営資材を区に申し込んでください。
動物が苦手な方、アレルギーのある方がいらっしゃるので、
ペットは人のスペースには入れません。
飼育場所は一般避難者と離し、動線がなるべく交わらずに風雨が避けられる
屋内や軒下(体育道具室や倉庫、駐輪場、ピロティ)など。
飼育場所が決まったら、杉並保健所生活衛生課(☎03-3391-1991)から
設営資材を収納した「ペット用初動ボックス」を受け取ってください。
(ペット用初動ボックス 訓練用見本)
*令和4年度~令和8年度までに全救援所に配備予定。
令和4年度は13カ所の救援所に配備済みです。
発災時、ペット同行避難者に飼育場所を伝え、初動ボックスを渡してください。
飼育場所の設営とペットの飼育は飼い主が行います。
飼い主に「震災救援所ペット対応てびき」を配布してください。
手引きには、飼い主が行う必要な作業の説明とペット登録受付票が挿入されています。
「震災救援所ペット対応てびき」https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/026/939/pet_kyuenzyo_tebiki.pdf
*「てびき」の裏表紙に「飼育ルール」(例)を載せています。
ご活用ください。
★救援所として飼い主に伝えるべき事項があればお願いいたします。
防災訓練時に、同行避難訓練やペット防災訓練の実施をお勧めします。
訓練を通して、救援所ごとに必要な対応が明確になります。
区と相談員は、毎年の総合震災訓練に参加する他、令和4年度は6カ所の
救援所(小・中学校)の訓練に参加し、ペットに関する防災訓練を
実施しました。(参加者数:約530名)
同行避難の説明会も開催。
(旧新泉小震災救援所にて、杉並どうぶつ相談員が同行避難について説明)
【こんな取り組みも…】
区の職員と杉並どうぶつ相談員は、同行避難・ペット防災訓練の
お手伝いをさせていただいております。
ペット飼育場所の選定や同行避難について、救援所にお伺いして
アドバイスもいたします。
ご不明な点などございましたら、どうぞ下記までご連絡ください。
杉並保健所生活衛生課 ☎03-3391-1991
⑨ネコの避難はハードルが高い!? その1 につづきます。
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