東京で大震災が発生した場合、道路などのインフラが遮断され、
区外からの救援活動が難しくなる事態も想定されます。
そのような場合、頼れるのは地域での自助と共助。
”互近助力”が試されることになります。
震災救援所での飼育はペットにかかる負担が大きいため、
災害時に飼育が困難になった際の一時預かりなど、
普段から飼い主さん同士で共助のネットワークを作っておきましょう。
犬の飼い主さんなら、毎日のお散歩で出会う方々と緩やかな
つながりをつくりやすいはずです。
近所の犬の飼い主さんは、ご自宅の前を散歩させている飼い主さんに
よく挨拶されたり、立ち話をされています。
顔見知りだったり、ちょっとした交流があるだけでも、災害時に
気にかけてくれるのではないでしょうか。
そのためにもお散歩マナーには気をつけたいところです。
地域猫活動をしている飼い主さんも住民同士、つながりが生まれます。
震災救援所運営連絡会や町会、防災会などが定期的に行っている
防災訓練や防災イベントに参加して同行避難の受入れ態勢などを
訊ねてみてください。
ご高齢の方など、災害時に支援が必要な方々もお住まいなので、
積極的に地域の防災活動に参加すればなお喜ばれるでしょう。
杉並どうぶつ相談員も、荻窪や西荻の地域区民センターで開催される
防災フォーラムや救援所での防災イベントに参加したり、飼い主さんに
向けた同行避難の説明会などを行っています。
ぜひ足を運んでみてください。
(写真 町会の呼びかけで、相談員が発災時のペット対策について説明)
防災関連でなくても、区報には地域での様々な催しや
活動のお知らせが掲載されています。
茶話会のような集まりから趣味のサークル、ボランティア活動まで、
興味を引く集まりや活動に参加して、
ペットを飼っていることを参加者に伝えましょう。
ペットを飼っている人たちも、きっとそこにいるはずです。
地域の人と繋がりたいけれど、きっかけが掴めない方は、
すぎなみ大人塾や、すぎなみ地域大学を受講されてはいかがでしょうか。
地域での交流や活動メニューが豊富に提案されています。
もちろん「杉並どうぶつ相談員」になっていただき、一緒に活動
されるのも大歓迎です。
日ごろから地域で交流や協力のネットワークを作り
災害時の共助のために地ならしをしておくことはとても大切です。
日常の暮らしにも彩りを添えてくれることでしょう。
⑧<お願い>震災救援所運営連絡会の皆さまへ につづきます。
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