悠々丸水産業務連絡掲示板

主に東紀州を漁場として出漁。
水揚げから加工まで行っております。

意外と楽しい!?一つテンヤ

2010年12月08日 16時14分23秒 | 業務報告

今日はチャレンジDAY

今回は、タクジグさんと一つテンヤの修行。

なるべく水深が浅く、潮が緩やかで、真鯛が狙える、という条件でポイントを絞り込んだ結果、第一悠々丸で出港することになった。

 

当日朝

普段航海灯を装着しないので、日の出を待って出港。

まずはお土産用の鯵を狙う。

2つ目のポイントで、ようやく鯵の群れを捉えることができ、鈴なりを楽しむ

小物狙いも結構好きなので、これだけでも満足できるところだけれど、今回は

   一つテンヤの練習

という課題を背負っているため、ここで時間を食うわけにはいかず、早々に移動を決めて本命の真鯛”五目”ポイントへ向かった。

 

  なぜ五目?

ハイ、とにかく魚を掛けないと練習にならないので、この”五目”が重要なんですね。

 

で、ポイントに着くと、風がほとんどなく、潮の流れ具合も緩やかで、正に一つテンヤ日和

 

 

こんな感じ。

 

水深が50m以上あるので、まずは10号からスタートすると、潮が緩やかなため、楽勝に底取りができた。

しばらくやってみて、

   10号では重すぎかな?

と思い、5号に変更。

その間、”さらなる土産”用に、巻き餌なしの天秤仕掛けも投入。

直後、ドラグが出る程のGOODな魚をかけるも、無念のバラシ

 

しかし、残念ではあるけれどメインはあくまで一つテンヤ。

バラシはしたけど、良さ気な魚がいることがわかったので、テンヤをしゃくる手に力が入る。

・・・・・・

すると、

 

 

タクジグさんがHIT

引きからして、真鯛ではないが、良型の魚らしい。

上がって来たのは、

 

 

大ガシでした

 

この後、餌取りと格闘しつつ、私もガシとイトヨリを上げ、タクジグさんもガシを追加したところで、タクジグさんが無念の餌切れ

 

コツっ・もそっ、といった餌取り?のアタリが多く、ガシもイトヨリも同じような”コツっ”という小さなアタリで掛かった。

着底直後のアタリが多く、フォール中のアタリもしばしば。

しっかり集中しなければ見逃しそうです

このムツカシさはカワハギ&フグに通じますね・・・多分。

アツくなるファンが多いのも頷けます。

 

お次は本日3つ目のターゲット、モイカ。

しかし、モイカは深場へ落ちたのか活性が低いのか、エギに触碗が触るようなアタリが2,3回あっただけで乗せることができず、結局ノーフィッシュ

 超五目ロッド(シーバスロッド)じゃなく、ティップラン用ロッドなら取れてたのかなぁ・・・

 

最後に、残っていた私の餌でテンヤをやり、ベラに遊ばれ終了。

残念ながら、本命の真鯛には振られたけど、一つテンヤで魚を掛けることができたし、何より面白かったのが収穫。

カンコの中を賑やかにするなら、天秤吹かせ等他のやり方の方が良いと思う。

しかしゲーム性はこちらの方が断然上。

根魚なら高確率で土産にできそうなので、丸坊主率は案外低いかな?

潮が緩ければ、5号で7,80mなら狙えそうだし、市販品では10号まであったから、追加の錘を付ければ潮の緩急や水深に柔軟に対応できそうです。

 

 

 

確か、一つテンヤロッドとティップランロッドってアクションが似てたよな~。

NEWロッドが欲しいな~~~~~