運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

大橋トリオとホノカア・ボーイ

2009年04月16日 21時13分32秒 | Weblog
この数日のマイブームである。
大橋トリオは、先週、車の中で流れたFMで聴いたとたん惹きつけられた・絶対、海外のアーティストだと思ったのに耳を疑った。「大橋トリオ」と、DJが言った。。えー?この唄い方で、この発音で、日本のアーティスト??我が愛するJ・テーラーそっくりの甘いきれいなかすれ声だ。
横に乗っていたパートナーも、いいねーとさっそくチェックしたらしく、数日後、なんと、CDを買ってきてくれた!!アルバムタイトルは『This is Music』。。タイトルがまたいい。ジャケットのビジュアルセンスもいい。。
大橋「トリオ」は実はたった一人だった。一人で全部、演奏もボーカルもこなしている、もちろん曲作りも。只者じゃない、新人のわけがない。。そう思って調べたら、やっぱり、作曲の世界では長かった。CMソングや映画音楽、阪本順二監督の『この世の外へ』のBGMもそうだった。雰囲気も、かにも、音楽を好き、体中から音楽が滲み出ていますって感じで嬉しい。たぶん、そのうち、大ブレイクしてしまうだろう。。それまで楽しもうっと。http://vids.myspace.com/index.cfm?fuseaction=vids.showvids&friendID=1000981565&n=1000981565&MyToken=36655e76-7703-485c-8aca-61749ab0448c

こちらはJAZZとはっぴいえんどの世界とジャック・ジョンソンとJ・テイラー
とを足して割ったみたいな洗練された音楽だが、もうひとつのマイ・ブームは、しみじみ、ほのぼの、でも胸キュンな、小泉今日が唄う『虹が消えるまで』・・映画
「ホノカア・ボーイ」の挿入歌だ。
 この映画・・絶品佳作(この表現あり?)だった。
キャスト(倍賞千恵子も松阪慶子も喜味こいし、もかしまし娘の照江さんも、)本当に、素晴らしかった、生きていた。ハワイ島の時間が漂うようにゆっくりした町、ホノカアの空気、高砂さんのナイト・レインボーならぬ、ムーボーや海と空。
しっかりした脚本と映像のコンビ。賠償千恵子扮するビーが作る料理、その中でも
ロールキャベツを作るシーンは、ブラボー、映画だよねって感じ。
ざくざくとたまねぎをみじん切りにしていくリズムと音が町の様々な音と重なっていく。。生活の、人生の、プチ・シンフォニーになってゆくのだ。
いまもまだ、心の中にホノカアのゆったりとした風が流れている。
必死にいそいでも、ゆったりも、どっちを選ぼうとも、本当は一体だ。