運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

心のお遍路

2010年11月30日 21時59分19秒 | Weblog

早いもので、あと数時間で師走、2010年の12月になる。

今年は、振り返れば、いろんなところへ行った。
一年半前までの日々からは、あり得ないことだった。
でも、ふと、これは、天から与えていただいた、私のお遍路だったんだ、と気がついた。

考えてみれば
幼子から、10代になるまで子供を育てるあいだは
旅どころか、音楽からも、友人達との時間からも遠のいた年月で
子供と観るアニメやディズニー以外の映画を見る機会もほとんどなかった。
だいぶ子供が長して、家族ぐるみで応援していた或る作家の活動を手伝う以外は
午前帰り、早帰り、学校用事、習い事の送り迎えなどにすべてを合わせて過ごしてきた
濃密な数年間はそれはそれで幸せで楽しかった。
行きつ戻りつ、生長していく子供を待つ甲斐の希望があった。
自然をゆっくり愛でる旅とかではなくても
家族で過ごす時、や、賑やかな小さな旅は得がたかった。

それを、願い半ばのままで失った直後から
一気に、いたるところとのご縁とお誘いが訪れ、流れのままに
ずいぶんと大自然や神社仏閣、人知れぬ里などを歩いたこの一年だった。
ほとんどの移動が夜行バスだったから
すっかり乗りなれて支度もも手馴れたものになった。
仕事を終えてから夜中にバスで発ち、早朝、駅で洗面をして、
荷物を抱えて、山を上ったり、階段を飛び歩いたり・・・
体力も適応力も磨かれた。

・・・これらが、私にとっては、お遍路だったんだ。
そのおかげで、折れずに済んだ。
失ったものをおしみながらもここまで来れた、そのおかげで、いまがある。
生かされていることへの感謝。
人の世のからくり、天の慈悲・・・。

木々や、石や、空や風と、心から想いを通わせていただいて
どこにいても
だいじょうぶ
どこででも 幸せでいられると教えてもらった。
たくさんの出会いに、あたたかな力をいただいた。

動の一年に、しみじみと感謝して
それを、明日に繋ぎ、自分の中に軸を立てて生きていこう。



奄美支援の宵のお知らせ

2010年11月25日 12時34分26秒 | Weblog
もう、まもなくだけれど

11月28日18時から
京王井の頭線富士見が丘下車5分
「ブレーメンホール」にて

奄美の映像、そして、奄美出身の世界的唄者、朝崎郁恵さん、アマミ舞の花柳鶴寿賀さんの舞い、真砂秀朗さんのインディアンフルートによる、アマミの宵がある。

当日は、奄美の塩、おむすび、黒糖、民芸品、など、たくさんの奄美支援のための販売も行われる。

いまだ、産業に手痛い打撃をうけたままの奄美の方々
わたしたち、にほんの、ふるさとのような素晴らしい奄美を
どうぞ、みなさんも知ってください。

奄美を愛するスタッフ一同、心よりお待ちいたしています。

チケットお申し込み:iyashinoamami@song.ocn.ne.jp 090-9595-5823(田町まさよ)

当日のみ問い合わせ:080-5008-4621

会場ブレーメンホール http://www.bremen-house.com/杉並区高井戸西2-7-7

前売り3000円、当日3500円


  

ノーウェア・ボーイ

2010年11月15日 00時34分52秒 | Weblog
イギリス映画、がもともと好きだけど、やはり、よかったなあ。。

ジョン・レノンの生い立ち、思春期、青年の心とその周囲の大人たちを描いていた。

さんざん、反発したり、その、感情のままでない、思慮深い愛が見えずにいたジョンが

最後に、育ての母の叔母に

出国証明書のための書類を書いてもらうために差し出して


「これはどこに書くの?」と聞かれて

「親の欄か、保護者の欄に」と。

「私はどっちかしら?」

「両方じゃない?」


・・・子供が成長した瞬間、

やっと、親は泣くことを自分に許す、嬉し涙だ。


子育ては全人格的な向かい合い、エネルギーだ。

いつか、その子が大人になって真実が伝わるまでは、長い長い時間がいる。

そして、。通じなかったとしても、そんなことは関係ない、だって、それが親心だから。
私も親にそうしていただいて育った。
親代わりの方々にも、限りなくお世話になってきた。
だから、自分も「エレナ」でいるだけだ。

きっと、その昔、お互いに生まれる前に、いつか助けるよって約束でもしてきたのだろう。


映画館から出たら、白のイルミネーションでいっぱいの六本木だった。
おやまあ、いつのまにか!もう、クリスマス!!





いいんだよ

2010年11月09日 16時43分05秒 | Weblog
人は

誰かにひどいことをしたり
傷つけてしまったとき

やましいから 嫌いになる理由を見つける
謝れないから 避けたり遠ざけたりする
非難されているって想像するから
バリケードがわりに
記憶をすりかえたり 批判したりする

・・・いいんだよ、いいのにね

空が全部見ていてくれる
空が全部わかってくれる


だからただ、愛を贈ろう
いいんだよ、
もっと苦しいのは、傷ついているほうより
たくさんの嘘を背負い続けていかねばならない人のほうなのかもしれないのだから


深まる実感

2010年11月07日 17時28分02秒 | Weblog
人は何を言うか、ではなく、何をするか、どう動くか、だってこと。

人の言葉を並べても、頭でわかっても、それは自分の人生じゃない
それを並べても名前を変えても自分は変われない

すべてはハートだよねー、頭なんかじゃないよ。
いろいろな人やものをみて、

見極め方が自然に身についてきた。。。いまごろ、やっとだ


そういう意味では
やっぱり初女さんはずっと変わっていない、やっぱりすごい。
初女さんのツイッターなんて、ありえない、想像してみるとおかしくなっちゃう。
そんな私の前で、きっと、初女さんは
ただ、だまって、皮をむく。