運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

オニ礼賛

2010年09月27日 00時37分59秒 | Weblog
ああ、たみさん

あなたが天に向かう日がこんな暗い空と雨の天気であろうはずがない
そう思いながら葉山に向かうと
降り立った、あなたのアトリエと裏山は
信じがたいほどのくっきりと澄んだ青空とまぶしい太陽でした。

ああ、たみさん

あなたの素晴らしいお父上の
人を想い、娘を想い、天を想う、りりしく涙をおさめたお言葉に
この父ありてあの娘ありと、わからせていただき泣けました。

ああ、たみさん

あなたの横にいるときの
何の気遣いもいらない、ただ、ありのままの感性のままを
出し合っても、何も変でもおかしくもない安らぎと
完全に美しく公平なるかの地を、懐かしく恋しくあこがれる記憶は
この地上で稀有のものでした。

ああ、たみさん

あなたが瞬時に光になって
Tシャツを脱ぐように軽やかに置いていった身体になど
なんの未練もなく、愉快に、存分にとびまわていることは
羨むくらいで、哀しんだりはしないのですが
歌って踊って送り出すこそふさわしい
笑っちゃうくらいなんでもないことよ、との声が聴こえるようなのですが


それでもきっと

皆はときおり
あなたの横におれないことを思い知っては
あなたの創作のこぼれ話をきけないことを
気高く自由な美意識が顕現したその姿を見れないことを
さびしく思って泣くでしょう
そういう存在のあったことを
胸の中から誇らしく取り出しては眺めることでしょう



そしてあなたは、あら、まあ、と、
かんらかんらと笑い飛ばすでしょう。

とっとと、あなたにしかできないことをおやりなさい
そうきっぱりと言うでしょう

                      合掌…ありがとう
















はじまり・・・

2010年09月18日 02時57分53秒 | Weblog
いよいよ、今日からは富士に先がけて、琉球弧のハーモニー。
行くことはできないが、思いを合わせ、祈りを合わせ、やがて富士ハーモニー、そして奄美の
国際会議へとの大きな流れとなっていくのを見届けよう。


富士にもいた古代アイヌ=フチアイヌ、『フチ』とは、まさしく偉大なる母、グランマザーの意味だったそうだ。
その地と琉球の島々をあえて、奄美のためのスタートとしたのは意味深い。

秋分で満月で、グランドクロス。

この秋は『地球交響曲』も20周年を、迎える・・・。

2013年5月には、伊勢、出雲、熊野本宮の三社が遷宮祭を行う。

そんな歴史的変換期前の、ペリーの黒船となりうるグランマたちの国際会議。

終戦後、封印されてしまった、日本の持っていた太古のふるきよき霊性の開国を促すかな。

そして、わたしたち、ひとりひとりの開国へと繋がりますよう。



新しい書店

2010年09月15日 01時29分31秒 | Weblog
今日は、降ったり晴れたりの中、一日、或る方の著作を求めていろんな書店をめぐった。

結果として、今は書店に置かれているところはなかったのだけれど、久しぶりに、進化している書店たちを堪能した。

渋谷の、チェックしてみたかった、丸善とジュンク堂の合体書店は、やはり予想通り、店内の書棚の間が広くて、椅子がたくさんあって、品揃えも豊富だった。
ここはこれから愛用、要チェックにしよう。

必要な著者の本は入手できなかったけれど、どこの書店にも、弊社でてがけた最新刊たちは大健闘ぶりを発揮、棚を占領していましたっけ。

5次元加速!

2010年09月12日 00時23分07秒 | Weblog
こんなことばかりだから、もう驚かないけれど。
今日はトリプルでした。

どうしてもはずせない、お世話になっている方の会の20周年のパーティーと
13人のグランマの出店と宣伝も兼ねる
9.11のBE-IN とが重なってしまって

朝、すべての段取りを先回りして整えてくださいと祈って出た。

20周年会場では、思いがけず、熊野本宮の九鬼宮司がみえていて、乾杯のビールを注ぎながらの再会。
奄美のことも富士のこともお話ができてしまった。ご案内を出すつもりでいたところだった。

会場を辞して、今度はBE-IN会場の明治公園に。

外苑前から歩いたけれど、なんだか、漠然ときてしまったから、ラグビー場や野球場の周りをぐるぐる
見つけられず、あー、全然、スムーズじゃないじゃないと汗を冷やそうと
通りがかった日本青年館のホテルに入った。
トイレに、、と思っけれど、ホテルの方がフロントで目を光らせていて、宿泊者以外は奥にはいきがたいので、行きそびれ、フロントの黒板のスケジュールボードを見に来たようにして、出て行こうとしたら、その黒板に・・あれ?
BEATNIKS...大ホール 

あの、。。この、BEATONIKSというのは何時から・・今日、あるんでしょうか?
「はい、外に出て隣の階段から大ホールです。」
そういえば、このあいだからあるということは聞いていた、中学の同級生のダンススタジオの毎年恒例の、大イベントの発表会、九月の何日とかだった、会場はでも、どこだっけ?
まさか・・そう思いながら階段を上がり、やはり、凄いタイミングで、開演前三時間くらいで
ロビーにはスタッフがいて受付には友人が。
当然、私が、知っていてやってきたんだと思っている。
ち、ちがうの、偶然来たの。
ここだったんだ。

なんのことはない、結局、BE-INから戻ってきたら
観るということになり、満席の中、かたじけなくも、席を用意してもらった。

そしてすぐ、その下の公園が目的のBE-IN会場だった。なんという効率の良さ。

ティッピの中にランプがあり、思わず、そこで祈りながら、なんだか普通の火と違うと思ったら、原爆の、残り火の、あの星野村の火にだった。
映画「GATE」のあの火だった。
この火が、なんと、今度の奄美のグランマ会議の聖火と合わさるのだって!

じわ~っと目から、涙ができてしまった。

みんなで環になって、夏踊りを踊り、路上の音楽家たちや、葦船作りの名手や、仲間達がのんびり、
でも、大事なことに心を合わせていたこの日・・・9.11。


段取りどころか、予期せぬぶんまで、すべて、細やかに手配されていました・・・5次元です。降参。

芭蕉布の糸のミサンガ

2010年09月10日 01時02分37秒 | Weblog
芭蕉布の糸と、宝貝を使ってミサンガを作った。

奄美から来ているたまちゃんの奄美の料理付講習。

奄美の食材を使ったおいしい食卓、一気に作るときも、洗って拭いてしまって、ベテランばかりでの

「女力」っていいなあとしみじみ思うひと時だ。



足の指に繊維を巻き付けて、わらじを作るように、三編みを基本に編んでいく。

素朴なのだけれど、この夏の焼けた琥珀色の腕(笑)にはよく似合い、なんだか、編んでるときも

つけたたときも、ほっとするねーと、言い交わしながら、やっぱり日本人はこういうの会うねーと。


縄文の赤椀の再来であるかもしれないと思っている奄美の世界グランマ会議まであと一月ちょっと。
祈りを込めながら、ひとつひとつ丁寧に作る。

アワの歌も、ホツマツタエも、みんなここに繋がっていることの不思議にも、もうすっかり驚き慣れた。


国境も、個人も、主義も、種族も関係ない、生命そのもの、地球そのものの存続という、共通の
願いがここにもあるだけだ。

参加者のうちのひとりの助産婦さんの数知れない赤ちゃんたちをとりあげてきた体験のなかに

赤ちゃんはお母さんの産道を通ってくるときに、凄い数の微生物を、身体に付着させてやってくる。

そして、そのときの微生物は、なんと、その赤ちゃんが一生を終えるまでずーっと、共にあって、

守っているのだそうだ。

知らなかった驚異。  では、オーラって、もしかしたらその微生物なのかも?