運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

目に青葉

2011年05月29日 00時06分52秒 | Weblog
緑、緑、緑・・・若葉にあふれた彼の地から帰京。
すべてに恵まれた取材を振り返ると
ありがたさに足がすくむくらいだけれど
これを、
見える形にしてお返しすること
見えないものが浮かび出るように。。。




ペンは身を助く

2011年05月22日 21時34分09秒 | Weblog
ずっと、言葉を大切にしてきた、から。
上に、ナントカがつくくらい、
あとで臍をかんでも
真面目に受け止めて信じすぎるくらい、言葉を大切にしてきたから。

わが身の生きベタぶりが
情けなく思えることがあっても
それでも、いつか、いつか、あとになって

大切に
コツコツと積んできた
言葉たちは今度は私を、必ず護ってくれると信じている。

だから、あえてあらがわずにいよう

 熱く熱く語っていても
 都合次第で
 あれはただの言葉だ
 言葉なんてそのときのものだ と

と、平気で言うことを
息をするように繰り返して身についてきた人にくじけそうになっても

でも信じていよう

そうしていたなら
いつか、言葉の神さまみたいなものから
まもっていただける・・・そう信じている。


春のソナタ

2011年05月17日 23時27分29秒 | Weblog
吉祥寺バウスシアターのゴダール特集も嬉しかったけれど
今度は下高井戸シネマで、エリック・ロメールを組んでくれている
本命は「冬物語」なんだけれど
とりあえず「春のソナタ」も観直してみた。
やっぱり、細部がニクイなあ・・・ストーリーの進展を
あんなに巧みに部屋に飾る花やベランダの花や、庭の花に暗示させている。

花、花、花、あんなに花に敏感でいてくれる男性監督がいるのはフランスだから???

フォンテンブローの桜や庭の美しさ
松が林立している海辺の公園
日本とフランスって、似て非なる土地と思っていたのに
どうしてどうして…やはり地球の大地の自然は共通だって再認識。

ロメールの映画を観ていると
日々の会話の言葉のひとつひとつにさえ
必ず、自分の感性と考えとそぐわないものを選ばないよう
慎重に選び、気をつけている人たちに感心する。

言霊幸う国であるはずのやまとの私たちなのに
現代では、あまりにも言葉に気を遣わずに
日常の言葉を、その場任せ、人任せ、流行任せ、で見繕ってはいないだろうかって
考えさせられてしまった。

緑の力

2011年05月14日 01時37分20秒 | Weblog
いくら5月だからといっても
本当に、どこもかしこもきれいすぎる!!

窓から目が離せなくて
読まなくてはいけない原稿や本も読めない

新緑、若葉、みどり
こころから、世界は美しいって思うこの季節
いさぎよく脱帽して心ゆくまでみとれてしまおう

これだけで、なんにも要らない、しあわせ。

こんなにきれいな樹々たちといられるしあわせ


根こそぎ倒れた、彼の地の木々のぶんまで
きっと、目に見えない根っこで繋がっていて
仲間の分まで生命力をよけいに光らせている
この若葉たくさんの樹を愛でないのは
申し訳なさ過ぎるよね・・