運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

サイドマン

2011年03月29日 23時51分30秒 | Weblog
BS世界のドキュメンタリー、がいつも素晴らしい。
今日は、「サイドマン」
ビートルズに愛された男、というサブタイトルで
ベース奏者のクラウスのフィルムがかかっていた。

本当によかった。
穏やかな、深いまなざしのまま、年を重ねたクラウスとカーリー・サイモンの再会。
あの「うつろな愛」の名イントロのベースも彼だったなんて知らなかった。

カリール・ジブランの「預言者」の風貌を具現化したら、こんな人、ふと、思った。

光る、静かな、水面に浮かぶ横顔は
アルカイックスマイルみたいだった。。。


沖縄国際映画祭

2011年03月29日 16時13分55秒 | Weblog
沖縄で参加していた初女先生のプログラムが終わり
久高に翌日行くために
知人の所有する素敵な場所に泊めてもらった。
当の家主が、この日はコンベンションホールでの
沖縄国際映画祭にてビギンとかと出演していて会えないので
その晴れ姿を観に、急遽、みんなで夕方から出かけていった。

浜辺に設定された屋外ステージの巨大モニター前には
続々と人が集まっていたし
シネマスペースの方では
我が愛する(笑)阿部ちゃんの主演映画も公開されていた。

暮れゆく海辺を観ながら
しかし、同じように海辺が津波によって持ち去られた先日のことを想った。
たぶん、巨大なホール内を使ってするよりは
この海辺の方がずいぶんと電力は少なくて済んだのだろうとは思った。
聴衆はみんな沖縄とは思えない冷たい潮風、海風もものとものせず座ったり立ったりしての参加。

主催は吉本興業で、映画祭のあいだ、終始、今回の被災地のためにエールを送りながらではあったけれど
それでも電力もたくさん使ってはしまった。
現代の日本の両面の姿。
でも、笑顔と、応援と、元気と、を送りたいという
出演者たちの願いのこもった演奏や唄は心からのものだった。
その心を具現するために
地球をなるべく損なわないでできるさらなる方法を
さらに本気で考えるのがこれからのわたしたちが
やるべきことなんだろう。

まれびとの郷

2011年03月29日 02時07分48秒 | Weblog

数年ぶりに仕事で沖縄に。
斎場御岳から遥拝した久高島についに行きました。

偶然、いきあわせていただいた、尊敬するカミンチュのNさんと
みんな同じ地球の子供として
母なる、親なる、この星とすべての仲間に
言葉に尽くせない感謝と祈りの時間をいただきました。



日輪と広虫姫

2011年03月24日 23時28分24秒 | Weblog
お誘いをいただいて、東日本大震災の一週間目にあたる日
京都の御所の方と亀岡の出雲大神宮に向かった。

途中、2時46分
パーキングエリアのテレビでの「被災から一週間」というアナウンスと黙祷に合わせて
富士山を臨んで立ち
頭を垂れて、そして、心を込めて唄った
心なしか、あ、お日さまが変わった?と思ったが
そのまま、なんともいえない深い想いが湧いてきて
感無量のまま、舞も合わせた。

その直後、空に虹?と思ったら大きな大きな日輪に
富士山を中心に、来るとき
しらすぼし?のいように八方に沢山立ち上っていた白い縦雲

日輪の中にも湧くようにたくさん登っていて
まるで白い竜の落とし子か龍のようで
日輪に沿って、白波、波打ち際のような・・が出ていた
それはずーっと、名古屋近くまで続いた。

日本中が、この時に合わせて、祈ったり、思ったり黙祷したりした
もう、こんなことにはいたしません
しっかり越えていきます、ごめんなさい、ありがとう
という気持ちを持ったのを、天が受けてくれたのだろうか。
虹は神様の約束のしるしだと昔から言われている。


そのときの日輪の写真、、携帯なので、あの美しい色と規模は半分以下だけれど。


京都の御所の向かいには
御王神社という官幣社があった。
いままで知らずにいて、あらためてそこに祀られている
和気清麻呂とその姉姫の、広虫姫がどんな方たちなのか知り
ありがたさに涙した。

広虫姫は、嫁いだのち、30歳で夫に先立たれ出家
そのおり、孤児となった85人の子供達をわが子として面倒をみて育てられた方。
エリザベスサンダーホームの澤田美喜さんやマザーテレサや
広い意味では、初女先生も・・・奉仕の女性のさきがけとなられた方だったのでした。
神の声を聴くことができた当時
時の権力者に不利なことも伝え、
弟の和気清麻呂ともども左遷もされて
不遇ののち、京に呼び戻されて尽くされた生涯。

手を合わせ、めぐり合わせに深く感謝。
足腰に霊験ありとのお守りを
いまはおそらく渡すことさえゆるされない方のぶんまで買ってきてしまった・・・。

美しい御所の周り、イワクラと木々の一体化した亀岡の大神宮のご神体の山。

祈りの旅ののち、静かに東京に戻り
場面は変わろうと、今と目の前のことを変わらず祈りながら
人として、責任を果たしながら、この先の世代たちに
少しでも、明るい光の地球のバトンを渡さなくては。。。

お願い 

2011年03月17日 19時16分58秒 | Weblog

できるなら、それぞれの場所からでいいから、みんなで祈りたい、想いを送りたいのです。
共にに祈って下さいますか。

原発はやはり、いらない、と世界が今回のことで決断することで、
世界の終焉が避けられるのなら、これも日本が引き受けた尊い役割なのかと
なんという国、なんという民だと思います。

人間が自力でぜいたくをやめられなかったら、
ちゃんと天が止める機会をよこした、教えてくれた、
でも、見込みがないなら、見放したなら、教えてもくれないから、
きっと越えられる。

新しい価値の世界を再生していくためにも、
いったん、いままでおかげさまになったものを

ごくろうさま、おかげさまでとのねぎらいと感謝はちゃんと現してから進みたいです。

そこを大事にしないで

もっ新しいもの次のもの、と前しか見なかった象徴が原発です。