運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

フォロー・ミー

2010年12月29日 11時15分38秒 | Weblog
ああ、大変!!

あんなに、楽しみにしていたのに
六本木のシネマの朝の名画座で
あの、あの、「フォロー・ミー」がかかるのを、夢かと待ちわびていたのに
もう、チケットがSOLD OUT になっている

もしも、無人島にもっいくなら
確実にその1枚になる、「フォロー・ミー」
あの、イントロが始まっただけで泣けてしまう
ブランコのきしむ音が入ったテーマ曲を、映画館で聴きたかった!!

映画が始まって、ただ、アンブレラをもったコート姿の男性が
ロンドンの町を歩いているだけのシーンで
もう、ボロボロ泣いてしまうのはきっと私くらいだろうから恥ずかしいけれど
劇場で観たかった。

最終日の31日だけは、販売外となっている。
これは並べば観れるということなのかしら。

大晦日、年の暮れの朝を泣きはらした目で電車に乗るのもどうかと思うが
チャレンジだけしてみたい。

マイ・フェバリット・シネマさん、ようこそ、六本木へ。


冬至とクリスマスの奇跡

2010年12月28日 18時21分34秒 | Weblog


本当の奇跡っていうのは、突然の赦しの訪れをいうのかもしれない。

そんな体験をした今年の冬至からクリスマスだった。


繰り返し思い出して支えにしていた
おととしの夏に見た夢がある。

そうだ、あの夢の数週間後にことは勃発したけれど
見た時にはまだ、なんにも知らずにいた不思議。

私は、大切な人と向かい合って立っていた。
でも、それは、まるで別人の丸顔の外国人なのだけれど、紛れもなく彼なのだった。

「ねえ、人が人に、そんなひどいことをできるわけないよね」
必死に、祈りを込めて懇願して、返事を待った。
「俺たちは、何回も生まれ変わって、変わりばんこにこうしてきてるからいいんだ」
そう、彼は言って立ち去った。
泣き崩れ、体中の力がなくなって道をみつめているとき

きゅうに、向かい側のとおりをはさんで
寒い冬空の早朝にもかかわらず、真っ白い地に黄色と緑の大きな格子模様の入ったエプロンをつけて
洗車ブラシとバケツをもって
平たいグリーンの車を洗っている老婦人がいることに気がついた

私が近寄っていくと
その方は
「おはよう、どうかしたー?」と明るい声をかけてこられた
「・・・いつも、そうやって、こんな寒い日も洗車するんですか?」
「そうよー、自分の車だものね」

そこから流れ出した涙は、もうかなしいからではなくて
なんともいえない暖かな、体中から立ち上る気づきと感謝のような涙だった。
「もういいんです、だいじょうぶです、私のなんて、全然苦労でもなんでもないんです」

目が覚めても泣いていた。
リビングの窓辺に立つと、ちょうど朝の5時、えもいわれぬ綺麗な朝焼けが始まっていた。
なんだか、尊い神様に会ったような気持ちだった。

・・・あの夢の直後に起きたことも、それからの日々も
クリーニングだ、洗車だ、洗っていればいい
そう思い続けてきたけれど
せっかく、事前にあんなサインを置いておいていただいたのに
なかなかに収束しないうちに
ネガティブな思いにもとらわれたし
正直言って、あまりの理不尽と、感謝して洗ってばかりはいられない自分がいた。

けれど、それは不意に、やってきた。
この冬至の光と、そして、クリスマスに続く新しい陽光。

あの夢で、彼が言っていた言葉をあらためて思い出した。
『繰り返し、生まれ変わりながらかわりばんこにこうしている』
もしも本当に、遠い遠い過去から、そんなことを続けていたのだとしたら
今回こそ、それを終わらせる、解消するためにまた会ったのかもしれない。

だとしたら
今度こそ、ちゃんと、赦すということを遂げて、輪を閉じて終わらせなくちゃ。

深いところから、その切望がやってきた。

たとえ、相手にはわからなくても
より愛が深いほうからそれをすればいい
先に赦したもん勝ちだ。
通じなくても、わかられなくても、執着も頓着もいらない。
そこから、本当の自由がはじまる。

すべてのものが軽くなった
真の赦しとは、自分が苦しみから解放されて赦される事だと
知っているつもりでいたことを
さんざん読んだり、書いたりもしたことを
身をもって、「ほんとうに」味わった。

ってことは、わかったつもりでいても
わかっていなかったってことだ。
体験こそ命だ。

冬至の奇跡、クリスマスの奇跡
わたしたちは、誰もみな、大いなるものからゆるされている存在だ。
せかいじゅうが、奇跡にあふれますように…アリガトウ☆
 



恵比寿ガーデンシネマ

2010年12月28日 02時23分50秒 | Weblog
このところ恵比寿づいている。

伊達町にある師匠のお宅。
ガーデンの花壇。
そして、今度は職場となる。
なぜだか、偶然恵比寿に引き寄せられていく。
私には縁のない、デパートだったはずだが、恵比寿の三越はなかなか穴場だ。


しかし、大好きな
ガーデンシネマがなくなるという。
先日、「シングルマン」を観て、ウディ・アレン、カトリーヌ・ドヌーブの新作と、やはり大人の観れる作品がかかるなあと
感激していたので残念だ。

「シングル・マン」は主演と音楽と、脚本と・・圧巻だった。カメラもよかった。
一日とは、感性だけで、このように長く、このようにドラマに満ちた時の集成なんだ。
私は、生を幸せと感じて生きていたいから、視点的には苦しかったが
しかし、美学的にはパーフェクトに近いつくりのものだった。

こんな映画がまだまだ創れるのだ。
映画といえる映画が少なくなっているなかで。




HEART TO SOUL !!

2010年12月18日 02時15分25秒 | Weblog
クリスマスに、熱海の友人夫妻が主宰しているとても素敵なゴスペル・グループのコンサートがある。
12月22日
19:00開場。19:30開演
国立オリンピック記念青少年センター小ホールにて


いきなり、「唄いなよ!出なよ!」と言われて、唄ったこともない英語の歌を含め、いきなりあと一ヶ月しかないのに、
練習をしてステージに上がった昨年。

つよいねー、あたしだったらそんなことあったら生きていられない、などと言われたあの頃
つよかったわけではない、ほんとうは、必死だった、折れそうだった
そんな時期に、あのコンサートのおかげで、生きてこれるきっかけを、力をもらった。
本当に救ってもらったと思う・・・恩人達、素晴らしい仲間達だ。

そのときの模様が、U-tubeにアップしているのを観ながら、またウルウルしている。

私にとっては彼らとの運命の出会いの歌
「感謝します」

http://www.youtube.com/watch?v=ZVTRxEhfgDE&feature=related

そして、
「君は愛されるために生まれた」


http://www.youtube.com/watch?v=hK3fU2Bcm-o&feature=related

バンド紹介

http://www.youtube.com/watch?v=L4Jg4Po7-lg

指揮者の鬼無亮仁ことアッキーの、ハートフルな指揮と抜群のセンスと選曲
は今年も大感動を引き起こすだろう。
奥さんの奈美さんはじめ、素晴らしい仲間たちの、明るさとやさしさと愛。

どうぞ聴いてみてほしい、唄ってほしい、ひとりでも多く。

鬼無夫妻は熱海で「マナむすび」という、有機野菜の料理とカフェと海と
愛と妖精と・・がある素敵なスペースを作り出してもいるので、そちらにもどうぞ。

お墓参りと富士山

2010年12月17日 00時10分47秒 | Weblog
年内最後のお墓の掃除に行ってきた。

八王子を過ぎてしばらくすると、山々の気配に体内の気が蘇る。
連なる山々の間に、白く輝く富士山もずっとついてきてくれて
素晴らしく澄んだ晴れた空の一日。

永代供養を頼んでアメリカにみんな移住してしまった後の
祖父方の父、つまり私のひいおじいさんたちが眠る山梨のお墓。
以前数年ぶりに訪ねたらお花もなく雑草が覆っていたので
それ以来気になって、もう何度掃除に来ただろう。

手についた泥は、そこからフルーツパークという高台にある
富士山が真正面にある立ち寄り温泉「ぷくぷく」で、汗と一緒に流す。
それもまた楽しみ。

今回は、知人の経営の甲府の素敵な山小屋風カフェにも足を伸ばした。
途中、の駅で「武田神社」や「穴窪八幡」などの案内をみかけた。
懐かしい・・・。

山梨は、シンとして、凛として、東京からすぐ行ける穴場です。

ご先祖様、本年もありがとうございました。
地球はどんどん変わってきているように思います。
みんなで、人だけでなく、すべての命、生き物、そろって、ちゃんと素敵に明るく、いつくしみあって進化していけますように。