私の特技はどこででも四葉のクローバーを見つけることだ。
先日も長野で一泊したペンションの庭に出たとたん、一瞬で一本発見して家族に「凄い」とあがめられた、いや、呆れられた。
それからもうひとつの特技。
それは『とらばーゆ・サポーター』だ。
仕事がつまらない、いやなんだけど安定を失うのはこわい、でも本当は違うことがしたい・・なんて悶々としている友人・知人の肩を無責任にポンと一押ししては(たまにはツテやコネを紹介したこともあるが)数々の転職成功例を目撃してきた。
自分ではそんなことは目指しても仕事にしてもいないのだが、なぜだか、いつも、
数年ぶりにばったり会ったら、その人もそうだったというように、私の周りには
人生の転機にさしかかっている人が寄ってくる。
パウロ・コエーリョの『アルケミスト』という小説が角川から文庫化されて出た当時は、私の好きな「運命に出会う瞬間」満載のそのストーリーとシンプルかつわかりやすい内容に、いつもかばんに入れて持ち歩いて読んでいた。
出会う人、出会う人、話を聞けば転機の迷いの中で、なぜかその相談や愚痴を聞く羽目になるので、そのたびに「これあげるから読んでみたら?」と毎回あげてしまい、また新しいのを買って持ち歩いては、今度こそ誰にもあげずに自分のにしておくぞ!と固く決意するのだが結局あげてしまう。遂には、訳者の山川夫妻のサイン入りのまで、或る若い女性にあげてしまった。
その女性はその後、損保のOLを辞めて昔からの夢だったインテリアデザイナーの学校に通い、試験を受け、今はプロでやっている。海外に行った人、ライターになった人、『あなたには○○みたいな仕事がぴったりよ。紹介してあげようか!』と根拠レスに薦める私みたいな私的人材派遣とは違って本当の人材派遣会社で
バリバリにトレーナーになった人もいる。
みんな私から、ポンと肩を押されて、『アルケミスト』の文庫を渡されて、やりたかったことがある方向にに舵を取り直した人たち。角川から謝礼が来てもいいくらいだ(?)
あの頃、『アルケミスト』は新鮮だった。
「おまえの心があるところが、おまえが宝物を見つける場所だからだ」
・・最近では言葉を変えて、いろんなところで言われ、書かれ、みんなが知っているこのことを、この本は初めて教えてくれた。
自分の運命を、夢を追求していく道筋にいるとき、人は前兆に出会う。
そして、この小説の少年を導いた錬金術師のように、本当は自分で知っていて忘れているだけのことを呼び覚ましてくれる人物にも。
じゃあ、私が当時やっていたこともプチ錬金術師だったのかな。
いや、しかし、それにしては自分の天職さえもまだ見つけられないし、とらばーゆのきもちすら今は忘れてしまっているぞ。誰か私のアルケミストになってくれないかしら。
・・私の心があるところ、それは野原のクローバです・・まさか、天職は四葉のクローバー探し・・それって儲かる??
先日も長野で一泊したペンションの庭に出たとたん、一瞬で一本発見して家族に「凄い」とあがめられた、いや、呆れられた。
それからもうひとつの特技。
それは『とらばーゆ・サポーター』だ。
仕事がつまらない、いやなんだけど安定を失うのはこわい、でも本当は違うことがしたい・・なんて悶々としている友人・知人の肩を無責任にポンと一押ししては(たまにはツテやコネを紹介したこともあるが)数々の転職成功例を目撃してきた。
自分ではそんなことは目指しても仕事にしてもいないのだが、なぜだか、いつも、
数年ぶりにばったり会ったら、その人もそうだったというように、私の周りには
人生の転機にさしかかっている人が寄ってくる。
パウロ・コエーリョの『アルケミスト』という小説が角川から文庫化されて出た当時は、私の好きな「運命に出会う瞬間」満載のそのストーリーとシンプルかつわかりやすい内容に、いつもかばんに入れて持ち歩いて読んでいた。
出会う人、出会う人、話を聞けば転機の迷いの中で、なぜかその相談や愚痴を聞く羽目になるので、そのたびに「これあげるから読んでみたら?」と毎回あげてしまい、また新しいのを買って持ち歩いては、今度こそ誰にもあげずに自分のにしておくぞ!と固く決意するのだが結局あげてしまう。遂には、訳者の山川夫妻のサイン入りのまで、或る若い女性にあげてしまった。
その女性はその後、損保のOLを辞めて昔からの夢だったインテリアデザイナーの学校に通い、試験を受け、今はプロでやっている。海外に行った人、ライターになった人、『あなたには○○みたいな仕事がぴったりよ。紹介してあげようか!』と根拠レスに薦める私みたいな私的人材派遣とは違って本当の人材派遣会社で
バリバリにトレーナーになった人もいる。
みんな私から、ポンと肩を押されて、『アルケミスト』の文庫を渡されて、やりたかったことがある方向にに舵を取り直した人たち。角川から謝礼が来てもいいくらいだ(?)
あの頃、『アルケミスト』は新鮮だった。
「おまえの心があるところが、おまえが宝物を見つける場所だからだ」
・・最近では言葉を変えて、いろんなところで言われ、書かれ、みんなが知っているこのことを、この本は初めて教えてくれた。
自分の運命を、夢を追求していく道筋にいるとき、人は前兆に出会う。
そして、この小説の少年を導いた錬金術師のように、本当は自分で知っていて忘れているだけのことを呼び覚ましてくれる人物にも。
じゃあ、私が当時やっていたこともプチ錬金術師だったのかな。
いや、しかし、それにしては自分の天職さえもまだ見つけられないし、とらばーゆのきもちすら今は忘れてしまっているぞ。誰か私のアルケミストになってくれないかしら。
・・私の心があるところ、それは野原のクローバです・・まさか、天職は四葉のクローバー探し・・それって儲かる??