運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

気づかないところに

2010年04月29日 14時20分00秒 | Weblog
小旅行をしてきた。
大切な友人であり、人生の先輩である方とご主人様もご一緒に。いまは、車椅子を使われているその方との道中で、たくさんの素敵な方々のやさしさや、お心遣いに触れた。
人は素晴らしい、日本はやっぱりいいなとあらためて思った。

どこの駅でも親切にしていただいた。
乗りたいと告げるとただちに補助を用意したり連携プレーをしてくださる駅の方々…いつも乗っている山手線なども、ふだんは真ん中の車両で、考え事をしたり、混んでいるなあと周りをみたり、しかしていなかったが、どの電車にも乗務員の方がいらして、いつも様々なことに配慮しながら業務されているのだと、そのご苦労に気づかずにいたことを申し訳なく思った。

そうだ、人は、自分の見えているものしか見ずに、そこでしか考えられないけれど、本当に、どの人もが、その人の大切な役割をして、補いあって成り立っている。
誰かだけが仕事をしているのではない、誰かだけが大変なんではない
ほんのちょっと、そんなことに気づいて思いを馳せれば、通勤電車の中のわたしたちのこころや表情も、お互いにかける言葉ももっと変わるのだろうな。、


佳い旅を、佳いときを、ありがとうございました。

たましいがよろこぶプロジェクトのこと

2010年04月22日 03時00分16秒 | Weblog
マイドキュメントのファイルの整理をしていたら。こんなものが出てきた・・・ギャ!!なつかしい。かつて、パートナーと私とユニットで、このプロジェクトをたちあげたときに「趣旨をまとめてよ」と言われて私が書いた拙文だ。このプロジェクトは 「つながってるday」というイベントを一回やっただけで、そのままだけれど、形を変えて、名前を変えて、別のところで大きくなっていっている・・いいんだ、より多くの人に役立ってもらうことが願いだもの。。アイスランドも噴火している、桜の花も美しく長く咲いて、わたしたちがめざめるのをいそいで!と待っている。

たましいがよろこぶプロジェクトー2007,年10月
『無条件に
ワッ! !と目をみはってしまうほど、本当に美しいもの
花火、輝くオーロラ、一面の夕焼け、お花畑、夜明けの太陽、きらきら輝く夜景
 に出合った時、わたしたちが感じている喜び、興奮、ときめきは
瞬間だけど、とっても深いところから感じて満足できる感覚です。
きっと、それは心から、というよりもっと奥の、生き物として共通のたましい、のようなところから発せられる感動、喜びなのではないでしょうか。
ふだんはしまわれている何か、が、その瞬間にたましいの扉があいて、流れ出てきて涙になったりするのでしょう。

魂(たましい)を語るむずかしい言葉はたくさんあります。
けれど、一番早いのは、感動したときの、あの感覚、あの実感です。
その回数が多ければ多いほど、どんどん、眠っているものが起きてくる
いまの時代に特に必要なことなんじゃないかと考えます。
少しでも多く、そんな機会を
ひとりでもつのもいいけれど、みんなで同じ空間で分け合えたら・・・
それがたましいがよろこぶプロジェクトのはじまりです。

なぜ、感動するのか、たましいがなぜ喜ぶのか
それは、もしかしたら、美しい光景や絵や音楽に触発されて
本当はどこかで、たとえば、遺伝子の記憶として覚えている
わたしたちがやってきたところの、根源の世界
光がいっぱいの、輝く世界や、途中で通ってきたときに見た世界を
思い出すからなのではないかと思い始めています。

 今日のゲスト、草場さんの陶彩画の圧倒的な輝きと色の前で
 弓削田さんの懐かしいような美しい声とメロディの前で
 私たちが思い出すものも、そんな世界に関係するものなのかもしれません。

 いつの日か、わたしたちが、またあの世界に還っていくとき
 この世界で味わった、たくさんの美しいものたち、それを分けあった人々を
 振り返って、あー楽しかった、嬉しかった、と喜びながら行くことが



 次の世界をよいものにしていく
 そう確信しています。

 ひとりでも多くの仲間と、
 喜び合いながら、尊びあいながら.・・・

                         たましいがよろこぶプロジェクト

のだめ!

2010年04月21日 00時58分31秒 | Weblog
パソコンを開く時間のない一週間がおわり、ぜひ観るべし、と評判の「アバター」を、ぜひ映画館で観たいとようやく辿り着いた。。。が、しかし、土曜日で終わっていた。
わ~ん、残念、と帰ろうとしたが、今日ならシネマカード割引で1300円だと。
観たいもの・・・・も、ほかにはさして無いなあと、仕方なく「のだめカンタービレ」に入った。

もしかして全国から(そんなに読まれてる?)石が降る、或いは、ファンの方で気分を害する方がいるかもしれないが。。あえて白状するなら、主人公ののだめという女の子を、まるで、自分のようだと驚いた。
演じている女優さんのことじゃあないし、若くて可愛い風貌のことでももちろんない。
なんというか、あの、性格、まるで表裏なしのすっぴん内面、感性、まるっきり自分ふうな世界観、ださくて、どんくさくて、シャープじゃないのに、なんかテンポがちがって予測がつかない、涙の流しところ、傷つきどころ、喜びどころ、。。。が。自分を見ているようだった・・・・ハッピーエンドでよかったけど、共感しすぎてドキドキ苦しかった。。。
でも原作は漫画らしい、、はあ、やっぱり、私の性格は漫画的というか浮世離れしているのだろうか。。。と。複雑だったが、でも、たくさんのピアノ曲や協奏曲を聴けた、懐かしい世界だった。自分の中の中枢みたいなものが癒された気がする

宇宙博とポテト少年団

2010年04月03日 03時05分54秒 | Weblog
もうはるか昔のことだが、大学を卒業した年に半年ほど、博覧会の仕事をした。アポロの誘導制御装置、そしてスペースシャトルなどの横に立って説明をしていた・・当時の同僚である友人から、彼女の弟君が出演しているということで誘っていただき、久しぶりの漫才のライブに行ってきた。

なんと、単独ライブだというのに、会場はビッシリ、立ち見で通路もドア前もいっぱいだ。
どうやら、いつのまにか、あの小さかった弟君は、大変な人気者になっていたらしい。
ミスチルの桜井氏によく似た華のある顔立ちで、しっかりものでやさしそうな素晴らしい青年になっていた。
見ていてほのぼの幸せになった。当時から親子ほども年の離れた彼をまさに母代わりみたいに面倒みたり気にかけたりしてきた友人のことを思うと、ほんとうによかったなあって、嬉しいだろうなあって思った。

メンバーみんなが本当に漫才が好きで、気がよくて、無欲っぽくて、ちょっとぽわんとしていて、大笑いしながらも、いい気持ちの、明るい、やさしい笑いで、それもよかった。

オメデトウ
たくさんたくさん、笑いました、アリガトウ。ますます素敵にご活躍を。

忘れていた当時の博覧会場や、彼女が小さかった弟君を泳がせた会場内にあったプールや、停泊していた船なんかが蘇った。
あのアポロの月面着陸がうそだったっていうけれど。。あの頃過ごした時間はウソではなく、こうして確実に成長している。

桜づくし

2010年04月01日 00時59分09秒 | Weblog
一日でさまざまな桜見れた

青少年オリンピックセンターの桜は見事だった・・
桜の園のような中の国際交流センターで、また大好きなクララに逢えた。
満開の桜を見渡しながら、ここは、数年前にこの一帯をおとうさんの仕事が終わるのをまって、子供と鍬形やカミキリムシがいなかいかなあと、退屈しそうになるのを盛り立てながら、あっちにいったりこっちに行ったりしながら二人で待っていたんだっけ、と。あの日のことを思い出した。。感無量になりそうになった。

素敵な時を過ごしていた。。あんなに確かなやさしい平和があった.
突然、もうあなたの子ではないですから関係ないといわれて慟哭したけれど、ハイ、この日からは他人です、なんて、子供を育てて来た母親だったらだれもできない。。でも、生きなきゃいけないから、だんだん癒えてもきた。
いまは明るく、前向きに、いつか求めてきたら助けよう、力をつけていようって生きているけど、
クララは、きっとハグしながら、私の深いところのかなしみも見透かすのかな・・
わたしも、彼女の前ではただただ、子供のようになってしまう。
ありがとう。いてくれるだけで、うれしい。
こんな人間より、植物のほうが本当にずっと慈愛に満ちて、偉大だよね。
せめて、その大切さを守らせてもらい伝えさせてもらえたらって、感謝の意を表せてもらえたらってホントに願う。

桜は、やさしい、桜は、時を超える。。