一頃、新聞もテレビも見ないで暮らしていた。いらない情報と紙の洪水に辟易したからだ。自分に必要な情報は何に頼らなくても、必要なときにちゃんとやってくる、そう信じてもいた。実際、結構そういうこともあって、それなりに何とかなっていた。・・・と思っていたが、自ら必要としない分のことは何も知らないでやはり通り過ぎてしまっていたのだ。アメリカの大統領選の時も、ブッシュの顔をみただけで胸元がシュクシュクといやな感じになるので関連ニュースも避けていて、たたただ、ブッシュにならないようにと祈るだけで、対立候補のこともなんにもわかっていなかった。ゴア、という名前はマグマ大使に出てくる悪役が『ゴア』だったからというわけでもないだろうが、アメリカにも期待していなかったので、どうせ、ブッシュと大差ないんだろうと勝手に思ってしまっていたフシがある。(ああ、自らの無知を恥じる)
『不都合な真実』を観てのけぞった。
この、どうかすると、孤独に神々しいほどの表情をみせるゴア役は、役者ではなくてあのときのゴア氏本人ではないか。
そして、彼がコツコツ開き続けてきた地球温暖化防止対策のためのスライドショーの、なんと明快で説得力のあることか。
この十数年、理科系に弱いこともあるのと表現力と説明力がないせいで、ちゃんとうけとめてもらえず、歯がゆくもどかしい思いをすることが多かったが、これを覚えておけば人にも説明ができる、これを見せれば、なぜ、どうでもよさそうなゴミの分別にこだわるのか、なぜ、ティッシュを使えば便利なのに、使おうとするといちいち目くじらたてるのか、なぜトイレの電気を消していなかったくらいでうるさいのかと、我が家の家族たちも、この母さんの理由がわかってくれるのではないか。。あ、いや、ことは、そんな瑣末なことだけではないのだが、とにかく、ありがとう!!!ゴア。
彼自身はそして、学生時代に授業で見せられた地球環境の現状のデータのスライドで、やがて、自らが世界各地で地球の現状と温暖化防止を訴え続けていく役割という彼の運命と出合ったのだ。
一時は、政治家として没頭しそうになったとき、わが身よりも大事な息子の目の前の交通事故と、その後の命を見守る時間の中で、また使命にひきもどされて。
私が英語さえできたなら、あなたのスライドショー上映のためのボランティアに、いや側近にさえなりましょうぞ。まじめにこの映画を自主上映してまわれないかとも考えたりして、帰宅してからも、この映画を観るべきだと触れ回った。が、幸い、私が知らなかっただけて、実はこの映画、アメリカでも大反響で、ファッション誌の『マリ・クレール』なんかでまで特集していたり、いまや実践のムーブメントが広がってきている。そう、そういう風に、ポピュラーになること、老いにも若きにも形なんてどうでもいいから自らの暮らし方が招いてきているこの地球の危機を回避するための毎日の実践と選択が浸透することが大事なんだ。
『エコ好き』、なんて呼称が生まれたように『そういうことに関心がある人はそういうのが好きな人たち』、みたいにくくられたりしていた時代から、一歩確実に踏み出したのだ・・というか、そんなことで喜んでいられないほど事態は緊迫しているし、それでももうまにあわないくらいなのだ。
でも、続けてきたゴアはやっぱり、われらのマグマ大使ならぬガイア大使だ。
『不都合な真実』を観てのけぞった。
この、どうかすると、孤独に神々しいほどの表情をみせるゴア役は、役者ではなくてあのときのゴア氏本人ではないか。
そして、彼がコツコツ開き続けてきた地球温暖化防止対策のためのスライドショーの、なんと明快で説得力のあることか。
この十数年、理科系に弱いこともあるのと表現力と説明力がないせいで、ちゃんとうけとめてもらえず、歯がゆくもどかしい思いをすることが多かったが、これを覚えておけば人にも説明ができる、これを見せれば、なぜ、どうでもよさそうなゴミの分別にこだわるのか、なぜ、ティッシュを使えば便利なのに、使おうとするといちいち目くじらたてるのか、なぜトイレの電気を消していなかったくらいでうるさいのかと、我が家の家族たちも、この母さんの理由がわかってくれるのではないか。。あ、いや、ことは、そんな瑣末なことだけではないのだが、とにかく、ありがとう!!!ゴア。
彼自身はそして、学生時代に授業で見せられた地球環境の現状のデータのスライドで、やがて、自らが世界各地で地球の現状と温暖化防止を訴え続けていく役割という彼の運命と出合ったのだ。
一時は、政治家として没頭しそうになったとき、わが身よりも大事な息子の目の前の交通事故と、その後の命を見守る時間の中で、また使命にひきもどされて。
私が英語さえできたなら、あなたのスライドショー上映のためのボランティアに、いや側近にさえなりましょうぞ。まじめにこの映画を自主上映してまわれないかとも考えたりして、帰宅してからも、この映画を観るべきだと触れ回った。が、幸い、私が知らなかっただけて、実はこの映画、アメリカでも大反響で、ファッション誌の『マリ・クレール』なんかでまで特集していたり、いまや実践のムーブメントが広がってきている。そう、そういう風に、ポピュラーになること、老いにも若きにも形なんてどうでもいいから自らの暮らし方が招いてきているこの地球の危機を回避するための毎日の実践と選択が浸透することが大事なんだ。
『エコ好き』、なんて呼称が生まれたように『そういうことに関心がある人はそういうのが好きな人たち』、みたいにくくられたりしていた時代から、一歩確実に踏み出したのだ・・というか、そんなことで喜んでいられないほど事態は緊迫しているし、それでももうまにあわないくらいなのだ。
でも、続けてきたゴアはやっぱり、われらのマグマ大使ならぬガイア大使だ。