運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

ノーウェア・ボーイ

2010年11月15日 00時34分52秒 | Weblog
イギリス映画、がもともと好きだけど、やはり、よかったなあ。。

ジョン・レノンの生い立ち、思春期、青年の心とその周囲の大人たちを描いていた。

さんざん、反発したり、その、感情のままでない、思慮深い愛が見えずにいたジョンが

最後に、育ての母の叔母に

出国証明書のための書類を書いてもらうために差し出して


「これはどこに書くの?」と聞かれて

「親の欄か、保護者の欄に」と。

「私はどっちかしら?」

「両方じゃない?」


・・・子供が成長した瞬間、

やっと、親は泣くことを自分に許す、嬉し涙だ。


子育ては全人格的な向かい合い、エネルギーだ。

いつか、その子が大人になって真実が伝わるまでは、長い長い時間がいる。

そして、。通じなかったとしても、そんなことは関係ない、だって、それが親心だから。
私も親にそうしていただいて育った。
親代わりの方々にも、限りなくお世話になってきた。
だから、自分も「エレナ」でいるだけだ。

きっと、その昔、お互いに生まれる前に、いつか助けるよって約束でもしてきたのだろう。


映画館から出たら、白のイルミネーションでいっぱいの六本木だった。
おやまあ、いつのまにか!もう、クリスマス!!