運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

ガラスの地球を救え!

2011年02月08日 11時42分51秒 | Weblog
・・というタイトルの手塚治虫のエッセーを読んだのは、高校生のときか、大学生の時か・・身体が震えていてもたってもいられない気持ちで読んだ、あのときの感覚は覚えている。

あれから、いろんなときとところに、幸せや迷いや家庭や仕事の中に過ごしても
ずっと、地下水のように、あの本を読んだときの思いは脈々と流れ続けていた。
生協の草の根運動に参加したり、ゴミの仕分けにこだわったり廃油を石鹸にかえてみたり。。

当時は家族からは煙たがられたりしたものだけれど
ようやく洗剤やペーパータオルを使わないで暮らすようになったいまでは
ゴアのあの映画とか、いろんなものを経て、
また実際に自然災害の事実などに感じて、社会もすっかりエコとかいって根付いてきた。

だけど、ことはもう、エコとか、そんなのどかな領域でも
ガラスの地球を「救え」なんていう領域でもなく
地球見ずからがもう、大地も、木々も、山も生物も、わたしたちが変わるのなんか
待っていられないと
じぶんたちで動き始めているのではないかしら。

今度は桜島が噴火しはじめた。
火山学者の早川由紀夫さんが
霧島の段階ですでに
「これは何かのはじまりの気がしてならない、これで終わらない」とtwitterでおっしゃっていた。
私の中の何か、・・もうすぐ雨が降り出しそうだとか、春の気配を感じるとか
そういうときに使う何かが、やはり、同じコトを感じさせている。
何億年前、わたしたちがまだ自然とつながり生きていた森の人だった頃の遺伝子がそうさせるのかな。

この地球の生態系はガラス細工のように精密に緻密にできている。
そのうえで、植物を中心に、動物がいて、人がいる。
わたしたちはかけがえのない奇跡のようなはからいの中で生かさせてもらっている。
とびきり美しいガラス細工・・宇宙にふたつとない芸術作品の
この地球を救うんでも護るんでもないよ

わたしたちがまもってもらってきたんだ
ずーっとずーと
辛抱してもらいながら
今も。
恩を送るなんてのんきなことをいっていないで
送るにも対象もなくなってしまうよ。
本気で今、恩返しをするとき、いままでごめんねと、行動するとき。

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