運命と出会う瞬間

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モラルハラスメントの実際

2011年07月04日 01時29分16秒 | Weblog

私は見てきたの、異を唱えた人がみな、
「異常な人」にされていってしまうプロセス。
それをおかしいと感じながら言えなかったのは
私にも責任はきっとあったと思う。
そんなふうに言ってはいけない!!ってバシッと言わないで
黙ってきてしまった。

たとえばあの頃
猫を内緒で四匹も公団で飼っていたあなたたち
夜中になるといっせいに廊下を全力ダッシュする
それぞれ体重9キロ近い四匹の猫達の音に
一度だけ勇気を出して正当な苦情を遠慮がちに言いに来られた階下の方は
いつのまにか、
暗くて性格の異常な人と、決めつけられ
そのうち、その階下のご主人は
クラーイ表情してるんだよね、あれはきっとうつ病だよ、となっていた。

猫を四匹も実際に飼っていたのはこっちの方だ。
それなのに、義母の演技は見事だった。

『ちょっとあなた、ウチは、誰も走ってなんかいません、
いいがかりもいい加減にしてちょうだい。こうやって、スリッパにも(くるくるワイパーのシート)
をかぶせて音を立てんよう、子供にもいつもいいきかせて気を遣って暮らしています。
オタク神経質ずぎるんとちがいますー』と、笑って振り返られたときの違和感。

けっしてあの奥さんは変な言い方なんかしていなかった
遠慮がちに、困っていらっしゃるのがわかった。
それなのに、以来、変人扱いになり
そして遂には、あなたまで
「下のご主人のあの顔はどう見ても鬱病だよ」と。

根拠もなく言い切るようになった人に、
惚れているから逆らわなかったのは私の責任だ。

身内でいるぶんには 、逆に、どんなことでも
ふつうは言えない強気の無茶もいいのけて
かばって護ってくれたりするからたのもしく思うようにもなってしまった。

時を経て、夜逃げのように猫達を連れて公団から越したけれど。。

だから、おおよそ見当はつくよ。
今度は私がどんなふうに仕立てられているのかも。

夜中にこっそり私の携帯をチェックしていて、
それがわかったとき、泣きながら謝ったこともあったのはあなたで
それなのに、
あきらかに辻褄の合わない話しをするようになったあの頃のあなたの
その、辻褄のあわなさに気づいて首をかしげるたびに
それをすべて嫉妬だと決め付けては聞く耳持たずに
「~しやがってよー、」とか、「~じゃねえか」とか
聞くに堪えない野卑な言葉で、
関係ないことまであれこれ持ち出しては
夜中じゅう異常にまくしたて責めたテル激しさに
困りはてて行った市の相談所で、

『奥さん、それがモラルハラスメントです』と聞いた時は晴天の霹靂だつた。

『じぶんが本当はそうだから、貴女をそう思って怒るんです。鏡現象なんですよ。
疑い深くて苦しんでいるのはご主人のほうなんです、だから、あなたを怒るんですよ』。

????いやしかし、私には疑われるようなこともないし、まさか。。。

『じゃ、携帯をこっそり見てるのは誰のほうですか?』ーーーあ!?
それはあの人だ。

『奥さん。今後、あなたをいらなくなったときとか、
いつかお子さんのこととかで何か起きた時とか、全部を貴女のせいとかにされることのほうが
ずっと心配です。こういうケースでは往々にして起きます。もっと勉強してください。』

そう注意されたのに、何冊か本も教えてもらって、
ウチの状況とそっくりなのに驚いたのに
そんなおり、夫が『恋をしよう』なんてブログをこっそり作っていて
毎日切々と恋心をつづっているのがわかったりすれば不安にもなったのに
それでも
やさしい言葉のときは本当にやさしいし、
結局無防備で
潜伏しているシナリオこにも気づかず過ごしてしまったのも私だ。

信じて、いやあ、信じたかったんだね。
どんなことも家族で越えるって。
だけど、そういう殿方にとっての家族は自分と子供だけで
世話をする人は何人変わろうと、家族ではないのだ。
それに気づいていなかったのも、私の未熟さ、かな。

わたしは見えていないんだと思っていたら
実は見ているくせに見ようとしない癖があり

わるいことも見えていても見ないように
なんでも良く見ようとしてしまう癖があるんだと
のちのち、見えていた人たちからは指摘された。

鋭い指摘を受け、遅まきながら、
ようやく、ものをありのままに見るということを
心がけるようになった。
ああ、痛い勉強だったけれど
そこまで体験しないとわからない私だったのだ。
わかっただけ、よかったのだ。勉強代だ。




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