にゃんこと黒ラブ

猫達と黒ラブラドール、チワックスとの生活、ラーメン探索、日常について語ります

王位獲得(二冠)に王手〜若武者の躍進

2020-08-06 20:12:00 | 日常

 連日暑い日が続く。
コロナ対策で換気や窓を少し開けっ放しなので、冷房効率が悪く暑い。凄く汗をかいて💦水分補給もしてる。

 昨日の王位戦2日目も夕方からPCとスマホでLIVE中継で楽しめた。これ以上手厚い矢倉はないというくらい、木村王位な分厚い守り駒を少しずつ見事に剥がして優勢を築き上げた。

 A bema TVのAI評価値が80対20になったあたりで、これは時間の問題で藤井棋聖が押し切るだろうと思っていた。

 最終盤に、まさか藤井棋聖らしくない深追いの銀の一手には、AIの判断の前にそれはないだろうとアマチュアレベルでも思った。

 しかし、藤井棋聖のことだからAIの判断をも凌ぐ何か決まり手があるのかと思いつつも、AIの評価値が46対54と逆転したので、これはさすがに玉に逃げられて大変な事になると。

 木村王位は劣勢を余りに意識し過ぎて、受け師がまさかの弱気の虫、小さく受けてしまった感じ。これも藤井棋聖のこれまでの終盤の強さからくるプレッシャーのなせる技かなのかと終局後に思った。

 半世紀以上前の矢倉を藤井流で蘇らせるとは!最先端の将棋AIが絶対に指さない戦型を自分流に試してみるとは!

 過去の名人達が築き上げた戦型や激戦の棋譜を研究してるのだなあと、ほんとうに高校生?

 18歳の人生経験少ない若者のなせる技じゃないとつくづく思いながらも嬉しくて仕方なかった。

 










 
 私が高校3年生、18の時は受験勉強に明け暮れていた。答えがある問題ばかり解いて、解けなくて解答見てもわからない問題を必死で解ろうと、つまらない勉強もしていた。

 藤井棋聖は、大学なんて余計な寄り道しないで、答えのない真偽が見えない獣道を突き進んでほしい。過去の誰もやったことのない新たな鉱脈を見つけてほしい。

 それがどれほど大変で凄まじい事か、今の私には到底出来ない事だが、よーく分かる。自分が生きている間に、藤井棋聖はどこまで掘り進むのか、よーく見ていきたい。