3年前の5月、テト♀とゴン♂の子供が五頭産まれた。産まれて1週間くらいは目が開かないまま、ひたすらママのおっぱい探してテトにくっついて寝ていた記憶がある。
テトの子育てを見て母は強しとつくづく思った。2週間くらいはつきっきりで母乳やしもの世話をして24時間ほとんど動けない。子供五頭の身体も毎日よく舐めてあげて綺麗にする。
天真爛漫でほんとうに可愛かった。顔や身体は随分と変化したが、毛の模様だけは今と少しも変わっていない。
父親のゴンは1歳になったばかりの頃で、子育ては何もしなかった。自分の子供であるとの認識すらたぶんなかったと思う。
人間の世界では、夫婦共に子育てするのが当たり前の時代である。人間以外の哺乳類では母が一人で子育てをするように本能に刻まれている。
もうだいぶ昔のような気がする。この3年間でいろいろとあった。母猫テトは年が明けると9歳である。ベンガル種のにゃんこは、猫の中でも短命みたいで平均11歳くらいらしい。
あと2〜3年?
この頃は神経質で、子供たちが近づくだけでウーと威嚇する事がよくある。
もう自分が産んだ子供だという認識はないのだろう。長生きできるよう食事と環境に気をつけてあげよう。