暑い真夏は夏休みでそれぞれの家庭で過ごすのがほんとうは一番良い。二学期が逆に長過ぎて、1ヶ月の暑さの中で9月下旬に調子悪くなる児童、生徒が例年より多く出てこなければよいが‥‥。
大学生はアルバイト収入も激減して、キャンパスライフもなく一人悶々とリモート講義を受けるだけの日々が続く。自主退学を考える学生が日本全体の1割を超えるという報道もある。
その反面体育系大学は、部活動を黙認して日大や天理大運動部で感染クラスターを起こしてしまう。その2つの大学だけでない、危ない大学運動部はたくさん活動してる。大学のコロナに対する危機管理は学内で両極端な対応を取っている。
一般学生にはキャンパスへの登校禁止、学内でのサークル活動等厳禁で取り締まりを厳重に強化してる反面、運動系競技部活に関しては放任して学外での活動を文書の報告だけで許している。
一部の運動部が起こしたクラスターからその大学生のアルバイトや教育実習生がキャンセルされて不当な扱いを受けているらしい。大学当局がそのような扱いをしないでいただきたいとお願いしている。
大学当局が全ての責任を負って後始末をするしかないだろう。後始末というより学生を守り補償してあげることが優先される。その運動部に責任を転嫁して活動停止にしたり、全運動部に活動規制を施すのが目に浮かぶ。
マンモス大学ほど大学運営の危機管理が杜撰でできていない部分がある。学生数日本一の日大がもうこの何年も事件や不祥事を繰り返していて、いい?(悪い)例だ。
大学当局は学内でクラスター感染が起こる事を異常なまで恐れている。万が一それが起きてしまうと来年度学生募集が落ち込み、大学経営自体に大打撃被ると計算している。
大学生は広範囲にわたりいろんな地域から通っている。1番活動的な人種で、夜の街関連、昼のアルバイトなど人との接触も広範囲にわたる。
しかも、東京都心の大学はキャンパスも小さくかなり密にならざるを得ない。名前は出さないが、大企業の高層ビルだけの大学建物は都心のあちこちにある。
東京の感染者が極端に少なくならないと東京の大学は普通授業を再開しないだろう。実技、実習、実験を行わないと話にならない学部、学科の科目がある。
どうするのだろう?
大学入試改革の初年度であるが、大学の授業の在り方初め、大学教育自体の改革がこの機会によく議論されて推し進められるべきだと思う。文科省の教育改革は高校までを主体的、具体的に考えているに過ぎない。
大学進学率が60%を超える異常な生徒数であるにもかかわらず、大学教育は各大学に任されて(放任されて)、「教育」ではなくて「商業」主義的側面が強くなっている。
真に学びたい者、一定の学力ある者だけを入学できるようにすると良いと考える人がいる。そうすると、1/4くらいの大学は要らなくなり、大学生の総定員も半分くらいにするとよい事になる。
量と質の問題は、少子化社会における大学教育に間違えなく大きな問題を提起してる。少子化にあわせて上手く変化していかねばならない。