菅内閣が決断力なく、優柔不断な後手後手内閣だと今回のGOTO対応でよくわかった。内閣が依頼して組織したコロナ対策組織の医師の方々や各都道府県知事の方々は特に実感されたことでしょう。
大手町から東京丸の内まで歩いた。コートなしでもお昼時の風は心地よい乾いた空気感だった。丸ビルの飲食店フロアはガラガラだ。昔、連れと何度かランチ食べに来たときとは別世界だった。
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大手町あたりに美味しそうなラーメン屋ないか検索していたら「赤のれん」の文字見つけて即決した。
昭和50年代後半に、長浜地区の元祖長浜屋、とん吉、中洲の大砲ラーメン、天神の赤のれんにはよく足を運んで食べたものだ。その当時は替玉2回してもワンコイン以内でお腹いっぱい食べられた。
綺麗とは言えない古ぼけた食堂みたいなテーブルや屋台でドカンと巨大タッパに紅生姜が山盛りあって、辛子高菜も食べ放題だった。何も言わずテーブルに着くとすぐ豚骨ラーメンが運ばれてくる。
替玉する人は、「バリ」とか「カタ」とか言えば通じる。たまに「ハリ」と申告する人がいる。たぶん茹で時間は10秒くらいだろう。ラーメンは安くて美味くて庶民や学生の貴重な食事だった。
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味だけは懐かしい美味しい味だった。替玉を2回もしたが、麺量が少なくてお腹一杯にはならなかった。
丸ビルの中の飲食店では安い方かもしれないが、私の中ではどうしても昭和の福岡で食べた青春のラーメンといろんな事を比較してしまう。
丸の内のビル群のお洒落なところで食べる博多ラーメンはどこか何か違う。料理や食事には味だけでない雰囲気や思いがついてくるのだろうか‥‥。
今も「赤のれん」本店は、福岡市天神にあるのだろうか?
あるとしたらラーメン一杯いくらで出してるのだろうか?替玉はいくらだろう?
ラーメン一杯800円、替玉1つ150円は東京のラーメン屋としては標準レベルである。1100円のお会計をしながらふとそんなことが頭をよぎった。
東京での店舗料は計り知れないものだ。まして、東京駅前の丸の内ビルディングである。ざっと50席はありそうな巨大席数と従業員が何人もいた。かかる経費は大変な金額になるのだろう。
完全リタイアしたら必ずや福岡を訪れて青春のラーメン行脚で味わいたい。豚骨ラーメン退職旅なるものもいいもんだ。生きていれば学生時代の仲間にも逢える。
ご馳走さまでした。東京で本場博多のラーメンを求めてはいけないということなのだと思った。