2020年もあと2週間あまり。コロナ禍により生活様式が一部変化した年でもあった。これからあと何年続くのだろう?
当分はいろんな制約を受けながら仕事のあり方や日常生活で気をつけていくしかない。あれをやらない、これをやらないと嘆くより、ひとりになれる時間(巣篭もり時間)を楽しく有効に使えることを考える。
ドイツのメルケル首相がつい最近、ドイツ国民に向けてコロナ禍に対して対処してもらいたいこと、心してほしいことを演説(強いメッセージ)した。いつも冷静な彼女にしては珍しく感情的になる部分があり命懸けのスピーチに思えた。
こういうお人が一国のリーダーたるお手本なのだろうというものだった。その内容には筋が通っていて論理的で、科学的知見に基づいたものだった。長い歴史に裏付けられた啓蒙を信じる、国民を信じる発言に感動した。
国民の命をいかにして守るか、その使命をひしひしと感じる決意と行動力がみなぎっていた。ほんとうにかっこいいとさえ思えた。
大人数による会食事実認め深く反省してるとわびる日本のリーダーとはあまりにかけ離れた姿であった。政治家はある意味、国民の命を預かる仕事である。人の命のために自らの命を削るくらいの緊張感や決意をもって対処してもらいたい。