このところ「雨が降らないでいいですね」などと安易に言えないお天気で、洗濯日和で助かりますが雨不足のため草花の水遣りが少し大変になってきました。ご近所のビワの木には実がたわわで、近年はじめて見る光景です。
今年3月9日、関西電力の高浜原発3、4号機で史上初めて稼働中の原発に運転停止の仮処分を命じた歴史的な大津地裁の決定がありました。法的に禁止されてから3ヶ月あまりが経過した昨17日、大津地裁は関西電力が申し立てていた『原発の運転停止の仮処分の効力を一時的に止める執行停止』を却下する決定を下しました。これで高浜原発3、4号機は引き続き、法的に運転自体が禁止された状態が続き再稼働はできません。この決定を下したのは前回と同じ大津地裁の山本善彦裁判長で、再びの英断に万感の拍手です。
これを受けて関西電力は高浜原発3、4号機の運転停止が長期化すると判断し、高浜原発3、4号機に装荷されている核燃料棒をすべて原子炉格納容器から取り出すと発表です。そして高浜原発3、4号機とも核燃料棒の一部は危険性の高いMOX燃料(プルトニウム・ウラン混合酸化物燃料)であることを見落としてはなりません。
ところが一夜明けて本日、四国電力が伊方原発3号機を7月26日に再稼働させる方向で最終調整していることが愛媛新聞ONLINEで分かりました。四国電力と愛媛県は「スケジュールありきではなく安全最優先で進める」と強調ですが、原発再稼働への正反対の動きを複雑な思いで受け止めてしまいます。
福島原発事故によるセシウムなどの放射性物質の健康被害が時間とともにどんどん明らかになっており、ぼやけていますが「福島県小児甲状腺がん患者数マップ」を貼りました。そして今日は締め切りが一週間も過ぎてしまった月刊『食べもの通信』コラム原稿をやっとまとめて研究会へ送信です。テーマが仮称「原発と平和」だけに書きたいことがいっぱいで、気がつけば決められた字数を大幅にオーバーで、短縮するのに苦慮する一日でした。