最後の痙攣の感覚が私の手のひらから消えた。
手の中から飛んで行った。15年7ヶ月の長寿であった。
子供たちが我が家をでるのと代わりに我が家へやってきた。
1月7日(なぬか) ・・・ナナ と名づけたメスのゴールデンレトリーバー。
厳しい(?)教科書どうりの訓練を三ヶ月ほどしたおかげで、私の命令は絶対であった。
まて! たて! おすわり! つけ! おあずけ! よし! などは すべて手の合図だけでできる。きびしくやさしくあきらめずだった。
GO! と言わないと 物を取りに走り出さない。 go で一目散に投げられたボールや、枝や、石を取りにいって口にくわえて走ってくる。 「はなせ!」 で 口から私の手の上へ離す。
散歩は必ず体の左側。 急に止まると パッと止まり 決して前には出ない。・・・・・・
・・・・こうして 15年もの間、じっと帰りを待ち、遊びまくり、愛情をたっぷりくれた相棒となった。
なくなる3日前まで おしっこしたい!と目で訴える。かかえて外で用をたしてもどる。
いわゆる ペットロスの状態になるかも・・・・。