明日もやりたいようにーmiddle60

切り折り紙、釣りなど
全身遊び心の日々・・
もっともっと忘れたい
なぜなら
どんどん新しいことが入ってきそうだ

誓文払い

2005年11月18日 | 日記・エッセイ・コラム

寒くなってきた。冬の始まる前に「誓文払い」という行事があると母が言う。京都で商人が四条京極の冠者殿(辞書に書いてあるだけで、どこにあるどんな建物かは分からない)に参拝し日頃商売上の駆け引きに嘘をついた罪を祓い神罰の放免を請う行事。この日の前後京阪の商店は特に安値の売り出しをする・・・・・<広辞苑>・・・母の親戚が名古屋市にあり昔(戦前戦中戦後)同じ行事をやっていたそうだ。辞書に言う京都の誓文払いと同じである。こういう昔の行事は、中身が良く分からぬところもあるが、なつかしい響きがある。母は、そういえば「恵比須講」というのもあったと言う。お客に物を振舞っていた(今で言うサービス)そうだ。死語になっていく言葉であろうが、なんとなく庶民・商人の趣が感じられいいなあと思う。