もう師走だ。先日、カメラを持って自転車に乗って撮影に行った。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え 、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある人と、栖とまた かくのごとし。・・・・・とはよく言ったものだ。毎年毎年古いものが消え、さら地が増え思い出だけが残る。また思いでも消える。
30年以上利用した名鉄揖斐線の黒野駅風景。荒れ果てたものだ。
正月には岐阜の町へ遊びに行く人で賑わっていた。長良川花火大会を見ようと客に溢れていた。高校生で溢れていた・・・。
私は何年も通勤に使った。平成13年に廃線となった。ならぬことを予定して住まいを定めたはずなのにとても寂しい。
今は駅の入り口は閉鎖され、よく通った最後の喫茶店も看板は残る。
自転車預かりの店がたくさんあった。今は駅前もひっそりとしたものだ。
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作品制作の悩み。