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デルフトの眺望(フェルメール)

2005-06-06 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
フェルメールの数少ない絵の中で(生涯全部で20枚くらい?)、一番好きな絵です。

デルフトの眺望(1660~1661ころ)

一生をデルフトから出なかったフェルメール。そういえばうちのじいちゃんもほとんど四国から出たことないらしいなぁ……
…話がそれました。
彼の目に映る故郷&生活の場はこんな風景です。

雲は重く、似たような色合いの建物が並びます。
絵の奥の方は、空も明るく、建物にも陽があたっています。
どっちからどっちに動くかはわからないけど、このまま時間が流れて雲も動き、手前の建物にも陽が当たりはじめるような気がしてきます。

カメラオブスクーラを使って見えたままを描いたと言われ、画面の中心に視線がぎゅっと集まり、周辺が少しぼやけて広がっているように見えます。
使われている色は 空と水のくすんだ青・雲の黄色っぽい白・レンガの赤茶・地面の黄土色・影や人の服の黒 ぐらい。シンプルっす。

やっぱいいなぁ、この絵。
本物見たいなぁ。。。

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