Shevaのブログ
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Premiership





チェルシー、ニューカッスルに引き分け マンUとの勝ち点差縮まらず その5

2007年4月22日 ニュー・カッスル

Q: ジョゼ、きょうは大きなチャンスを逃してしまいましたね。

JM: ふーむ。それは見方によりますね。チェルシーはここに来てあと3試合、ホームでの試合を残している。ところがマンUはホームは3週間で1試合だけ。チェルシーがもしかするとどうにかできるシチュエーションで、敵さんはこの時期を終わることになった。この時期で3ポイント差だったら、10週間前の私だったら満足だったでしょう。うちはアウェイで2試合、マンUはホームで2試合だったんだからね。でもけさの時点では、(きのうマンUが引き分けていたので)私は3ポイント差は嫌だったんです。1ポイント差にしたかったんです。
でもプレミア優勝のためには我々は自分たちに不利な『新たなフットボール・ルール』で戦わざるを得ないんです。それは一つは、マンUに不利なペナルティーは取られないというルールで、もう一つはチェルシーに有利なペナルティーは取られないと言うものです。

Q: まさか、ご冗談でしょう。

JM: 僕だって冗談だと思いたいですよ。でもあなたも私が見たのと同じ試合を先週ご覧になったはずですよ。シェフィールド(ユナイテッド)に不利なペナルティーはペナルティーで、ミドルズブラに有利なペナルティーはペナルティーじゃないんです。このゲームでのスティーヴン・カーのハンドはペナルティーじゃないんです。この3つのペナルティーに関する判定は大きいもので直接勝ち点に影響するものです。
そりゃ、きょうの試合でチェルシーが勝利するに値するプレーをしてたかというと、僕はそうは思いませんよ。選手たちの努力は誇るべきものだし、これ以上彼らに望めません。でもニューカッスルはフレッシュで常にカウンターアタックで脅威を与え、よく守りました。ブランブルとテイラーは守備においていいプレーをしていました。ニューカッスルが勝ち点を得ても当然だと思うし、それを疑う余地はありません。
でもきょうの試合を見てみると、前半10分でチェルシーが決勝点を得ていたかもしれないのですよ。だからやはりあるのですよ、チェルシーは手ごわい敵に相対するだけでなく「新たなフットボール・ルール」とも戦わなくっちゃならないんです。

Q: あなたのお考えではマンチェスターは優勝するに値しないということですか?

JM: それはことと次第によるよ。今僕が思ってるのは、マンチェスターは負けることにならないということなんだ。きのうの試合は最後の瞬間にペナルティーを取るべきだったんだ。だからマンUは負けないんですよ。(舌打ち)だから…

Q: シーズン中ずっとそんなわけじゃありませんよね。

JM: シーズン中ずっとだって? いいだろう、その話をきみはしたいのかね?

Q: 今シーズン通してそんなことはないと思いますが。

JM: じゃあ、君は、きのうのあの最後の場面で、マンUのペナルティーエリアで起こったことに対して、ミドルズブラにPKを与えるべきだったと思わないのか? (燃えるような目でリポーターを凝視する)

Q: (絶句)

JM:(舌打ち)

Q: まあそうだったとしたら、今頃マンUとは僅差だったわけですよね。

JM:(うなずく)

Q: 話題を変えさせていただいてもよろしいですか? あなたが首になるかどうかや、後任監督についてチェルシーがコメントを出しましたね? あなたはどういうお気持ちですか?

JM: うれしいですよ。今まで、この数ヵ月というもの、僕はずっとチェルシーに残りたいと言い続けてきたわけですからね。お偉いさんが僕や、メディアにまで、僕に残って欲しい、辞めないで欲しいと言って、この憶測合戦を終わらせようとしているのです。僕がほぼ3年にわたっていっしょに仕事してきた人と話したのです。僕の3年間のクラブへの貢献に対してうれしい気持ちだと、僕に残って欲しいと言ってくれた言葉を僕は信じますよ。僕のほうも残りたいわけですから、この騒動は終わりです。我々は共に歩むこれからを楽しみにしています。

Q: どうしてそれが憶測記事の終焉だと言えるんです?

JM: そんなこと知りませんよ、僕にとってもお偉いさんにとってもこの騒動は終わりなんですよ。偉い人が毎日メディアに『ジョゼは残るんだよ』『残るんだよ』『残るんだよ』って言うわけないし、僕の方だってもうごめんですよ。そんなことばかげてるし。偉い人はコメントは1回でいいし、僕はそれで充分ですよ。僕だって毎日『残りたい』『残りたい』『残りたい』なんて言ってられませんよ。もう充分です。そのために契約ってもんがあるんだし、クラブが僕に残って欲しくて、僕も残りたければ、これで騒動は終わりでしょうよ。まだメディアは憶測記事を書いていますが、勝手にすればいいですよ。僕にとってはすべてがもう解決済みのことです。








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Premiership





チェルシー、ニューカッスルに引き分け マンUとの勝ち点差縮まらず その4

2007年4月22日 ニュー・カッスル

Q: きょうはすごく悔しかったでしょう?

JM: いや(まだ優勝の可能性は)五分五分だと申したでしょう。緊張してしまったのか。でもまあ長い間追い続けている敵の背中が見えてきています。この苦しい時期を越えれば後は、後の(残るプレミアの4試合中)3試合は、ホームで戦える。マンチェスター(ユナイテッド)もホームで迎え撃つ。この時点でプレミアで優勝を狙うには、どう見ても我々はいいコンディションにあるし。だから(まだ優勝の可能性は)五分五分だと申しあげたのです。マンUはあとの2試合はアウェイで戦うからです。
でも一方ではうん…そうですね。この結果にはちょっと悔しいですね。

Q: きょうはせっかくの(マンUに追いつく)チャンスを失ってしまったとお考えですか。

JM: まず言っておきたいんですが、選手たちはこれ以上こちらが望めないぐらいがんばってましたよ。ほんとにすばらしかった。選手たちの今シーズンのがんばりを思うと言葉がありません。きょうはまたもや元気で、モチベーションも有しているチームとの対戦でしたが、選手たちはウエストハム戦の時のように戦いました。選手たちはすばらしかったし、これ以上は望むのは殺生でしょう。
得点チャンスはありました。チェルシーは(マンUにお付き合いして)マンUとの勝ち点差を縮めるのに失敗した。そのとおりです。
でも同時にね、こうも言えるのですよ、うちはアウェイの試合だった。でもマンUはホームでの試合だった。だから勝ち点差については選手たちには僕はこう言ってますよ。マンUはきのうホームでミドルズブラと戦ったが、ハッピーなことに我々は勝ち点差をキープしたとね。悲観すべき事態ではないし、いろんな状況にも関わらず、チェルシーはすばらしい試合をしている。まあ「新サッカールール」で戦ってるんだから難しいですよ。今度は『新たなサッカーのルール』と戦わなくちゃいけないんだから、厄介なわけですよ。

Q: 一体何のことですか? その…『新たなサッカーのルール』とやらは?

JM: マン・ユナイテッドに不利なペナルティーは取られないのに、チェルシーに有利なペナルティーは取られないというルールですよ。

Q: それはどういうことですか?

JM: どういうことって…英語でどう表現していいか思いつかないんですが、ちょっと説明できませんね。
今週起こったことを見てみれば、どういう大変なことかわかるでしょう。きのうもあったし、きょうもあったんですよ。
きょうはうちの勝ち試合だったなんて言うつもりはありません。90分間、ニューカッスルはいいチームだったし、よくやっていました。ニューカッスルは勝ち点を得るにふさわしい戦い方をしていたんです。だからそこをとやかく言うつもりはないんです。でもチェルシーはペナルティーをもらってしかるべきだったんです。

Q: どのプレーのことをおっしゃっているんです? スティーヴン・カーのプレーですか?

JM: スティーブン・カーのプレーは確かにペナルティーだよ。「たられば」を言ってもしょうがないけどね、チェルシーは前半10分に決勝点を(PKをもらえれば)挙げてたはずなんだ。ニューカッスルは引き分けに値するプレーをしたとは思いますが、その状況は楽ではなかった。
僕にはこう主張する権利があると思いますよ。僕が真実を語ったからといって、誰が僕を責められますか? 主審が公正でないと言っているわけではありません。そんなこと言ってるんじゃありません。
きのうのマンU戦の審判は、すばらしいひとたちですよ、ほんとに。僕は彼らに恨みがあるわけじゃありません。でもね、きのうのあれはペナルティーで、きょうのこれもペナルティーだったんですよ!(*)
これで僕を罰したいのならどうぞやってください。罰するがいいさ。それは民主主義の終焉を意味するんですよ。昔の時代に逆戻りですよ。きのうのあれはペナルティーで、きょうのこれもペナルティーだったんです。

Q: … きょうバラックとカルヴァーリョがいなかったのが響いていますか?

JM: カルヴァーリョはプレーできる状態とは思えませんし、バラックは現時点で歩くこともできません。様子を見るしかないです。エシアンも同じ状況です。

Q: それでは最後に、あなたのポジションについても手短に伺ってもよろしいですか? チェルシーの重役は先週、この騒動を終わらせるはっきりした声明を出しましたね。あなたが来季もチェルシーの監督であると。これで騒動も終わったと思っていらっしゃいますか?

JM: 終わったんでしょうよ。チェルシーの重役たちがメディア・ゲームをするために、毎日違う声明を発表するんでなければね。2日前はピーター・ケニヨンがコメントを出しましたが、あしたはテネンバウム氏がコメントしたり、??さんがコメントしたりということにはならないでしょう。だから(ケニヨンのコメントで)騒動には終止符が打たれた。メディアがもっと騒ぎ立てたいなら勝手にやればいいんです。私と話をする人は誠実な人ですし、私と会って、来季も私がチェルシーの監督だと言ってくれたなら、ごたごたは終わりです。僕はチェルシーに残りたいし、重役たちもそう望んでいる。顔を合わせてそう言ってくれたんですから。公明正大な結果です。


* -- マンUミドルズブラ戦、後半90分。オシェイがゴール左前で決定的なパスをもらったイドンクを倒したプレー。
 ニューカッスルチェルシー戦、前半7分、スティーヴン・カーがカルーのゴール前への放り込みをハンドした(?)プレー。








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Champions League





チェルシーCL準決勝 リヴァプールに先勝 Jコールが復活ゴール その5

What Mourinho said

ジョゼ・モウリーニョCL準決勝ファーストレグ、リヴァプール戦後の記者会見
2007年4月25日 スタンフォード・ブリッジ

JM: 結果はご覧のとおり。いい結果です。リヴァプールに1-0で勝ちましたがまだ半分終わったに過ぎません。リヴァプールとの初戦はチェルシーが1-0で勝ちました。悪くない結果です。

Q: ペナルティー・キックをもらってもよかったのに、またもらえなかったと?

JM: まずはっきりさせときたいのは、確かにあれがハンドだったということだ。疑いの余地もなく、あれは確かにハンドだったんだ。あれがペナルティー・エリアの中だったか、外でフリーキックになるべきだったかはわかりません。でもハンドだったことは100%間違いない。ペナルティー・エリアの中だったかどうかは僕には見えなかったから何とも言えませんがね。

Q: 主審は… 今のところ、あれはペナルティー・エリアの外だったと…

JM: 主審は実にうまく試合を裁いたというのが妥当な意見だと思う。主審はゲームをコントロールしていた。それはイエローが1枚しか出なかったことからも明らかだ。あと1枚出すとすればシャビ・アロンソにだったが、それ以上は(イエローに値するプレーは)なかったんだ。選手たちもフェアにやっていたし、主審は経験豊富な方なので、試合をしっかりコントロールできていた。僕に言わせればあの主審は世界のトップクラスですよ。でもみんな、選手だって、僕だって、ミスを犯すことはある。アルベロアのハンドを取らなかったのは主審のミスだ。それが(ペナルティー・エリアの中で)PKにするべきだったのか、(外で)フリー・キックにすべきだったかは判然としないが。VTRで見ればわかることですよ。でもこの(ファウルを流した)判定は大きい。うちにとっては大きな痛手だ。ただ言っとくが主審は非常にすばらしかった。

Q: (レフェリーのせいで残念な結果になったとおっしゃるんですか、それはフェアではないのでは?)??

JM: いや、あれはペナルティー・キックを取ってしかるべきでした。ペナルティー・キックを取るってことは非常に大きい判断です。それが直接フリー・キックにされたら、ゴールの可能性のパーセンテージは下がりますからね。あちらの方がおっしゃったように、1-0になった責任は主審のせいだなんて言うのは、フェアじゃないですね。主審の判断次第では2-0の結果だったのになんてね、そういうことを言いたいんじゃないんです。
チェルシーの前半のプレーを振り返ると2点、3点、4点取れる展開でした。前半には大きな得点チャンスがあったんで、1点じゃ少なすぎますよ。後半にはリヴァプールが反撃してきましたが、脅威を感じたのはジェラードのあの一発だけでしたね。キーパーのミラクルセーブで防ぎましたが。リヴァプールの反撃はあったが、ゲーム展開は危険な感じではなかった。僕らはカウンターアタックに出た。そう、ランパードが打ったボールをディディエとサロモンが押し込もうとした、あれはすごいチャンスだった。
ともかく、あの(ジョー・コールの)ゴールが決勝ゴールとなったことだけは間違いない。でも私が思うにはあの前半のプレーでは1点じゃ少なすぎた。ただし、サッカーとは、そうしかるべきとか、そう値すべきもの、ではなくて結局は現実の結果でしかないからね。現実とはチェルシーの1-0ですよ。ベニテスやリヴァプールの連中はこの結果を決勝に勝ち進めるチャンスがあると見るだろうし、うちだってこの結果で決勝に進めるチャンスがあると思っているのです。だからまだ…どっちに転ぶかわかりません。

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順番が前後してすみません。
ベニーテス…呼び捨てですよ。こないだのリーグ戦でのアンフィールドの時は、『ラファ』と呼んでいたのに。ファースト・ネームも呼びたくないぐらい憎さ100倍なんでしょうね。
(『ラファ』と呼んでいるシーンもありました。)
それから彼がこだわっている『アルベロアのハンド』、確かに100%(笑)ハンドで、ランパードははっきり主張しているんですが、認められませんでした。
ただそれがペナルティー・ボックスの中だったか外だったのかは、VTRを見てもよくわかりませんでした。








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