助かった可能性が高い被害者(一般市民)を見殺しに、組織防衛だけの警察など日本の公的機関の底なしの腐敗堕落
「遺体はすでに硬直し、足は曲がったままで…」秋田でクマに襲われ死亡した男性の「第一発見者」が明かす「恐怖の現場」
クマに襲われ警官2名を含む計3人が死傷
①秋田県鹿角市(かづのし)大湯の山中で、一人の男性が亡くなった。佐藤宏さん(64歳)。5月15日、この時期に旬を迎える根曲り竹を採りに、妻と親族女性とともに現地へ向かったあと、一人で山に入ったのちに行方がわからなくなった。(★注、親しい友人が場所を確実に特定。ところ、権威を振りかざす傲岸不遜で間抜けな警察が頭から無視していた。日露戦争を想定した日本陸軍の雪中訓練での大量遭難を描いた新田次郎「八甲田山死の彷徨」の二番煎じの大失敗)
②通報を受けた地元の警察と消防は3日間捜索を続けたが、佐藤さんの姿を発見することができなかった。(★注、「捜索を続けた」は噓八百の法螺話で、最初から警察消防は真面目に探す気が無かっただけだった。現場は林道に止めた車から目と鼻の先。10分の近距離だったのである)
③これまでの報道では、行方不明後4日目の5月18日に佐藤さんを発見、現場から搬送する際に警官2名がクマに襲われ重傷を負ったと伝えられている。(★注、素人より悪い不下際の連続で「当然な成り行き」で、みすみす見殺しにした警察には何時か必ず怠慢の報いがある)
④佐藤さんの遺体はその場に放置せざるを得ず、数日かけて重機を使い林道を広げ、猟友会など多くの人員を配置してようやく運び出すことになった。(★注、最初は「甘く見過ぎ」、次には「怯えすぎる」両極端を短時間で変遷したのですから大失敗は当然の結果)
⑤その遺体は損傷が激しく、妻も見ることができなかったという。(★注、警察消防の怠慢で、現場に長期間放置している間に遺体が腐敗してクマに食われている)
クマ関連のニュース報道は大きく取り上げられる傾向にあるが、警察官2名の重傷被害を受けたこのケースは多数の報道機関を集める結果となった。
しかし実は触れられていない事実がある。亡くなった佐藤さんの長年の山仕事の仲間Aさんが、行方不明の被害者を発見し、遺体搬出にも全面協力したが、これまで世間に公表されなかった
第一発見者の独白
「佐藤さんの身体はすでに硬直をしていて、左右の腕を身体の前に差し出された格好でした。足もまっすぐではなく、膝が曲がったままでした」(★注、事実なら、死後硬直は死んで2~3時間後から始まり半日後にピークなので、遺体の状態から分かることは、もし救助が1日早ければ十分助かっていたのである。今回警察や消防などの救助の遅れは文字通り致命的失敗「未必の故意の殺人」だったので、テレビや全国紙などマスコミが怖がってが取り上げないのである)
これまで15年ほど、佐藤さんと山中で行動をともにして春先の各種山菜からタケノコ、キノコ類、漢方薬の原材料など、レジャーではなく職業として、採取するため、青森と秋田県の県境を中心に、山に入る生活を長年続けています。熊取平や四角岳がタケノコの時期の定番でした。スーパーK(2016年に4人の男女を襲って喰ったクマ)の騒動があって、それらの山が入山禁止となってしまい、それ以降は今回、佐藤さんが殺された発荷峠が中心になっています。
スーパーKが縄張りにしていた熊取平とその周辺は、長期間山菜やタケノコなどが取れる文字通りクマにとって天国のような場所です。(★注、8年前のスーパーK事件では体重70キロの雌熊一頭を殺処分したが、4人を殺して食べた「人食い」熊が別に存在する可能性が十分にある)
入山禁止になってからはクマがタケノコや山菜を独占。次々と子グマが生まれて頭数が増え、生育範囲を広げているのです。もともとこのあたりのクマは、人の姿を見るとすぐに逃げるような臆病な個体が多かったのでクマの縄張りに入っても、繁殖期の子連れの母グマ以外、危険を感じたことはありません。
エラそうに言いましたが、これまで3度ほどクマに襲われたことはあります。足を噛まれたり、組みつかれて腕もやられたり…目の下を引っ掻かれたこともありました。それでも山に入ることを諦めたことはありません。クマにやられたこと…それは私の失態だからです。
威嚇行動なしに突然向かってくる
本来、クマは人間が縄張りに入ってきた際に、うなり声を出したり、木を叩いたりするなど侵入してきた人間を威嚇してくるが、ここ3年ほど威嚇行動なしに突然人間に向かってくる個体が増えてきたように感じています。
県内でもクマの出没する場所、目撃された場所が、看板などで張り出されるようになりましたが、報告された件数はごくわずか。日常的に山に入る我々は遭遇しても、報告などしません。
佐藤さんが殺害された現場
佐藤さんと私は14~15年ほど、ともに山に入ることが多かった。山菜やキノコ類、薬の原料となる樹木などを採取するために、ふだんから山に入る生活を続けていました。今回、佐藤さんが殺された現場には、5月11日にも二人で入っています。
そのわずか4日後、ここで悲劇が起きてしまう。はたしてその一部始終とは――。
秋田でクマに襲われ、命を落とした男性の「死の瞬間」…遺体の「第一発見者」は“最期の声”を聞いていた!
襲われる直前の佐藤さんとAさんが言葉を交わしていた
佐藤さんの緑のリュックが…
5月15日午前6時過ぎには発荷峠に到着し、一人でウド採りで現場に入りましたが、すでに別の男性が一人山に入っており、その後、佐藤さんが襲われた場所でタケノコ採りをしていました。その男性はクマを刺激していたことになる
佐藤さん夫妻と親族女性の3人で8時半頃に現場へ来て、佐藤さん一人で山に入った。私が、ウドを採りながら一通り場所の確認をして車まで戻る際、午前9時ごろに佐藤さんの赤い縁取りのある緑色の30Kg入りリュックを見つけた。
Aさんの「おーい」との呼びかけに…
佐藤さんのリュックの脇にはクマよけの電子音と同時に荷物の場所を示す「拡声器」が置かれ、その時も電子音は流れていました。(★注、登山用具のエバニューからクマよけ拡声器が売られているらしいが、今までのホイッスルやクマ鈴の高音より山伏の法螺貝のような100から130ヘルツの低音の方がクマが嫌って効果的)
「あっ、来ているんだな」と思い、私は「おーい」と、急斜面の笹薮に向けて声をかけると、藪に覆われて姿は見えませんが、
「おーい、いま行くスケー」と返事がありました。そして、そのすぐ後
「あちゃ〜」という大きな声がしました。それはのんびりとした声で、きっとタケノコが成長しすぎてしまい、採る時期が遅かったのだという意味だと解釈しました。その直前、私の立っていた位置からは15メートルほどしか離れていない佐藤さんのいる笹薮が風もないのにササーと動いたので、それが佐藤さんと思っていた。
ところが、今から振り返ると、あれはクマだったのかもしれません。「あちゃ〜」という声…それが佐藤さんの声を聞いた最後でした。その時にも佐藤さんのいた場所の近くでは、別の女性二人組がタケノコを採っていました。(★注、遭難現場に最初は別の男性1人が、Aさんと言葉をやり取りした時は被害者の佐藤さんと女性2人組とAさんの4人。山中では考えられないほど賑やか)
まさかクマにやられていたとは…
その後、佐藤さんには声をかけましたが、待っていてもこないので、その後一人でウドを採りはじめ、10時半ごろに佐藤さんのクルマが止めてある場所で奥さんと会い、佐藤さんを「叫んで呼んでくれないかな」と頼まれ、リュックがある現場近くまでクルマで行こうとしたが、林道に止めた別のクルマが邪魔で通行できない。奥さんにそのことを告げ私はその場から立ち去りました。この時は、まさか佐藤さんがクマにやられていたとは少しも思いません。奥さんはその後、佐藤さんのリュックのあった場所まで歩いて行って、「おーい」と声をかけたが反応はない。
翌16日午前9時過ぎ、もう一度同じ場所に行くと、山の管理者が、「佐藤さんが昨日から出てこない」、警察や消防隊員(★注、都会のような正規雇用の消防署職員ではなく、地元の民間人有志によるボランティア活動の消防団員)らが集まって捜索をするとかで、その日は佐藤さんを心配してその場所にずっといました。
なぜか自信満々の警察官たち
(16日)午前10時頃クマが原因だともわからない状況で捜索本部が立ち上がったが、現場にはタケノコ目的の人がまだ入っていました。
警察と消防は合計で20名くらい。それぞれ装備を固めて半数くらいが捜索を、残りの半数が待機していました。ヘリコプターで佐藤さんを探すというが、薮の生い茂る中、上空からの捜索など、到底できないが、警察官は自信を持っていました。
私は昨日の佐藤さんと言葉を交わしたザックのデポ位置を捜索隊に教えようとしたが、「いいです。襲われる可能性もありますし、我々が探します」と、警察官は相手にしてはくれません。結局無駄足で捜索終了
捜索隊の中には、待機中にタケノコを採って袋に入れている者もいました。ヒマだったのか何なのかわかりませんが、あまり真剣に捜索しているようには見受けられません。佐藤さんを探すのではなく、なんとタケノコを探していたのです。
警察はどこをどう捜索していたのか?
私は警察官から止められ、山には入れません。ただ、ジッと我慢して待機していました。その日の夕方、午後3時まで捜索隊はあたりを探したようですが、見つけることはできません(★注、Aさんと佐藤さんの奥さんの2人も確認しているザックについて一切何も書いていない。ザックさえ見つかれば佐藤さんも見つかるのですから奇妙)
佐藤さんの奥さんに対し、「次の日は雨なので捜索できない場合もあります。どうしますか?」と、捜索継続の是非を問う(★注、能登半島地震にも共通するが、人命救助の72時間のタイムリミットを考慮しているとは到底思えない無神経で無能、ヒトデナシ官僚組織の悪弊)
そしてその後、事態はまさかの展開を迎える。捜索の最中にクマが出没し警官二人に対して襲いかかってきたのだ――。
わざわざ大手商業メディアと二人三脚で「山もクマも素人同然だった捜索隊」と警察や消防を思いっきり罵倒した胡乱なAの言動が不気味
現代ビジネスとAさんは、
わざと警察など公権力に喧嘩を吹っ掛けているのか???
確かに現代ビジネスの記述が正しいなら、15年も趣味ではなく職業として山菜取りをしているAさんは山のベテランで、
しかも、今回は、警察消防の20人の捜索隊で2日間探して見つからなかったクマに殺された佐藤さんを発見したのがAさんだった。しかもたったの10分の早業。
ただし、肝心の佐藤さんの死体搬送現場では、思いっきり罵倒していたド素人以下の間抜けな警察消防と同一行動をとっているのですよ。其れならAさんもド素人だったとの結論になる。
本当に、「クマが食うために隠した」と判断したなら、普通の平和時ではない。食うか食われるか。人食いクマを殺すか、クマに殺されるかの二者択一
猟銃を持った大勢の猟友会を集めてから行動するべきで、のこのこ、クマスプレーとナイフ程度のお粗末な対策装備の警察消防の捜索隊に付いていくべきではなかった。
しかも、一番の問題点とは、「クマに近距離で出会って、背中を向けて走って逃げる」と必ず襲ってくるとの大鉄則を、唐突に全員が忘れたこと。もちろん捜索隊の中で最高司令官気取りのド素人の警官も大問題だったが、それ以上に少しは現場を知っているなら、山もクマも、何も知らないド素人の警察に指揮権を与えたAさんの方が余程責任が重いのである。
一番大事な事件事故発生の日付を間違っていた現代ビジネス記事ですが、辻褄が合っているようで、少しも合っていない。謎だらけなのである。
そもそも安全な山歩きに徹するハイカーさんなら知らない話だが、本格的な登山経験がある(山が究極の自己責任の世界だと知っている)登山者なら、警察消防の捜索隊がド素人集団である程度は誰でも知っている一般常識なのである。冬の岩場など装備が在っても技術や経験がない警察消防の捜索隊では手も足も出ない。
しかし死人が出れば最後は警察や医師などが署名捺印した公的な証明書の類が是非とも必要なので、警察の悪口を言う本物の登山関係者は一人もいない。山岳遭難が起きれば、最後は矢張り、警察の協力が無いと「終わり」に出来ない。善悪や正誤と無関係に、警察など公権力が必要なのである。