『諸々の今までの積み重なった問題』
共産党が240議席を確保して単独政権を樹立など私が生きている間に実現するなど、露ほどの可能性も有りませんが、随分昔に死んだ戦争の20世紀を生きた私の父は未来の21世紀には日本は戦争の無い平和な国になり野蛮で過酷な資本主義は崩壊していて、理想の民主主義的な社会主義になっていると確信していたのです。
今その予測は、平和は半分だけは実現しているし、日本型資本主義が末期的な有様であるのは事実ですが、世界の歩みは実にゆっくりとしていてもどかしい。
しかも真っ直ぐには進まず行きつ戻りつ螺旋的にしか発展しないのです。
スタンレー・キューブリックの描いた世界では9年前の2001年には人類の火星旅行が実現しているし手塚治の考えたアトムの誕生日は2003年で、何と7年も前なのです。
20世紀の天才たちの考えたよりも随分時間はゆっくりとしていて世の進歩の速度は遅い。
しかも時々は進歩の時間が逆戻りする始末なのです。
日本共産党ですが、今では見る影もないが20数年前には45議席を有する衆議院議会内での野党第二党の有力政党だったのですよ。
そして、この時点までは選挙のたびに『議席』も『得票数』も倍倍ゲームに近い驚異的な速度で確実に支持を伸ばしていたのですから、そのままの勢いなら与党には成らないかもしれないが100議席を越す最大野党に成長していた可能性まであったのです。
このままで、済ますはずが無い。
予想通り、共産党が45議席の時に日本の全てのマスコミ総がかりで始まったのが共産党員の不祥事キャンペーンで、何十万人もいる党員の取るに足らない些細なスキャンダルを繰り返し繰り返し、さも何か日本国の政治的な大事件ででもあるかのごとく報道するのですね。
『共産党バッシングの不祥事キャンペーン』
今までの日本人が持っていた漠然とした反共イメージが無くならない様に合法非合法なんであれ全力で、どんなことでもして共産党の足を引っ張って引きずり下ろす。
彼等が始めたのは、一般の日本人に信用が高いテレビなど映像メディアや新聞一般のマスコミのニュース枠を使った共産党員の不祥事キャンペーンで、これを連日行うのです。
共産党員は全国で何十万人も居るのですよ。
党員は何かの資格試験に合格した訳ではなく、何十万人もいればその内の何人かは人格的に問題のある人物とか不真面目な人物が必ずいる。何かの小さな問題行動があっても当たり前なのです。
地方議員は今でも共産党が議席第一位なのですから数千人いる議員内にはホモの議員とか何かの些細な問題を抱えている議員がいても当たり前なのです。
ところが連日『共産党の○○』なるニュースが流される。
今度の『みんなの党』の躍進でも判るように選挙とはある種の人気投票であり、イメージの戦いでもあるのです。
細々した下らない個人的なスキャンダルが、『一共産党員の問題である』が、『共産党の問題である』へと露骨に問題点を摩り替えて、政治問題として全国的に報道され続ける不思議なことが続けられる。
最後の仕上げは議員秘書が泥酔して駅の乗捨てられていた自転車に乗っていたことが日本共産党の重大責任であるとして大々的に報道される。
この姑息で卑劣なメディア宣伝(共産党バッシング)の手口は大成功に終わるが、次に同じ手法が中曽根康弘により国鉄解体のための国労潰しに使われて矢張り大成功している。
何十万人も国鉄職員の個人的な不祥事や、一つ一つなら取るに足らないつまらない些細な事件が大事件扱いされ、マスコミ総がかりで大々的に報道され続けられて、国家をあげた違法な詐欺行為である国鉄解体が進められたのです。
それにしても共産党指導部の怠慢には腹が立つ。
マスコミ総がかりの小中学生の『いじめ行為』に近い事が目の前で繰り返されているのにもかかわらず、一方的にイメージが落ちるに任せて何ら『自分たちは間違っていない』との主張を繰り返すばかりで、やられっぱなしなのですよ。
少しの『自己改革の努力』も無かったのです。
一つ一つは何と言うことは無いイメージ程度で、些細な単なる小さな悪印象の積み重ねですが、いじめられている当人の共産党が『正しいのであり』『何も変える必要は無い』と何もしなければ『マイナスイメージ』は増えるばかりです。
敗戦までの『主義者とかアカ』との悪宣伝の元々の日本的な未熟な民主主義の弱点の基礎の上に、松川事件など数々の共産党を狙い撃ちした謀略事件が加わり、一定程度の反共意識は日本人のDNAに深く刻まれていたのでメディアの共産党バッシングのキャンペーは大成功したのです。
十分に反共マスコミ戦略が成功したところに、ソ連戦闘機の大韓航空機撃墜事件や中国の天安門事件、ソ連や東欧の崩壊による社会主義に対する幻滅感、02年の小泉訪朝以後のマスコミの異常極まる北朝鮮バッシングキャンペーンによる日本全体の右傾化現象が顕著になる。
この、今までの積み重なった共産党や社会主義に対する悪評が、今度の参議院選挙大敗北の結果を生んだのであり『天安沈没』などの『たった一つの北風』だけが敗北原因でないことは言うまでも無いことです。
数々の原因があるのですが、今までの蓄積に加えて今回、最後の『天安沈没』と言うたった一つの、最後の『藁束』が今まで耐えに耐えていた駱駝の背骨をへし折ってしまったのです。
『88年前の設計図』
今の日本共産党とは、何十年も前に作られた設計図のままで、国家が崩壊するまで同じ車を作り続けた東ドイツのトラバントの政党版であるのです。
小泉的なポピュリズムの対局にあるのが日本共産党であるのでしょうが、共産党には自分の周りを見て(他人の目を鏡として自分を判断する)何かを決定するとの仕組みが出来ていないのですね。
判断の基準はそもそも外部に求めることは無く、内部に既に出来上がった『物差し』があるのですよ。
自分独自の物差しが常に優先されて、ポピュリズム的な多数に同調するなどの考えが希薄なのですね。
余りに自分用の『物差し』が完成品で頑丈に出来上がっているので、それで余程のことが無いと『自己改革』が出来ないのです。
これはまさしく『出来上がったもの』を守るのが仕事の官僚組織の特徴そのものです。
今の共産党は政治家集団とは言い難い水準であるのです。
政権も取っていない現在の野党の共産党が、何故か官僚臭さがぷんぷん臭うのですから、『政権を取ったら官僚独裁国家になり心配』になる人が出て来てもある意味仕方が無いでしょう。
改善の為には、これはもうこれからの党のイメージチェンジに期待するしかないでしょ。
『資本主義や民主主義が未熟な段階で始められたソ連型社会主義』
崩壊したソ連にしろ崩壊しかかっている北朝鮮にしろ経済学的に見れば、あれは当然な結果なのです。
あれは社会主義経済というよりも敗戦までの日本やドイツのような戦時経済に近いシステムであったのです。
北朝鮮ですが南北は人口比で半分の少なさで世界最強のアメリカ軍と韓国軍を相手に同等の戦力を保持したのでは経済負担が耐え切れない。
東西冷戦といってもソ連の国力はアメリカの国力とは1桁違いで元々同じ程度の軍事力を保持すれば耐え切れず崩壊する運命にあったのです。
東ヨーロッパですがフランスドイツなどの西側諸国に比べて一回り小さい国々なのですがワルシャワ条約機構でNATOと同等の戦力を維持していたのですが、ソ連邦でも100人に一人の動員率なのですが東欧では負担はソ連の倍近い数字だったのです。
ソ連では爆撃に耐えれるように地下鉄は百数十メートルの深部に造っているし、崩壊する寸前まで主要な鉄道の鉄橋やトンネルの出口にはソ連軍の歩哨が警備していたのですが日本では戦時下でもそんなことはしていない。
戦時経済だとどうなるかといえば圧倒的な需給バランスが崩れてしまったのです。
ソ連名物の買い物の長い行列とは、敗戦後の日本でのハイパーインフレを引き起こした圧倒的な物不足と同じ、需要に到底達していない供給量の不足であったのです。
『需要と供給のバランス』
では先進資本主義国日本では如何でしょか。?
実は日本でも決定的にこの需給バランスが崩れているので今の数々の日本国の抱えている問題が噴出した。
ただし日本ではJDPの一割程度(45~50兆円)の潜在的供給過剰の状態が長い間続いているのでデフレが加速してしまったのですね。
ソ連はものを作る力が足らない(物不足)で崩壊したが、日本は消費が供給側に比べて少なすぎる(物余り状態)がどうにも解決できずに困っているのですね。
一世紀ほど前の帝国主義の時代なら、こんな場合の解決方法は実に簡単だったのです。
戦争に訴えて生産設備と生産人員を徹底的に破壊すると、危機に瀕していた資本主義がリフレッシュして需給のバランスが改善するのです。
だから20世紀は戦争が定期的に繰り返されたのですが、領土を奪い合う(資源調達型)形の19世紀型とは根本的に戦争目的が違っていたのですよ。
19世紀型は奪うことが目的ですから破壊は成るべく必要最小限に成るように戦争をしたんですが、リフレッシュ形の需給バランスの改善目的になると、恐ろしいことに目的がそもそも破壊と殺戮なのですから広島長崎や無差別絨毯爆撃やアウシュビッツの大量虐殺も、戦争目的から考えれば当然であったのです。
先進資本主義国のとは言え無いギリシャの例ですが、これは日本とはやっぱり大きく違い需給バランスが崩れているがソ連型に近い供給側に問題があるので日本とは大違いで通貨や国債の暴落の心配がある、ちょうど日本とは正反対のことが経済に起きているのです。
『自動車会社に例えて考えれば』
車を開発を担当する技術部は、性能の良い車を開発しさえすれば、そしてそのことを営業担当が顧客によく声明して理解を得られさえすれば、買ってもらえるに違いない、と考えがち。
対して、顧客と直に接している営業部は、車が売れる要素は必ずしも性能の良さだとは限らない。性能の良さに惹かれるのは一部のマニアだけだということを知っていて、大多数はそれ以外の要素――例えばステータスシンボルとしての車――が性能よりも大切だと考える。
共産党の考え方は、技術部の考え方、つまりテクノクラートの考え方。あらゆる要素が客観的に比較可能だという唯物論に立つ。一方、営業部的なものの考え方をしていたのが自民党だったのでしょう。
彼らの方が国民が何を欲しているのかが良く理解していた。理解していたどころか、官僚組織という技術部と結んで、自らの役割を『営業』だと定めていたんですね。
今ではコストカットのゴーンのために日産の技術水準はボロボロだとの噂があるが昔、当時のカルフォルニア州の世界一厳しい排ガス規制をクリアする為にトヨタは技術陣を大幅に増やして倍層するが、それ以前のトヨタの技術研究人員は日産の半分程度の少なさだったのです。
その為に実は出来上がったトヨトの自動車も技術的に日産には到底敵わなかったのですよ。
日本グランプリでのトヨタGT対日産スカイラインではトヨタ車は全く歯が立たず連敗していたのは有名な逸話なのですが、何しろマニアックな話で知っているのは極一部で販売(営業)では日産は業界第一位のトヨタにとうとう一度も勝てなかったのです。
『営業』ではトヨタに負け続けたが、作っていた自動車は性能でも耐久性でも日産が上で6年程度の車の寿命でも両社には半年以上の大きな差が出ていた。
北岳バットレスで遭難事故が起こり後始末に手間取り現場と家との名神と東名高速の400㌔と悪路で名高い野呂川林道50キロの往復900キロを何十回と往復したのですが車格としては同程度だったトヨタマーク2とスカイラインGTとが性能的に全く違うのですよ。
日産車の箱型スカイラインは高速の安定性だけではなく凄まじいダートコースの走行でも実に安定している。
対してトヨタ車は高速ではハンドルはぶれるし足元がふらつくし、穴ぼこだらけの地道走行ではショックアブソーバーがバウンドに耐え切れず腹をすり続けてオイルパンに穴が開く始末で取り得が見つからない。
性能に大きく差があるのですから当時日産車が売れたかと言うと営業網で大きく差があるのでトヨタの一人勝ちになる。
当時でもどんな地方でもトヨタの営業所はあったですから、何かの修繕とかアフターサービスに大きな差があったのです。
地方に行くほど業界第一位、シェア第一位が売れる傾向があり、色々な第一位の話を我妻の田舎の親戚筋と話したのですが彼によると性能で選べば車はトヨタ、電化製品は松下電器を必ず多少高くても買うそうです。
応援する野球チームは勿論9連覇の読売巨人軍なのですが、投票する政党も迷わず第一党の与党自民党だったのですよ。
ある程度は予想の範囲なのですが、これには流石にがっかりしました。
つまり、営業網を問題にするなら企業優先主義の営業方針の自民党に対し、庶民の生活・人間優先の日本共産党の営業網。
今までは自民党の企業優先の企業団体献金と天下りの営業網が強かった。しかし、それが違法な営業だという市民の運動を庶民営業で地道に訴えてきたのが日本共産党の営業力なのですよ。
したがって、日本共産党の営業力は勝利の原因であって敗北原因でも何でもないでしょうね。
敗北原因は営業力がないみたいな屁理屈ではありません。反共主義及び日本共産党の主体の側にある思想・理論上の内容、中身の不純物です。
要するに、ええこというてるし、ええことしてるし、地道に政策と生活相談してるけど、「腹の中では共産主義に持っていこうとして猫を被ってるだけ」
これが敗北原因ですね。庶民感情レベルでの。
官僚の天下りとか経団連の献金とかの表の目だった事柄だけに注目しておられていますが、それは事実の一端では有るが事実全体の真相とは大違いですよ。
1994年に細川8党連立内閣が何故10ヶ月で崩壊して仕舞い自民党が政権に復帰出来たのかを理解していますか。?
当時の小沢一郎ですが、今の南北さんとおなじ程度の認識であったので、まんまと自民党にしてやられたのですが16年経って小沢一郎は賢くなり本気で自民党の力の源泉を奪おうとしています。
特定郵便局局長会や医師会や歯科医師会、看護婦会や税理士や司法書士などの職能集団が全て自民党の下部組織であったのですよ。軍人遺族の各種手当ての給付でも自民党下部組織である遺族会が窓口一本化で一政党(自民党)の下部組織が厚生省の窓口を独占していたのです。
全ての日本の隅々まで張り巡らせたこの毛細血管のような職能組織が窓口一本化で自民党の下部組織でもあったのですよ。
政府の行う土地改良事業の県の代表は例えば石川県なら森元総理や京都府なら野中元幹事長など自民党の幹部がトップに君臨していて自動的に自民党の下部組織なのです。
これにいま小沢一郎が露骨に干渉して自分の配下に組み替えているのですよ。これが本当の保守政党の営業なのですよ。これでは社会党や共産党が逆立ちしても勝て無い仕組みが出来上がっているのです。
だから、日本共産党としては反自民党・公明党では、小沢一郎と共闘して、小沢一郎が徹底的に自民党の支持基盤を掘り崩すのを見ながら、ついでに、政治と金などの問題で小沢自身にも引退してもらうようにするのがベストと思いますね。
小沢の政治と金を共産党が報じたのは正解です。あれで、幹事長から裏方へ回り、党の人事権、党の財政の配分権限を失ったのですから。
今後も小沢が総理大臣などにならないように裏でシコシコ働いてもらうようなバランスが必要なので、代表戦に出馬するようなら小沢個人にターゲットを絞り、裏方でやってもらうように封じ込めながらも、反自民党・公明党では協力でしょう。
企業団体へ利益誘導するようなことは日本共産党の営業ではありませんが、公平公正な社会にするような営業力はありますので、営業力は今のままで拡大すればいいと思います。
農婦さんのような日本国が貧乏だった事を知っている団塊の世代の親の世代と、それ以降の豊かになった後の日本しか知らない世代では、価値観に大きな違いが出てしまたのでしょう。
だから今、色々な問題が生まれている。
ある意味では『仕方が無い』のですが65年前の『戦争の記憶の語り聞かせ』が平和を守るためには今の人達にとっても大事であるように、実は日本が貧乏であった歴史の『語り聞かせ』も大事なことで有ったのですが、戦争の記憶の風化現象と同じで、これが根本的に不足していた。
日本が貧乏だった記憶が完璧に失われているのですよ。
日本人全員が腹いっぱい食べれるようになったのはつい最近の数十年前からの特殊な話で、それ以前の数万年の有史以前からでは無いとの、誰でもが知っていて当たり前の事実が今の日本人は忘れ果てているのですよ。
ですから、戦争の生き証人であるヒロシマナガサキの被爆者の『語り聞かせ』が大事であるのと同じ理由で、実は農婦さんなど生きた歴史を知っている人たちの昔の真実の『語り聞かせ』も歴史を間違えない為には大切なことであると思います。
これが今の日本には根本的に不足して仕舞っているので間違いが繰り返されるのです。
あるいは、
何が主張したいかを、先ず御自分で決め手からコメントを書いてください。
一番最初のコメントで南北さんは、
>『日本共産党の草の根の営業網は創価学会・公明党の営業網と争っていますよ。』<
ブログ主、
(これは事実ですが、しかし続いて書かれている記述は)
>『自民党の営業網は企業向けの営業網ですね。庶民の生活・人間向けではありません。』<
ブログ主、
(到底、事実では有るとは言いがたいのですよ。
自民党の行動原理は大企業に奉仕するものですが、
その組織は、日本の全ての国民各層に張り巡らされており、誰であれ郵便も医者にも税理士にも農協にも関係せずに日本国内では生きていけない仕組みになっているのですが、その全てを自民党が押さえているのです。
ユニオンシップの労働組合が勝手に社民党支持になっているのと全く同じで、『窓口一本化』で自動的に自民党下部組織の組み入れられる仕組みが出来上がったいたのです。
決して自民党組織が企業向けで国民向けで無いとは言えないのですよ。)
やっていたことが結果的に国民の利益で無かっただけで、自民党組織は国民全てを対象としていたのですよ。
>『つまり、営業網を問題にするなら企業優先主義の営業方針の自民党に対し、庶民の生活・人間優先の日本共産党の営業網。
今までは自民党の企業優先の企業団体献金と天下りの営業網が強かった。しかし、それが違法な営業だという市民の運動を庶民営業で地道に訴えてきたのが日本共産党の営業力なのですよ。』<
ブログ主、
(言わんとすることは理解できるしそれ程間違いでも無いが、『営業力』との表現は例え話としては適当とはいえ無いでしょう。
この例えでは、判りやすくなるどころか余計に話が混乱します。)
だから、
>『したがって、日本共産党の営業力は勝利の原因であって敗北原因でも何でもないでしょうね。』<
なる頓珍漢な、正反対な結論になってしまうのですよ。
言っている事柄が、現実離れしすぎて支離滅裂で意味をなしていません。
南北さんのコメントは、困ったことに何が言いたいのかが誰にも分からない仕組みになっています。(書いている本人の南北さんも多分何を書いているかの自覚が無いのだろう)
自民党→営業力が弱い。
共産党→営業力が強い。
との南北さんの主張が真実であるかどうか、?共産党が営業で勝っているのであれば、それなら負けた原因は売っていた商品(政策や政治方針)が極端に悪かったことになるのですよ。
私の主張は南北さんとは正反対で、共産党は売っている商品(政策や方針)が勝っていたが、それを売るだけの営業力が劣っていたと主張しているのです。
これでは、全く正反対の主張であり、情勢判断なのですよ。
>『敗北原因は営業力がないみたいな屁理屈ではありません。反共主義及び日本共産党の主体の側にある思想・理論上の内容、中身の不純物です。』<
ですが、実にわかりにくい表現で何とでも解釈出来る代物で、一言でいうと不必要です。有るよりも無い方が読者の為には良いでしょう。
>『要するに、ええこというてるし、ええことしてるし、地道に政策と生活相談してるけど、「腹の中では共産主義に持っていこうとして猫を被ってるだけ」
これが敗北原因ですね。庶民感情レベルでの。』<
素晴らしい情勢判断であり、簡潔で的確な結論です。
私が今まで長々と何べんも何べんも記事にしてきた共産党の敗北原因を一言で言い切っています。
今の日本共産党の主張していることは正しいと庶民は思っているが、同時に政権を握ったときに中国やソ連や北朝鮮の悪い見本を知っているので心配しているのです。
まあ、完全には信用されていないのですね。
東西南北さんの最初のコメントが、この部分だけであれば、文句の付けようが無い素晴らしいコメントであるのですが、如何せん余分な間違い部分が多すぎて、何が言いたいのかが読者にさっぱり判らなくする特技が南北さんにはあるのですよ。
南北さん、コメントを今の10分の1に短縮してみませんか。ひょっとすると素晴らしいコメントに変身出来るかもしれません。
さて、残念ながら、現状においては共産党改革は事態を打開する必要条件ではあっても、もはや十分条件とはいえなくなっていると思います。
あまりにも対応が遅すぎました。事態が進行し過ぎました。
共産党批判をしましょうと言えば、たいてい社民党支持者による批判や極左過激派各派による批判などが寄せられるわけですが、別にその批判が間違っているというわけでもないのですが、考えてみれば、社民党や極左は共産党以上にポシャっているわけでして、それらの指示通りに共産党を改革したとしても、たいして勢力が拡大するようにも思えません。
つまり、日本においては世界に類を見ないほど左翼勢力が総体として衰退しているわけで、その中でついに共産党までもが衰退してきたとみるのが前提で、それを念頭において議論しないと今日的な議論にはならないでしょう。
だから、私としては共産党について言いたいことは山ほどあるのですが、「日本の左翼」という大枠についてもあわせて議論していきたいです。
自民党→企業や団体を優先し、人間を優先しないで企業や団体の道具にする営業網。締め付け、縛りつけ。
共産党→人間を優先し、個人献金を直接に集金し、個人の赤旗読者を獲得して政治資金、政治活動を行う営業網。企業、団体献金や天下り、企業・団体の特定政党支持、議決への批判と責任追及。自民党の営業網の違法性を告発。
しかがって、企業と団体より人間を優先する参政権、民主主義の原理を徹底している日本共産党の営業力の力ー赤旗、議会活動、集会、学習会、講演会、教育運動、出版販売活動、政策と生活相談などーが勝利の原因であって、敗北原因ではない。
敗北原因は日本共産党自身の主体にある思想上の共産主義の問題と併せてソ連・中国・北朝鮮のイメージと反共主義です。
後者の2つだけではありません。今現在の日本共産党自身の主体においても思想上の不純物が混ざっていることが大問題です。
大企業の国有化、賃金論、死刑執行容認論など、まだまだありますが、これが「大企業敵視」論、大企業の私有財産没収論、大企業の自由主義経済否定論、貨幣を無くしてみんな平等論、能力の高低があってもみんな同じ賃金論、憎悪の哲学なので微笑しながら死刑執行容認論、などの弱点になっているのですよ。この現実を直視し、今、除去しなければならない思想上・理論上の非科学的な不正、不純物です。
精一杯簡潔にして・・・・これですか・・・
先ず、全く簡潔ではない。同じ言葉がだらだら意味無く続けられている。(みんなが知っている事実はわざわざ何度も書く必要性は全くありません)
長いだけなら我慢も出来るが、長いので途中で自分が書いている意味を忘れるので正反対のことが同時に論じられている。
完璧に否定された論を懲りずに繰り返す不見識。
この記事に何が書いてあるのか。?
あるいは自分が何を書いているかの自覚があるのか。?
理解してから書き込むべきです。
今のコメント群は、全く現実無視の意味不明な書き込みです。
少しは読む方の失望感、苛立ちや腹立たしさを理解してください。
南北さんのコメント群はまさに『何故共産党は負け続けるか』のもっとも正しい(呼んだ読書の誰もが理解出来る)答えになっています。
悲劇というべきか、喜劇というべきか。
>要するに、ええこというてるし、ええことしてるし、地道に政策と生活相談してるけど、「腹の中では共産主義に持っていこうとして猫を被ってるだけ」
>これが敗北原因ですね。庶民感情レベルでの。
、なのですよ。