逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

遺産を食い潰した貴乃花の悲劇

2018年09月26日 | 経済
東京・江東区の貴乃花部屋=2018年1月4日 (唐突に引退を表明した貴乃花親方の場合は先代貴ノ花の残した大事な土俵がある中野新町の土地建物は相続後2年半で早々と売却し、その後は賃貸契約だったが財政事情は火の車。年間1000万近い賃貸料など維持費が確保できなくなる破産状態に陥った)

「土俵」手放した 貴乃花部屋物件は「即入居可」 9/26(水) 日刊スポーツ

貴乃花親方が、東京・江東区東砂に構える貴乃花部屋をすでに手放していたことが25日、分かった。会見で貴乃花親方は、土俵と共に部屋を残す意向を示した。
だが「即入居可」の貸倉庫物件として、不動産業者などが、新たな入居者を募集していた。 
現在、貴乃花部屋として構えている物件は、1カ月74万円余りで新たな入居者を募集していた。「即入居可」の貸倉庫として、もちろん相撲部屋だけではなく一般企業なども対象に広く募集。不動産業者は「手続きがスムーズに進めば2週間で入居できる物件です」と説明。2週間後には、企業のオフィスなどとして、利用が開始される可能性が出ていることが判明した。
部屋ではまだ力士らが生活しており、この日の朝には、貴乃花親方が退職の届け出を提出することを弟子に説明していた。何よりも日々の稽古を通じ、師弟ともに汗と思い出の詰まった場所。会見で貴乃花親方は「土俵に鍛えられてきたので(今後も)土俵には携わっていきたい。住まいでもある部屋には土俵もあるので、土俵は存続させたい」と話していた。
だが実際には、すでに手放していた。
若い力士が多く、千賀ノ浦部屋への所属先変更を知らされたばかりで、心の整理をつけるのも難しい。その中で、引っ越し作業、さらには11月の九州場所に向けて荷造りを並行して行わなければならない。現在8人在籍する力士のうち、関取衆は3人。若い衆と分け隔てなく、所属先変更の完了に向けた手続き、業務が急務となる。
この日の朝は部屋の前のガレージに、支度部屋で使う座布団などが入った明け荷が無造作に置かれていた。親方から説明を受ける前、明け荷を片付けていた春場所初土俵の貴正樹は「昨日(24日)から結えるようになりました」と、結って2日目のまげを誇らしげに触っていた。明け荷を入れるため開けたシャッターの内側には、引っ越しが迫る部屋とはほど遠い、山ほどの荷物が積まれていた。



『右翼の論客西部邁を真似たのか自殺までほのめかす貴乃花親方の引退(破産)記者会見の狂気』

大相撲の元関脇・貴闘力(50)が26日、TBS「あさチャン!」(月〜金曜前5・25)の生放送に出演。25日に日本相撲協会に引退(退職)届を提出したことを発表した貴乃花親方(46=元横綱)について、
「(9月場所の)10日目ぐらいから連絡してもつながらない」と最近は連絡が取れていないといい、貴乃花親方の今後については「何も考えてないのでは。死ぬんじゃないかというぐらいの気持ちがあるかもしれない。死なないで欲しい」と語った。 [ 2018年9月26日 07:45 ]
1カ月前の8月21日、秋田巡業に参加して朝稽古中に痙攣をおこして一時意識不明になり救急車で病院に搬送されている。ところが、翌日には歩いて退院、そのまま東京に帰って仕舞い地方巡業への帯同を打ち切っているが、(関係者が『熱中症だ』との発言あるだけで)診断書(病名)などは一切明らかにされていない。貴乃花親方の意識不明の原因ですが、仮病でないなら脳梗塞とか薬物中毒などの重篤な疾患が心配される。

『金の切れ目が縁の切れ目』何とも分かり易い話である。(^_^;) 


全総合月刊誌の過去10年の発行部数推移。(上から「文藝春秋」、創価学会の「潮」、JR東海の「ウェッジ」の三巨頭の推移)


安倍晋三と小川栄太郎の仲良しツーショット


「新潮45」を廃刊に追い込んだ小川榮太郎。「正論」新風大賞の受賞式で同時受賞した三浦瑠璃とのネトウヨ安倍晋三お馬鹿お友達のツーショット

安倍晋三(アベノミクス)という毒まんじゅうを食った、『創価学会の凋落』は明らかな事実だが、それ以上に業界ナンバーワンで芥川賞を主催してその遺産で食っていた文芸春秋の凋落が哀れである。
なるほど、発行部数が2万を切って採算ラインを割っている『新潮45』(新潮社の子会社)の今回の廃刊は自己破産寸前の貴乃花親方の廃業記者会見と同じだったのである。(世にはびこるネットウヨのお馬鹿路線は見た目ほどには金にならない)

菅野完事務所‏ @officeSugano · 9月19日
例えばこれもそうよね。
小川栄太郎が「文芸評論家」ってさ…
なんで「右翼団体・日本青年協議会の機関紙『祖国と青年』関係者」って正しい肩書きを名乗らないのかって話よね

GEISTE‏ @J_geiste 9月18日
小川榮太郎とかいう「文藝評論家」、90年代末に『文藝春秋』新人小説月評を担当した以外、主な文芸誌に一切評論掲載経験なし。15年に『小林秀雄の後の二十一章』という評論集を旧字旧仮名で出してて福田恆存とか好きなんだろうなとは思うが、あとはウヨ雑誌への寄稿ばかり。これ完全に自称評論家だよな

孫崎 享‏ @magosaki_ukeru  2018年9月25日
自民党の杉田水脈衆院議員が同性カップルを念頭に「生産性がない」などと主張した問題で、擁護の特集を行った月刊誌「新潮45」、限りなく廃刊に近い休刊を決定。背景に月刊誌の低迷。発売部数新潮45 16,800 、中央公論 24,667 Voice 18,267 ,

野完事務所‏ @officeSugano · 9月21日
新潮45の一連のていたらくは、昭和12年ぐらいの帝国陸軍のアホさと同じだ… ってのが、今日の取材の結果で僕が思うこと。
主義主張とか戦略とかの前の話。単純に「そろばん勘定が下手くそ」ってことだと思う。

菅野完事務所‏ @officeSugano 9月25日
マルコポーロ廃刊でクソの役にも立たないことがわかった花田編集長が文藝春秋退社後自分の名前を冠した「HANADA」って雑誌だしてんだから「アホは被害者ポジションを取る」「マルコポーロ事件を業界としても総括できてない」「新潮45みたいなことはまた起こる」ってことの証左なんじゃないですかね?

菅野完事務所‏ @officeSugano 9月25日
まあ花田紀凱は、作った雑誌や売った雑誌よりも、潰した雑誌の数の方が段違いで多いんだけどねw

菅野完事務所‏ @officeSugano 9月26日
ヘイト本売れてないんですよ。売れてるように勘違いされてるだけで。
「ヘイト本は売れてない」という厳然たる事実を見つめましょう

菅野完事務所‏ @officeSugano · 9月26日
ヘイト本が売れてるように勘違いされてる理由は、本屋に仰山並ぶからで、なんであんな粗製乱造なものが本屋に並ぶかって、ごく一握りの人生の敗残者と新興宗教の人を相手にする「アホ相手の商売」だから、粗製乱造でも客が気づかないので、作る側が手を抜けるからよ。売れてるんじゃない楽してるだけ。

『ネットウヨ路線まっしぐらの産経新聞の購読数の推移を見れば明らかだが、歴史の流れに取り残された斜陽産業』
★注、
ネット世界ではヘイトの女王櫻井よしことか曽野綾子など、一定数の市場規模があるが、ネットウヨ業界の乱立で過当競争で共倒れが起きているのだろうか、所詮は北朝鮮バッシングのあだ花程度で本当の実数はみんなが思っているよりもはるかに少ない。 


『過去の遺産を食いつぶした結果、とうとう来なかった第三次ベビーブーム』

第二次世界大戦後に起きたベビーブーム(1947年~1949年)ですが、その団塊の世代の子供たちでも第二次ベビーブームが起きている。ところが、バブル崩壊後の小泉竹中路線(消費税増税と派遣労働の解禁)の『悪魔の碾き臼』新自由主義で子供を産む若者世代を徹底的に苛めた結果、第三次ベビーブームが起きず日本は極端な少子高齢化社会に突入した。これも過去の遺産を食いつぶした結果である。



ちなみに第二次世界大戦後のベビーブームはアメリカでも起きていたが3年間限定の短期間だった日本とは大きく違い、19年も長期間にわたってベビーブームが続いていた。



『日本の若者たちの「自動車離れ」ではなくて、その本質は若者たちの「金離れ」(貧困化)』

今回は経団連の元会長とかトヨタ自動車の社長を歴任した豊田 章一郞が来年に予定されている消費税10%増税で日本経済が致命的に冷え込むので、『新車販売が30万台減少し、雇用が9万人失われる』と発言しているが、これも貴乃花親方や新潮45などと同じで、過去の遺産を食いつぶした悪しき例であろう。(中国に対してアメリカの貿易収支の赤字に噛みついたトランプさんが日本に対しても同じ態度なのです。ところが、そもそも現在の日本の対米黒字の8割はトヨタなど自動車関連だった)

『世界的に例がないデフレ(穏やかに死につつある日本)の最大要因とは、成功し過ぎた労務対策(戦わない労組)だった』
★注、
労使協調(連合)でストライキが無い日本の自動車産業とは違い、何んと、戦う労働組合を持つ韓国のヒュンダイ(現代)自動車の労働者の平均賃金が日本のトップであるトヨタを上回ったことが朝鮮日報など韓国のマスコミでは大ニュースになるが、この事実を日本のマスコミは一切報じていない。




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