我的網球日記

昨日の自分を越え、身近な幸せに感謝するための自叙伝!

面子

2009-12-13 | 中国
写真は中国「吉野屋」。やはり、牛丼は懐かしく美味しい。日本には無いであろう新メニューすき焼きセットなんかがある。


今週は予定外に忙しかった。新製品のサンプル納期が早まったり、急遽会議に招集されたり…。お客さんが日本なので、年内中に決めたいことが多いからだろう。こちらの気候のせいか?雰囲気のせいか?全然年末のせわしい気はしない。こっちのまったりしたテンションだと仕事では中々辛い。

さて、上司不在の急な会議で中国人の『面子』?を感じる部分があった。

日本人のお客さんからの呼び出して、工場各部門責任者・弊社が出席。現場工場者と訪問オフィスへ着いたがいいが、香港本部の女性秘書が遅刻。時間ギリギリなので先に訪問しようと声掛けするも、工場現場責任者は彼女を待つという。。。総経理に告げ口されることを恐れての行動だろう。最近、経理のリストラが多いし敏感なのは仕方ない(余談だが、こちらの習慣で食事中「鳥の頭」を向けられたら「首(リストラ)」という意味を示すよう)。
会議では、日本人トップ(お客さん)が中心になり質問攻め。弊社が工場管理の立場として、何とか切り返す(上司不在で穴だらけ)。日本語中心の問答、進行も弊社(日本人)ということで彼女のプライドが気に触ったようだ。後で会議内容を説明しようとすると、「分かっている」と言って先帰ってしまった。翌日、謝って修復したものの「文化の違い」を改めて感じた。彼女からしたら、会議メンバーを彼女が招集しているので自身で中心となり会議を運営したかったのだろう。お客さんからすれば、工場と直接するのでなく管理者(弊社)の立場を気遣っているからでどっちが上とか下とかではないのだけど。他の各部門経理も、彼女の手前だからか良い顔をしようと飛躍した発言をどんどんする。嘘を言っているわけでないが、どうもこの感覚は日本人の僕には未だ理解できない(見栄とはまた違うんだろうが…)。とにかく、工場サイドをガッチリ固めるための準備が足りなかったと反省然り。


来て4ヶ月、未だ未だお客さんの信頼も工場スタッフ(と香港本部)の信頼も今ひとつ。謙虚に謙虚に徐々に関係構築することが大事。「俺はやっている」という自己満足を改めるには、良い契機だった。

今年も後残り僅か。中国での仕事を通して、文化の違いを感じられる瞬間が多くなったのはまずまずかと にしても、世界中で女性は強いんですねw