広東省 深センにて、武漢案件と関連が認められない重症肺炎案件が報じられています。国内報道でも第一報が。
- 41歳女性、インド国籍
- 1月11日午前に蛇口人民医院受診、症状悪化により南山区人民医院に転送。
- 咳嗽1週間、発熱2日間、受診後呼吸困難。
- SARS/MERS・インフル・新型コロナ・鳥インフルは否定。
- 武漢肺炎との関連も否定。
- 渡航歴なし(深センで働いている)、学校の同僚・家族などに同症状なし。他の感染者との接触なし。
感染者は41歳インド国籍で教師(見出しから女教師と強調されている)です。武漢肺炎では、市場の商店主やバイヤーたちと発表されていますから、社会的階層・行動様式・食行動がまったく異なる群であることが気になります。
鳥インフルH7N9が上海・江蘇省・浙江省で最初にデビューした年、感染したのは鳥市場に出入りした層、食糧を市場で調達する庶民層ばかりでした。富裕層はそのような場所には行かず、スーパーで冷蔵冷凍チキンを買うのが標準的行動です(その後、都市を経てH7N9は拡大しそんな事も言っておれなくなった)。
武漢新型コロナも、初年度の今年はほぼ同様のことで始まっています。しかしながら、今回の深セン案件はインド人教師、おそらくは、良家の子女たちが通う高級市立で英語で授業する人なのでしょう。武漢の市場のおっちゃんたちとは異なる行動範囲に行動様式。おそらくは異なる経緯の感染と思われます。接触者調査の結果を待ちたいところです。
深圳女教師肺炎重症入院 暫排除與武漢疫情有關 (22:38)
現場の病院
https://wy.guahao.com/hospital/986bd4cf-c720-11e1-913c-5cf9dd2e7135000
https://news.sina.cn/sh/2020-01-12/detail-iihnzahk3672417.d.html
深圳收治一例重症肺炎病例 发病前未去过外地