カンボジアの鳥インフル流行で、ウイルス遺伝子のReplikinが増加していた。だからこれを指標にすればパンデミックを予見し抑え込む方法がわかるかもしれない・・・との報告。
- 2009年カンボジアにおいて、H5N1のReplikinをカウントしたところ上昇確認。アミノ酸100中のレプリキン数。A marked increase in the H5N1 pB1 Lethality Gene Replikin Count (number of Replikins per 100 amino acids)
- この上昇が、その後のカンボジアにおけるヒト感染を含むH5N1流行を予見する格好になっている。
- この現象に地理的特異性が認められ、すると、レプリキン上昇を指標にして将来のパンデミックを予見する道具になるのではと推測される。
- また、推測するだけでなく、ワクチンを急増してパンデミックを防ぐことも出来るかもしれない。
- 遺伝子本体を含まないペプタイドのみの合成ワクチンならば1週間で開発でき、フリーズドライ製法で流通することも可能となる。(Completely synthetic solid phase vaccines, composed of peptides only (not DNA, avoiding the risks of vaccine DNA being permanently incorporated into human genomes), synthesized in seven days, and shipped in freeze-dried form
Roplikinをカウントしたら、近い将来のパンデミックが予想できる。その予想に基づいて、1週間でワクチンを急造できる。そのワクチンはカップ麺みたくフリーズドライ製法でどんどん出荷できる。
何やら、SF小説みたいなお話ですね。とはいえ、100年前には普通の人が空を飛んで旅行できるなど誰も信じていなかったわけで、数十年後にはそういう世の中が来る可能性は十分にあるのでしょう。
Increase in Genomic Replikin Counts Predicted Recent Avian Flu (H5N1) Outbreak in Cambodia