新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

新型コロナは気候で変わるのか

2020-03-20 21:04:19 | 新型コロナウイルス/COVID-19/SARS-CoV-2/武漢肺炎

新型コロナは気候で変わるのか。市中感染が起こっているところ起こっていないところを比較、気候データをERA-5 reanalysisで調べた報告

  • 市中感染がひろがっているのはおおむね北緯30-50度
  • これらの地域では、気温5-11℃、湿度もおおむね同じ low specific (3-6 g/kg) and absolute humidity (4-7 g/m3).
  • 市中感染が起こっているのは、限られた緯度・温度・湿度の範囲内。
  • 気候モデルを使えば、次の1週間で流行が起こりそうな場所を予想することが出来、公衆衛生のポイントを絞ることができる。

馴染みのない気候データの図が並んで、その方面の知識がないと難解な論文ですが、要は気象学のノウハウを使えば、数週間後にどこがやばいかわかるということのようです。

この理論で、東京五輪の頃は大丈夫!と証明できたりはしないものかなあ・・・

⇩からpdfを無料ダウンロードできます。

https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=3550308

Temperature, Humidity and Latitude Analysis to Predict Potential Spread and Seasonality for COVID-19

 

14 Pages Posted: 9 Mar 2020 Last revised: 17 Mar 2020

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新型コロナウイルスは腎臓を... | トップ | 新型コロナ対策は「かみかみ... »
最新の画像もっと見る

新型コロナウイルス/COVID-19/SARS-CoV-2/武漢肺炎」カテゴリの最新記事