ランセットのレター。オックスフォード大学Robin Thompson氏。注目すべき点だけ抜き書き
- 基本再生産数(ここでは2.2を採用)を1以下におさえられればよいが、無症候感染があると難しくなる。
- しかし、無症候感染のエビデンスはほとんどない。
- 仮に無症候時の感染が感染全体の20%を占めるとしても(この数字は、過大評価されているといわれるSARSの半分として)、80%をしめる有症状者からの感染、つまり有症状者の隔離ができれば抑え込みは可能ではないか。
- 有症状者の隔離といっても、症状が軽ければ難しくもなる。だから、無症候者を(滞在歴だけで)隔離することに意味がないともいえない。その場合、ウイルスをもっていないのに隔離される者のコストにも配慮が必要である。
- 有症状者、軽症の場合の自宅隔離についても考慮すべきで、これだけでも中国国外における持続的感染拡大は防げるのだ。
レターではありますが、いずれちゃんとした数字が出てくるのでしょうが、ランセットだ英オックスフォード大だというクレジットが付いています。頭に血が上っていきり立ってる人に、とりあえずぶつけて落ち着いていただくための知見としてはお役に立つかもです。
https://www.thelancet.com/pdfs/journals/laninf/PIIS1473-3099(20)30068-2.pdf
Pandemic potential of
2019-nCoV