ここのところマスコミを賑わせている「診療拒否問題」、渡航歴もないけれど診てもらえなかった・・・という声をとりあげるものです。
最初から見ていると、毎日がスクープを飛ばし、翌日から各紙があわてて追いかけているという構造。皆んなで単線の線路を順番に走っているみたいです。
ただ、こういう単線線路突っ走り型だと、ほどなく飽きられます。
違う切り口を提案。
あるサイトに、こんな現場の声が載っていました。
今回の報道で泡食った厚労省が出したおふれは
「医療機関には抗がん剤を使ったり、白血病の治療中であるなど、免疫機能が低下した患者が多数いる。にもかかわらず、今回の事務連絡はこうした患者がいても、新型インフルエンザの疑いのある患者を断るな、という内容」だと。
つまり、免疫能低下、通常の人間なら何でもない病原体でも感染してしまう抵抗力の落ちた患者のいる場所における、受診受入れのあり方は如何に?と。
今回先行している毎日は、昨年から医療記事充実方針にて各科医師との人脈豊富なはずですので、色々尋ねて声集めてはと思います。 他紙・TVも、ただ"追いかけ”だけじゃ読者に飽きられるので、たとえば、「あなたが癌末期で入院しているとします。そこに発熱者がどっと押し寄せてきたら、自分の主治医にはどう行動してもらいたいですか」など街頭インタビューとかネット投票とか行って世論を調べてみてはと思います。
マスコミの皆さんの多面的な頭の回転を拝見したいと期待する次第です。
「諸君、担当医は、院長命に背き患者の診察を放棄した。受け入れ態勢がないから医療は出来んと言って患者の診察を勝手に断りよった。これが病院か。病院は受け入れ態勢がなくても受け入れをしなければならないのだ。検査キットがない、やれタミフルがない、リレンザがないなどは診察を放棄する理由にならぬ。
(中略)
担当医には応召義務があるということを忘れちゃいかん。病院は公立である。市長が守って下さる・・・」
以下、訓示は一時間以上も続いたため、当直明け通常勤務後の残業の連続で、抵抗力の落ちている医師がウイルスに罹り、病気で抵抗力の落ちた入院患者および外来患者に伝染する事態となった。
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