日本人感染者の発生が確認されました。
また、前日にはシカゴで日本人感染者の発生が報じられました。
まずは落ち着きましょう。
そして、この問題から波及するかもしれない社会的問題を阻止することを考えましょう。
海外在住者、海外渡航者から感染者が確認され、日本国内のヒトーヒト感染が未発生。
この段階の最重要課題は「海外帰国者のメンタルヘルス」です。
2003年SARS@北京の経験から、ぜひ強調しておきたいことです。 当時、北京から日本に一時帰国した駐在員・家族は不合理にも辛い思いをしました。 ある方は、親類の葬儀にも出るなと言われました。 また、ある子どもは、小学校に転校受入れなかなかしてもらえず、宙ぶらりんな状態におかれました。 「SARS君」というあだ名つけられいじめに遭った子供がいました。 「北京帰り」というレッテルであたかもばい菌扱い。
管理人は職務上、北京を離れるわけにゆかないのでこれらの経験は収束後戻った方々から聞いただけですが、日本人の醜悪な一面を垣間見てはらわたが煮えくり返る思いをしました。
我々日本人は、イザヤベンダサンに指摘されるまでもなく、農耕民族の末裔です。均質指向、異質なものを排除しようとするDNAを持っている、しっかり自覚していないと、異質なものに対しイジメという愚劣な挙に出る行動がありがちということを自覚すべきでしょう。
インフルエンザの潜伏期は4~5日です。10日間という日数は十二分以上の余裕をもった数字です。
海外から戻り、10日間という時間を経たらもう、完全にノープロブラムです。また、感染が確認された人間は、現段階では、感染症指定病院にて感染症のプロの手により念には念を入れた診療→100%と断言できるお墨付きを得て退院してきます。
これらの方々に対し、いじめの動き、排除の動き、心にトラウマを及ぼしそうな動きが決して及ばないよう最大限の配慮をする。
そして、いじめの動き、排除の動き、心にトラウマを及ぼしそうな動きが小さな芽でもあれば、一刻も早く摘み取る。
学校では教育者の、会社では管理者の、力量の見せ所だと思います。
また、マスコミの皆さんにおかれても、海外帰国者が不合理な目に遭ってはいけないというメッセージを強く打ち出していただきたいと思います。
今回の感染確認された大阪の府立高校。 いじめ、あるいは、親目線から排除の動きが無いかどうかのチェック。 「自分とこの子はカナダ帰りとクラス変えよとか」何とか言い出すモンスターペアレントが現れたら直ちに(子供達の心にトラウマが及ぶ前にという意味)非難のメッセージを出す。
今後も、段階・状況に応じて提案をしてゆきたいと思います。
ワクチンは速やかに国民へ配布されるのでしょうか?
ということの大きさを、彼らが理解してくれたらいいなぁとは思います。
例えば、持ち帰られたウィルスが身近な人に感染し、
万一命を落としたとしたら、やはり憎みます。
仕方がないんだ、と思うまでには時間がかかると思います。
恐ろしい伝染病患者のような扱いを受ける理由などないのです。
それよりもワクチンが既に存在しているにもかかわらず季節性インフルエンザの予防接種をしないで季節性インフルエンザに罹患し
家族や職場に迷惑をかける人間のほうがよっぽどタチが悪いと思います。
ニュースで毎日毎日あちこちで「疑い患者が発生した」「検査の結果新型では無かった」と情報を流していますが、あれなんとか止めてもらえませんかね。そんな不確定な情報はまったく必要ないですよね。