神戸の新型インフルエンザ感染例について、西神戸医療センター&神戸中央市民病院の43例の概略について厚労省HPにアップされています。
とりあえず、明日の地元紙の講演に間に合わせるべくパワーポイントに追加したものです。2分間で話せる内容のみ抜粋。
元ソースには他にも色々書いてありますのでクリックしてください↓
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090520-01.html
年齢:中央値17歳(5~44歳)
基礎疾患:慢性気管支喘息(15.8%)
昨シーズン季節性インフルワクチン接種歴:52.4%
昨シーズン季節性インフルエンザ罹患歴:7.5%
臨床症状:38℃以上の発熱(約90%)
倦怠感・熱感・咳・咽頭痛(60~80%)
鼻汁・鼻閉・頭痛(約50%)
消化器症状(嘔吐・下痢)(約10%弱)
結膜炎(約7%)
検査所見:白血球3200~11400
CRP 0.1~9.2
治療:抗インフルエンザ薬投与 39/43例
(タミフル19例、リレンザ20例)
非投与 3例
入院適応:大半は入院要する臨床状況なし。
人工呼吸:なし
死亡例:なし
入院が必要と考えられたのは1例。
強い下腹部痛。
まぁ、実はとっくに出ていたわけだ。隠していただけで・・・というわけで、神戸と大阪で「猛威をふるっている」とされる豚インフルエンザですが、東京では患者の報告がありません。なぜだと思います?
答えは簡単です。東京都の衛生部局から、「キリがないので新型インフルエンザ用のPCR検査をするな。」というお達しが出ているからです。要するに検査をしていないから患者がいないことになっているのです。
東京都では、「3人以上まとめての発熱患者がいる。」などの極めて稀な場合を除いて神戸や大阪のように検査をしないことになっています。なんでも石原都知事の指示だとか。
さっき、八王子の女子高生に新型インフルエンザと出ました。誰かが漏らしたんでしょうね